金色のガッシュ 同人。 金色のガッシュ!!

金色のガッシュ!!(漫画)で、恵が清麿に告白するのは、何巻なん...

金色のガッシュ 同人

「私たちの明日を作るんだから。 」 概要 主人公・の幼馴染である魔物の少女。 本作のヒロインの一人であり、パートナーは。 長く赤い髪とピンクの服の可愛らしい外見ながら、キレると怖いやや勝気な性格。 しかし心根はとても優しく、まだまだ年頃の女の子らしさを見せつつも仲間を守るために戦いに臨む芯の強さも併せ持つ。 ガッシュのに興味を持ったり、遊園地のアトラクションを怖がったりと結構子供っぽい。 魔界に居た頃から、 怒ると他の魔物の首をのチューブの如く全力で引き絞る「首絞めティオ」として同年代から恐れられていた。 本人は否定しているものの、現在でもガッシュやキャンチョメがよく被害に遭っている。 プロフィール 本の色 朱色 属性 聖 人間換算年齢 6歳 家族構成 父・母・姉・弟 好きな食べ物 魚、シーチキン、ケーキ 趣味 歌、ダンス、首絞め、恵のマネ 握力 80〜120kg(自称150kg) 経緯 魔界に居た頃は仲が良かったはずの魔物・マルスに、人間界で再会した途端に無慈悲に襲撃された経験がある。 「友達でも関係なく戦わなければいけない」という残酷なルールを痛感した彼女は、かつて自分を救ってくれた恵に感謝しつつも、戦いに巻き込んで傷つけてしまったり、活動に支障が出かねない現状を深く思い悩んでいた。 普段は明るく振舞っていても、夜になると眠ることすら出来ずに怯える日々が続いていた。 しかしある日のコンサート中、会場の隅で偶然ガッシュと再会。 彼が記憶を失っていることに困惑しているうちに更にマルスが襲撃。 そこでガッシュに身を挺して助けられる。 魔界では弱虫だったガッシュが、記憶を失っているにも関わらず自分を助けようと命懸けで戦う姿に勇気をもらい、ガッシュに言われた通りを探しに行く。 しかし過去のトラウマから信じ切ることができず、苦渋の決断で恵を呼んでガッシュを助けに戻る。 結果的にピンチに陥るものの、そこに異変を察知した清磨が駆けつけ形勢逆転。 更に戦いが終わった後も、自分たちと戦おうとしない清磨とガッシュと話したことで遂に過去のトラウマを払拭し、信じられる仲間と出会えたことに安堵する。 そしてガッシュたちと同じく 「優しい 女 王様」になることを約束し、ライブを再開。 ティオはその裏で、夜眠れなかったことが嘘のように幸せそうな笑顔で眠るのだった。 対人関係 素直ではないが、ガッシュにはを寄せている。 当初は清磨に好意を持っていたような場面もあるが、恐らくは助けてもらった際の感謝と憧れが混ざったもの。 ガッシュとは公園で遊んだり特訓したりと、戦い以外の日ごろの生活でも結構一緒に過ごしている。 戦いが進むにつれて魔界の状況が明らかになり、「負けたら魂となり勝者の気分次第で消滅する」という衝撃の事実を突きつけられ、ティオは徐々に精神的に不安定になっていく。 しかし成長したガッシュの堂々とした姿を見たことで決意を新たにし、「皆の明日を作る」という強い思いで決戦に臨む。 また、ガッシュやと同じ魔界学校の同級生であるとは学校の幼児部の頃からの仲であり、その時の遠足で自分のおやつを落として泣いていた時にコルルからおやつを分けてもらったことをきっかけに仲良くなった。 ウォンレイとは、お互いに「大切なものを守る戦い」という点で通じるものがあったのか、中盤で師弟関係のようになっていた。 彼の最後の戦いもリィエンと共に見届けた。 呪文 術は主にやといった補助系がほとんど。 攻撃手段はほとんど持ち合わせていないが、集団戦においては仲間たちを幾度となくピンチから救ってきた頼もしいである。 セウシル 自身の全方位を防御する型のを展開。 地上では地中からの攻撃を防ぐことはできないが、空中では完全な球形となる。 物語が進むにつれて装甲の薄さが目立つようになるが、咄嗟の全方位防御として中盤までは非常に有用な術であった。 鋭いを飛ばす、ティオのほぼ唯一の攻撃呪文。 威力は低く、魔物なら素手で防いでも軽い出血程度で済んでしまう。 殆どの場合は本の持ち主を気絶させたり、本を破壊するために使う。 マ・セシルド 自らの前方に巨大な円状のを展開する呪文。 ギガノ級程度なら余裕で防ぐほどの強さを誇る。 破壊されたとしても時間に余裕ができるため、強敵相手に重宝した。 ギガ・ラ・セウシル セウシルと同じようなバリアを、相手の周囲に展開する呪文。 脱出のため内側から壊そうとしても、敵の攻撃を跳ね返してしまう。 強度はセウシルよりやや上で、相手の消耗を誘うのに使う。 サイフォジオ 作中でも非常に珍しい呪文で、翼の生えたを召喚し傷を癒す。 体だけでなく、心の力も呪文を1・2回唱えられる程度に回復する。 とても頼りになるのだが、その方法が 「剣を味方にぶっ刺して回復させる」というおっかないものなので、初見は敵も味方も腰を抜かす。 チャージル・サイフォドン 見た目はサイフォジオに似ているが、女神の上半身が巨大な聖剣を手にしたような姿をしており、ティオのダメージや怒りが蓄積する毎に女神の顔が凶悪化し、威力も上昇する。 からなどの散々な恥辱を受けた怒りから覚醒した呪文で、恵も当初は「読むのが怖い」と躊躇っていた(対モモン戦で初めて使用した際、この術でモモンを撃破したティオは、まるで全ての怒りや憎しみを吐き出したかのように清々しい顔になっていた)。 恵は初めて「チャージル・セシルドン」を使った際、「本来は『チャージル・セシルドン』だけを覚えるはずだったが、モモンの悪戯で凶暴化していたせいで攻撃的な『チャージル・サイフォドン』を偶然覚えてしまった」と推測している。 チャージル・セシルドン 巨大な盾で敵の攻撃を吸収する呪文。 ティオの 「誰かを守りたい」という思いに応じて強くなり、傷ついた仲間を思い浮かべるほどに強度が飛躍的に上昇する。 元々はサイフォドンと同じタイミングで出ていたが、ティオの守りたい想いが足りなかったため本に出ても読めない状態だった。 原作では非常に強力で、結果論だが の最強呪文「ジガディラス・ウル・ザケルガ」すら防いだほど。 その後デュフォーとの特訓で、の最強クラスの呪文(シン級)と渡り合える程に強化された。 リマ・チャージル・セシルドン チャージル・セシルドンを二つ同時に出現させる。 左右の手でそれぞれを動かすことも可能。 シン・サイフォジオ 「シン」の呪文の一つ。 4方向に伸びる剣を出現させ、自分以外の味方を回復させる。 クリア・ノートとの決戦の際に、金色に輝き出したガッシュの本に現れた。 ギガノ・サイス ゲームオリジナルの呪文。 ハート型のエネルギー弾を放つ。

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ティオ(金色のガッシュ!!) (てぃお)とは【ピクシブ百科事典】

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「泣け」 ゆっくりと伸びてきた力強い腕に導かれるまま、コトンと彼の胸に頭を落とすと、その胸を覆っている毛皮の長い毛足が、やんわりとシェリーの頬をくすぐった。 (ブラゴ……) ベッドに腰掛けたシェリーの目の前に立っているのは、彼女を魔界の王を決める戦いのパートナーとして選んだ魔物の子供だ。 意志の強そうな口元と、鋭い眼光、特長ともいえる黒い毛皮に身を包み、とても子供とは思えない老成した雰囲気を持つ彼は、今にも泣き出しそうな表情で顔を上げたシェリーの頭を胸に引き寄せ、 「やせ我慢するぐらいなら泣いてすっきりしろ」 ぶっきらぼうだが、しかし、その中に確かに優しさを含んだ声音で静かに言った。 (貴方らしくないわね……) 彼は常に彼女に強さを求めてきた。 だが今の彼は普段とは正反対の言葉を口にしている。 らしくないその言葉にくすりと笑みが漏れ、心の中で小さく悪態をついたものの、裏腹に青い瞳にはジワリと涙が滲んだ。 毛皮に押し付けられたシェリーの顔が泣き笑いに歪み、水の幕の向こうで視界が揺れる。 「有難う…」 俯き小さく呟いた瞬間、限界まで達していた涙は堰を切ったように流れ出し、同時に固く引き結ばれていた唇から嗚咽が漏れた。 ブラゴの背中に両腕を回し、シェリーはその黒い背中に爪を立て強く握り締める。 子供のように泣きじゃくりながら、ブラゴにすがりつく。 きつくしがみついてくる彼女をしっかりと抱きとめ、ブラゴは細い腰に腕を回した。 室内にシェリーの唇から漏れた低い嗚咽が流れ、彼と一つの影となった彼女の白い頬を、湧き出す涙が次々に伝い落ちてゆく。 顎で珠を結んだ雫たちは、煌く珠となって毛皮の表面を滑っていった。 [newpage] (………臭い) 突然彼女を襲った嗅覚を破壊しかねない匂いに、脳天を直撃されたような衝撃を受け、シェリーは涙に濡れた顔を思いっきりしかめた。 なんともいえないすっぱい匂いが、顔を埋めたブラゴの毛皮から立ち上っている。 長い毛足が密に生えたその中にたっぷりと閉じ込められていた、ツンと鼻を突くその匂い。 と同時に、むっとするほどの獣臭さを感じさせる、それ。 (なんなの、この匂い…!) 今迄これほどの近距離で接することが無かったせいで気が付かなかったが、激烈な臭いを放つその毛皮は、余りの悪臭に一嗅ぎで鼻が曲がってしまいそうな錯覚すら起こさせる。 顔を埋めたことで胸いっぱいにその悪臭を吸い込んでしまい、頭がくらくらするほどの臭気に耐えかねたシェリーは、思わず白い指先で形のよい鼻先を覆った。 彼の背に回していた腕をそろそろと解き、眉間に深い皺を刻んで、ゆっくりとした動作でブラゴの胸から顔を上げる。 「……どうした?」 真下を向く形で自分に注がれている赤い瞳を無言で見上げると、ブラゴは不思議そうな表情で、突然ピタリと泣き止み顔を上げた彼女を見下ろした。 こんなにも臭い匂いを放つ毛皮を身に纏っているというのに、ブラゴの様子は普段と変わらない。 「どうしたって…?」 逆に問いかけられたシェリーが驚いてしまい、つい無遠慮に彼女はブラゴの顔をマジマジと眺め回した。 まさか、ブラゴは自分の毛皮から立ち上る匂いに気がついていないのだろうか? その証拠に、これほどにも強烈な匂いを放っているというのに、その原因を纏った本人は平然としている。 人間よりもはるかに嗅覚に優れている魔物である彼が、この悪臭に気がつかないはずがないのに。 「ブラゴ、貴方……」 (この匂いに気が付かないの!?) 喉まででかかった言葉を寸前で飲み込み、シェリーは唇を引き結んだ。 (自分の体臭というものは本人には分からないというから、もしかしてそういうことなのかしら?) 何かの本でそのような事を読んだ気がする。 匂いが身近にありすぎると、反対に本人には自覚できないものらしい。 ということは、四六時中この毛皮を纏っているブラゴにも、この条件が当てはまるのではないか? めまぐるしく頭を回転させ、最終的にそのような結論に達し、きっとそうに違いないわ、シェリーは一人納得した。 だが、自分の体臭に気が付く気が付かないなど、今はどうでもいい。 問題はこの匂いである。 余りにも、臭いのだ。 眉をしかめつつ、原因である毛皮に視線を落とし、そこでシェリーはハタ、と気がついた。 (そういえばブラゴはこの服を毎日毎日着ているけど、いつ洗濯しているのかしら……?) かくいう彼女も毎日同じデザインのドレスを身につけているが、シェリーの場合は何着も同じものを用意してあるだけで、一枚をずっと着続けているわけではない。 だがブラゴの場合、初めて会ったときに持っていたのは彼自身の魔本だけだった。 本以外に着替えも持たず、彼は身一つで人間界にやってきたのだから。 雨に濡れようが泥だらけになろうが、彼は頑として他の衣服を身に纏おうとはせず、それゆえ自分の服装に確固たるポリシーでもあるのかと思い、シェリーは今まで無理にブラゴに着替えさせることをしなかった。 (でも、これ一枚しかないのでは、洗濯もままならないのではないのかしら……) 彼の特徴とも言える、黒い毛皮。 彼女の記憶にある限り、彼はいつもこの毛皮を身に纏っている。 そう、四六時中、一時も離すことなく。 冷静に考えた末に怖い考えが湧きあがり、シェリーはゆっくりとすがりついていた毛皮から体を起こした。 「シェリー?」 のろのろとぎこちない動きでブラゴの胸から離れていくと、不自然な動きを疑問に思ったのだろうか、訝しげに瞳を細め、ブラゴは彼女の名前を呼んだ。 その赤い瞳を物言いたげに見つめ返し、中途半端に口を開いたものの、しかし、やっぱりシェリーは唇を閉じた。 訊きたい。 けれど、ものすごく怖い答えが返ってきそうな気がして、訊くに訊けないのだ。 開いて、閉じて、もう一度開いて、やっぱり閉じて。 相反する心を表すように、何度も金魚のように口をパクパクさせる彼女を、ブラゴは益々不審そうに見ている。 だが、何度か同じ動作を繰り返した後、シェリーは遂に腹を決めた。 多分、十中八九、彼女の予想する答えが返ってくると思う。 けれども、今確かめないで、それを見過ごすことはできそうもない。 完全にブラゴから体を離し、居住まいを正すべく深くベッドに座りなおすと、彼女の動きにあわせて、ギシ、とスプリングが鈍く軋む。 瞳を閉じ、何度も深呼吸を繰り返し、気持ちを静めて。 今なら、どんな答えが返ってきても大丈夫そうだ。 瞳を開くとブラゴと目が合った。 その赤い瞳を見つめ返しながら、最後にもう一度深呼吸をした後、シェリーは恐るべき疑問を唇に乗せた。 「……貴方、その毛皮、お洗濯しているのかしら?」 [newpage] ブラゴの視線が毛皮に落ちる。 シェリーが食い入るように見つめる先で、おもむろにその薄い唇が開かれ、その奥にギザギザに尖った歯が見えた。 言葉を発するべくブラゴの唇が動き、それを見守る彼女が無意識に生唾を飲み込む。 そして…… 「人間界に来てからは一度もない」 瞬間、激しい眩暈がシェリーを襲った。 ブラゴが魔界からやってきたのは、もう半年も前のことである。 ゾフィスの呪文から、間一髪のところで彼女を守ったブラゴ。 血まみれになった彼は、抱えていた本をシェリーの目の前に投げ出し、読め、と言ったのだ。 あの日から今日まで、二人は世界中を駆け回ってきた。 砂漠やサバンナ、険しい山々に極寒の地、沼地に湿原、ジャングルに海。 誇張ではなく、世界を股にかけてきたのだ。 (その間一度もですって…?) 嘘でしょう?声にならない言葉を吐き出し、シェリーはブラゴを見上げたが、しかし、ブラゴは「何か文句があるのか」とでもいいたげな表情でフンと鼻を鳴らした。 どうやら自信満々に言い切ったブラゴの態度を見る限り、その言葉に偽りはないらしい。 シェリーの視線がブラゴの毛皮に落ちる。 鼻が曲がりそうな臭気を放つ、それ。 彼の言葉どおり、間違いなく一度も洗濯されていないのだろうことは疑う余地もないだろう。 (……臭いはずだわ……!) 心底納得し、シェリーは声もなく両手で顔を覆った。 半年も洗濯していないのだ。 臭って当然である。 まったくもって不衛生極まりない。 無精にも程があろう。 予想を遥かに超えた返答に一気に体の力が抜け、酷い倦怠感がシェリーを襲う。 「……洗ってらっしゃい」 だが、それでも彼女は気力を振り絞ってブラゴに請うた。 彼が告白した衝撃の事実は、彼女の許容範囲を大幅に超えている。 すぐさま汚れという汚れを落とし、隅の隅まで綺麗にしてきてもらいたい。 「今すぐ洗ってきて頂戴」 重ねて強く懇願した。 ほとんど涙声である。 しかしなんということだろう、 「お前に言われる筋合いのことじゃない」 命令されたことが気に食わなかったのだろうか、ブラゴは不機嫌そうに鼻を鳴らすや、プイっとそっぽを向いてしまったのだ。 そしてその瞬間、シェリーの中で何かが弾けた。 [newpage] 「いいから今すぐ洗ってらっしゃい!」 勢いよく顔をあげ、ブラゴを睨みつけ顔中を口にしたシェリーが怒鳴った。 筋合いどころか、パートナーというものは、いわば魔物の子供にしてみれば一心同体の存在だ。 彼の問題は彼女の問題。 彼女の問題は彼の問題と言っても過言ではない。 今や「ブラゴの服洗濯してないよ事件」は、シェリーの問題でもある。 なんとしてでも洗って清潔を取り戻さねばならない。 「上も下も下着も全部、毛の一本一本まで隅々綺麗にしてきて頂戴!」 一瞬にして爆発した怒りと妙な使命感に押され、シェリーは豪奢な部屋に備え付けられたバスルームをビシッと指差した。 「俺の勝手だろうが」 しかし怒り心頭のシェリーを横目に、当のブラゴはというと、まったく興味のない様子でそっぽを向いている。 そしてこの態度は、益々シェリーの怒りに火をつける結果となった。 「つべこべ言ってないでいいからさっさと脱ぎなさい!貴方が洗わないと言うのなら私が洗うわ!」 そう叫ぶやいなや、がっとブラゴの上着に手を掛けた彼女は、まるで巨大な動物の爪のような留め金をバチンバチンと勢いよく外し始めた。 「おい!シェリー!」 突然の彼女の行動に驚いたのはブラゴである。 仰天し、抗議の声を上げたものの、しかし、そんな声は怒りに満ちたシェリーに届くわけがなく。 鬼気迫る勢いで引き毟る様にブラゴの上着を奪い、ブラゴの上半身を裸にしたシェリーは、 「うわ!」 日ごろの彼女からは考えられないような力でブラゴをベッドに押し倒し、ブラゴの太ももに馬乗りにまたがって、ためらいもなくそのズボンに手をかけた。 二人の体重を受け止め、スプリングが賑々しく騒ぐ。 シェリーの迫力に気圧され目を丸くしているうちに、あっという間に上着を剥ぎ取られベッドに引きずり込まれてしまったものの、 「おわ!やめろ!」 シェリーがズボンに手を掛けた瞬間、ぎょっと目を剥きブラゴは慌ててズボンを押さえた。 すでに腰紐を緩められており、そのまま一気に引き摺り下ろされる一歩手前、まさに間一髪である。 しかし彼がズボンを押さえたと言うにもかかわらず、シェリーは手を離さない。 「離せ!」 歯を剥き怒鳴りつけると、 「貴方が大人しく脱がないからでしょうが!」 貴方こそ手を離しなさい!逆に噛み付くように怒鳴り返されてしまい、ブラゴは再び目を剥いた。 その姿に、普段彼女が気をつけている淑女としての恥じらいやたしなみなどあったものではない。 厳しく眉をしかめ眦を吊り上げたシェリーは、益々腕に力を込める。 彼女の細い体のどこに、このような馬鹿力が秘められていたのだろうか?ブラゴにしてもかなりの力で押さえているはずなのに、なんということか、徐々にではあるがズボンは確実に下げられつつある。 ほとんど必死にズボンを押さえるハメとなったブラゴの脳裏に、一つの言葉が点滅した。 (剥かれる……!) 明確な予想に頬が引きつり、額には今まで流したことのない冷たい汗が浮かぶ。 そして、ついに引き合いに耐え切れなくなったのだろう、ビリ、毛皮が小さな音を立てた。 それでも両者譲らず引っ張り合っていると、毛皮の悲鳴はさらに続き、このままでは彼の一張羅がビリビリになるのは火を見るまでもなく明らかに思われた。 微塵も揺るがないシェリーの馬鹿力に閉口しつつ、しかし一枚しかない服を破られるのもごめんだと、ブラゴはきつく唇を噛む。 「離せ!」 再度怒鳴ってみたが、 「貴方が離しなさい!」 やはり眉尻を吊り上げたシェリーから返ってきたのは先ほどと同じ答えで。 彼女が引く様子は毛ほどもない。 無理やり命令に従うなんぞ、彼のプライドが許さない。 だがこのままでは確実に剥かれてしまう。 だらだらと冷たい汗を流しつつブラゴは逡巡していたが、毛皮がひときわ大きな悲鳴を上げた瞬間、 「わかった!洗濯する!」 悲痛な叫び声が室内に木霊したのだった。 [newpage] 秋空の下、ハタハタと黒い毛皮が風に揺れている。 テラスに設置されたテーブルに着き、眼下で揺れている黒い毛皮を見おろしていたシェリーは、満足げに大きくひとつ頷いた。 悪臭の元は断たれた。 ブラゴが洗濯を承諾してから、洗って洗って洗って洗って、真っ黒になった水を何度取り替えたかは覚えていないが、それでも毛の一本一本の間まで洗い切ったのだ。 見違えるように綺麗になったブラゴの衣服はもう臭うことはない。 ポカポカとした太陽に乾かされた暁には、ふわふわの手触りとなってブラゴを包むことだろう。 だが満足げなシェリーとは対照的に、同じくテーブルに着いていたブラゴは、酷く不機嫌そうな顔で明後日の方向を睨んでいた。 逞しい上半身は裸で、腰に大きなタオルを一枚巻いただけの姿である。 「ブラゴたら、何時までその姿でいるつもり?着替えを用意したんだから、それを着ればいいのに」 ため息交じりにシェリーが口を開くと、チラッとテーブルの上に用意された服を見たブラゴは、興味なさげに再度そっぽを向いた。 どうやら彼女が用意したそれを着る気はさらさらないらしい。 やはり、あの服装には彼なりのポリシーがあるのかもしれない。 とはいえ、今日は秋とはいえ陽気もいい。 そのうえ頑丈なブラゴだ。 風邪を引くこともないだろう。 それ以上無理に進めることを諦め、気持ちを切り替えたシェリーはブラゴに向き直った。 「ね、これからはちゃんとお洗濯してね」 テーブルに身を乗り出し、請う。 「今日みたいに無理やりじゃなくて、自発的にやってもらいたいの。 そうすれば、お互い嫌な思いはしないでしょう?」 今日は強引に彼女が洗濯してしまったが、ブラゴにうんと言わせるのは大変な労力だった。 出来れば二度と今日のような騒動は勘弁して欲しい。 お願いね、にこりとシェリーが笑むと、そっぽを向きながら、ブラゴは厭味ったらしく答えた。 「ああ。 お前に服をひん剥かれるのは御免だからな」 「あれは貴方が中々脱がないから……!」 ブラゴの厭味に、改めて自分の行動を思い出され、シェリーの頬にかぁっと朱が差す。 確かに、馬乗りになって無理やり服を脱がすなど淑女のやることではない。 あの時は頭に血が上ってしまって恥らう暇もなかったが、そうも言っていられない状況だったのだから仕方ないではないか。 モゴモゴと言い訳がましく口の中で呟いていると、そんな彼女を尻目に、意地悪く唇を歪めたブラゴは、 「俺のズボンを引き摺り下ろそうとしたあの時の力を使えば、その辺の魔物なんぞ呪文いらずだな」 すごい迫力だったぞ、フンと鼻を鳴らした。 無理やり脱がされたことを根に持っているのか、ブラゴは何時にもました仏頂面で文句を垂れている。 「でも貴方が素直に脱いでくれれば、あんな乱暴な方法を取らなくても済んだのよ」 シェリーが抗議をすると、チロリと移動した赤い瞳が始めて彼女を映した。 拗ねたような表情のシェリーは、ブラゴの上に馬乗りになっていたときの彼女とはまったく別人のように見える。 鬼のような形相の彼女にあわや剥かれるかと思った時は、本当に肝が冷えた。 今日ほど焦ったことは、ブラゴの記憶にある限り過去数回あるか無しかだ。 「お願いね」 上目使いにシェリーが重ねて請う。 無理やり洗濯させられた身としては、素直にその要請に従うのは面白くない。 面白くないが。 「……これからはマメに洗濯することにする」 できれば、もう二度とあんな気持ちは味わいたくない。 彼の返答顔を輝かせたシェリーを眺めつつ、二度と彼女の手は借りるまい、内心固く誓ったブラゴは、心の底から大きなため息を吐き出した。

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金色のガッシュ!! (こんじきのがっしゅ)とは【ピクシブ百科事典】

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商品紹介 あの「金色のガッシュ!! 」が完全版として登場! 雷句誠による表紙全巻描き下ろし、カラーページはカラーのまま鮮やかによみがえります。 そして注目は描き下ろしとなるオマケの短編マンガ「ガッシュカフェ」。 魔物の子供達が戦いを離れ、お茶を飲みながら語り合い、意外な一面を見せ合います。 第1回は「ガッシュとゴフレ」がお客様。 魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供達が人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦う。 ファンタジー系バトル漫画。 天才ゆえに妬まれ、友達のいなかった清麿と、素っ裸で清麿の部屋の窓を割って入ってきたガッシュ。 二人が出会い、過酷な戦い、運命の中で共に助け合い、成長してゆく物語。 第1巻はLEVEL1〜LEVEL19までを収録。

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