ゲド戦記。 ゲド戦記 (映画)

ジブリ劇場上映ラインナップにおける異色作? 『ゲド戦記』にみる宮崎吾朗の役割(リアルサウンド)

ゲド戦記

特に『』は世界中に大勢のファンがいるほどの人気作で、過去にさんがアニメ化を申し出たものの断られ、数年後に息子のさんの手によって映画化されています。 映画が完成した際、さんは日本に来られなかったので、監督がさんの地元まで行って特別に試写会を開きました。 そして、上映終了後に吾朗監督から感想を聞かれたさんは「いい映画ですね」と簡単にコメントしたのですが、それを吾朗監督が自分のブログに書いたことで事態はややこしくなったらしい。 さんの感想は「It is not my book. It is your film. It is a good film. 」という短いもので、 「私の本ではなく、あなたの映画です。 いい映画ですね」みたいな意味ですが、吾朗監督はこれを肯定的に受け止めてしまったのです。 そのことを知ったさんは、「あのコメントはあくまでも監督だけに申し上げたもの。 ・ これを読むと、「全体としては美しいが、急いで作られたこのアニメでは多くの細部がカットされ、『トトロ』の緻密な正確さもなければ、『』の素晴らしく豊かなディテールも斬新さもない」など、かなり厳しい意見が並んでいます。 しかも、相当な長文で書かれていることから、「言いたいことがたくさんあったんだろうな…」という心情も推測できますね(言葉は丁寧だけど、かなり細かくダメ出ししているのでw)。 まあ、人気小説が映画化されても、必ずしも全ての原作者が満足しているとは限りません。 中には「原作者の意向にそぐわないパターン」もあるわけで、そういう意味では「当然の反応」なのかも(笑)。 ちなみに「原作者が激怒した映画」として有名なのは、やはり原作、監督の『シャイニング』でしょう。

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『ゲド戦記』の原作者、アニメ版に激怒?

ゲド戦記

ゲド戦記といえば、宮﨑駿監督の息子さんである宮崎吾朗さんが脚本&監督を務めたことでも話題を呼びましたが、 やはりジブリ作品というだけあって物語が理解できない・・・という方も多いのではないでしょうか??また、ジブリ作品の面白いところは答えを明確にせずに映画が終了するというパターンが多く、ホントに視聴者を考えさせる作品でもあります。 かと言っても、考えてもよくわからないという方もいらっしゃるでしょうし、そもそも考えるのがめんどくさいという人もいるでしょう!笑 そこで今回は、 ゲド戦記の意味不明な点をわかりやすく解説しながらネタバレしていきます! また、独自の視点で今作の 考察なども書き綴っていきますので、見逃すことのないように! 目次• アレンは衝動的に父親の命を奪ったことで、恐怖に晒されてしまい、我が国を捨てて逃亡します。 ただ、父親を刺したことが何か関係しているのか?実態のない影に襲われてしまい、今にも心のバランスが崩れてしまいそうなところを、 ハイタカという旅人に救ってもらったわけです。 その後は、ハイタカに何かを悟られたのか?ハイタカの勧めで共に旅立つことになりました。 ただ、向かったホート・タウンという街では、人を狂わせる薬が売買されていたりと何だか怪しい雰囲気が漂う町並みでした。 そんな街で、人刈りのウサギに襲われそうになっていた少女(テルー)を見かけて、アレンは一時的に彼女を救いますが、彼女からは冷たい視線で見られるという始末に。 しまいには、後日アレンは連れ去られてしまい、ウサギ達の奴隷になってしまいました。 そんな時にハイタカが魔法の力でアレンを救い、彼らはハイタカが昔からなじみのあるテナーのところを目指します。 またまたテルーとの再開!? ただ、ここでちょっとしたハプニングが・・・。 なんと、テナーの家にはあのテルーが暮らしていたのです。 テルーは過去、親に捨てられており、テナーから拾ってもらったというわけです。 結局、アレンとハイタカを含めて4人での生活が始まるわけですが、テルーはアレンには心を開かずに相変わらず冷たく当たっていたわけです。 そんなある日、アレンがクモ(悪女)にさらわれてしまい、またウサギ達によってテナーも誘拐されてしまいます。 スポンサーリンク ゲド戦記の考察はコチラ! 先ほどのネタバレである程度のストーリーが把握できたと思いますが、一体何が言いたいのかわからない・・・という方のために、 ゲド戦記という物語の作者が伝えたかった事を個人的な考察も含めて解説していきます! では、ゲド戦記の考察に移りますが、今作では主に以下の点を強調していたと考えており、• 内気で陰湿な少年は現代の若者の象徴。 力を持っている者はその使い方を間違ってはいけない。 まずは主人公アレンという人物のキャラクターに注目していただきたいのですが、彼の性格はとても物語の主人公とは思えないぐらい内気で、 精神面が崩れているちょっと変わった少年という役どころです。 要するに、今作ではクモという悪女がたびたび力を持っているシーンが見受けられますが、その力を持っている人が使い方を謝ればとんでもない事態が起こるというわけです。 現実的に会社組織に当てはめてもらえればわかりますが、権限のある会社の上司が乱暴に部下を使っていては組織が成り立ちませんし、 組織の長が誤った方向を向いていれば「人は近い人から影響を受ける」わけですので、必然的に周りの人も誤った価値観に染まってしまうわけです。 ただし、 残念ながらジブリ作品はVODで視聴することができないんですよ・・・ 私もU-NEXTやHuluなどのサービスを利用して、もう一度観たいと思っていましたが、あえなく撃沈してしまいました。 ただ、 ゲド戦記の中古DVDはジブリ作品の中でも特に安いと評判で、新品の値段に比べれば圧倒的にお買い求めやすい価格になっています。 もしスグにでも「ゲド戦記をもう一度観たい!」という方はDVD情報をチェックされてはいかがでしょうか?? 以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!!.

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【ジブリ4作品上映】賛否分かれる「ゲド戦記」が入った理由を考察|好奇心は猫の塊

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新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けた映画館に客足を戻す企画として、スタジオジブリの過去作がTOHOシネマズ系の映画館で6月末から公開されている。 現在上映されているのは宮崎駿監督作品の『千と千尋の神隠し』、『もののけ姫』、『風の谷のナウシカ』の3作と、宮崎吾朗監督の『ゲド戦記』。 この中でもっとも異彩を放っているのは、やはり『ゲド戦記』だろう。 2006年に公開された『ゲド戦記』は、アーシュラ・K・ル=グウィンの同名ファンタジー小説をアニメ映画化したものだ。 原作小説は全5部に外伝一作という連作長編で、アニメ映画化された本作は、第3部「さいはての島へ」をベースに、他のエピソードの諸要素を加えた、一種のリミックス作品となっている。 同時に本作は宮崎駿が『ゲド戦記』にインスパイアされて執筆した(元になっている物語は、チベット民話『犬になった王子』)フルカラーの絵物語『シュナの旅』(アニメージュ文庫)を原案としており、ストレートな映像化とは言えないものとなっている。 魔法が存在する世界・アースシーを舞台にした本作は、国王の父を刺したエンラッド王国の王子・アレンが大賢人・ハイタカと共に放浪の旅をする姿を描いた自分探しの物語だ。 2匹のドラゴンが食い合うショッキングな描写からはじまり、世界の均衡が崩れ、各地で疫病や犯罪が多発しているという世界観は、どこかコロナ禍の現在を思わせるものがあり、本作を再上映する意図はとてもよくわかる。 同時に映画版『ゲド戦記』には『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、そして、宮崎駿が東映動画時代に参加した高畑勲監督の『太陽の王子 ホルスの大冒険』といった宮崎駿的な要素が散りばめられている。 だが、これは順序が逆で『風の谷のナウシカ』から『ハウルの動く城』に至る「すべての作品は『ゲド戦記』の影響を受けている」と、当時の宮崎駿は、ル=グウァンに対して語っている(引用:世界一早い「ゲド戦記」インタビュー(完全版) - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI)。 確かに、現在上映されている宮崎駿作品といっしょに本作を観ると『ゲド戦記』こそが、全ての根源にあるのだとよくわかる。 その意味でも宮崎駿作品の影響が強い作品なのだが、だからこそ決定的に違う部分に目が行ってしまう。 真っ先に目が向かうのが主人公のアレンだ。 父親を刺して逃亡するアレンは、終始何を考えているのかわからず、鬱々としている。 おそらく当時「キレる14歳」などと言われていた犯罪少年のイメージなのだろうが、こういった現代的な少年を主人公にすることで、本作は宮崎駿作品のカウンターであろうとしていた。 その意味でジブリの跡目争いという親子の確執を自作自演的にみせる露悪的な作品だったと言えるだろう。 ただ、今観ると、アレンが父親を刺す場面は、もっとも印象に残る一方で、出落ち的なところもあり、物語としても作品のテーマとしても、浮き上がって見える。 このシーンは、プロデューサーの鈴木敏夫によるアイデアだったそうだが、おそらく吾朗にとっては、あまり切実なモチーフではなかったのだろう。

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