陽 だまり の アスファルト ネタバレ。 um2:2013年06月

um2:2013年06月

陽 だまり の アスファルト ネタバレ

一応、修学旅行編までは頑張ります、気長に待ってて下さい。 感想や某通信さんの所で感想読んだ時は汗顔&紅顔モノでした、みなさんありがとうございます。 閑話に関しては、この馬鹿はこんな風に解釈している位に思って、あまり真剣に受け取らないでくれると助かります。 あとがきについて 各本編の後ろに内容の説明や色々な設定を書いていますが、基本的に作者のボヤキなので読まなくても特に問題ありません。 作品のみ楽しみたい方は読み飛ばして下さい。 第03話の改訂について 話の辻褄を合せる為に、第03話を以前のものに戻しました。 詳しい事は第03話の後書きをご覧下さい アロンダイトの台詞について アロンダイトのみ台詞を「」ではなく【】で括ることにしました。 『』にしなかったのは、思念会話で使うからです。 細かい書き直しについて 表現的におかしかったり、誤字がある箇所は更新時に変えていくつもりです。 ジュエルシードのナンバリングについて 番号をアラビア数字からローマ数字に換えました。 大体、何かと規格外れなクラスメイト達や、二年生の三学期からクラス担任として赴任してきた担任教師だけでもう限界近いというのに、何故ピンポイント で自分に関わるのか。 第01話「それは不思議な出会い?……勘弁してくれ」 そうして一人高空に身を置きながら麻帆良の街の明かりを無感動に眺めていると、千雨に話しかける言葉が響く。 【マスター、ジュエルシードの反応確認しました。 ……マスター?】 可憐な声だ、アニメ業界に声優として名乗りを上げれば、瞬く間に売れっ子になるであろう事間違い無しな感じの声。 マスターと呼ばれた少女=長谷川千雨は、その声に対してそんな風に思いながらも面倒臭そうに言葉を返す。 「ん?ああ、それじゃあちゃっちゃと封印をかますか。 これで何個目だっけ?」 【都合3個目になりますね、全部で9個だったので残りは6個という事になります】 「面倒な話だよなぁ、ここいらにいる魔法使いに丸投げできればいいんだけどな」 【以前にも説明した通り、この次元世界で構築されている魔法技術や体質的な問題がある以上、ジュエルシードの封印はおろかワタシの起動すら不可能だと 思いますよ?】 「そうだっけなー、プレシアとかいうオバサンも困った事してくれたもんだよ。 はぁ……何だって私がこんな目に遭わなきゃならないんだ……」 そうぼやきはしたが、千雨とてやるべき事、やらなくてはいけない事は知悉していた。 彼女は標的となるジュエルシードの周辺に結界を敷設する用意をしながら、全く同じタイミングでこの異常な状況について思いを巡らせた。 一応、謝ってはきたもののやはり子供なのだろう、時間が経過すると他のノーテンキなクラスメイト達と一緒にパーティーに興じていた。 しかし、そんなネギとは反対に千雨はパーティー会場に到着する寸前の「ま、いいか」等という、感情を抱いた事を後悔し……いや、ありていに言えば 腹を立てていた。 ちなみに吹き飛ばされたコスプレに使った作成時間も地味に痛い……。 (材料費に関してはあの後、弁償に来た) そんなこんなで、パーティーに饗されていた美味い料理を腹立ち紛れに平らげると、丁度パーティーが一段落する頃合いだった。 元々、参加意欲に乏しかった千雨は丁度良い頃合いとばかりに「風邪をひきたくないから」と、あながち嘘とも言えない言い訳をして寮へ戻ることにした。 クラスの中で背が高い部類に入る長瀬楓から借りたブレザーを素肌に羽織っただけ……という、あまり人目につきたくない格好をしていた千雨は、人目 を避ける様に歩いていると、ふと誰かに呼ばれた様な気がした。 振り返っても周囲には誰もいない、変質者か?とも思ったが此処は女子寮近辺、治安という観点から見ると麻帆良でも屈指と言っても良い場所だろう。 寮まではそこまで離れていない、というかパーティー会場自体寮のすぐ近くだった。 意を決した千雨は声を掛けることにした。 後から考えれば、あのパーティーに出たせいで幾分感情の箍が外れかかっていたのだろう、普段の自分なら 「気のせい」として無視していた筈だから……。 「おい、誰かいるのか?」 しかし、千雨の言葉に応える言葉は無かった、その代わり。 「……っ!」 千雨は己の心臓の辺り、胸の奥に何とも言い難い衝撃を受ける。 特に痛みらしい痛みは無いが、これまで経験した事が無いくせにどこか懐かしい感覚だった為、千雨は戸惑っていた。 胸元を押さえて何度か深呼吸をしたが、何とも言えない感覚は消えない。 いや、より一層強く確りと自覚する。 その感覚が告げるのだ、「あの声は気のせいではない」と。 千雨がその感覚を頼りに周囲を見渡すと、路肩に置いてあるプランターがやけに気になった。 もう一度、周囲を見渡して人目を確認すると、おもむろにプランターへと歩み寄る。 そのプランターには元々何がしかの植物が植えられていたのだろう、今やそれは枯れ萎びており、元がどういった植物だったのか判らなくなっていた。 千雨はそのプランターをジロジロと眺めていたが、おもむろに手を掛けると「よっ」とばかりに脇にどける。 そこにはペンダントが1つ落ちていた。 千雨は躊躇無くそのペンダントを拾い上げると、何事も無かったかのように寮の扉を潜って行った。 あれから部屋に帰宅した千雨は、拾ってきたペンダントをパソコンデスクの上に置いて観察していた。 ペンダントは至ってシンプルな物だ、何かの動物の革紐に直径1cm位の青い珠が付いている。 珠は見た所、宝石とかそういった代物ではないらしい。 とは言っても、灯りに透かして見ても光が通らなかったから、そう思っただけであるが。 貴重品ではないらしいのでとりあえずは安堵した千雨だったが、明日辺り改めて交番にでも届けようと思い直す。 いくら宝石とかではないとはいえ、誰かの持ち物かもしれないと思ったからだ。 そう考えると、何故躊躇せずにこれを持ち帰ったのか不思議でならない。 普段の自分なら、厄介事を極力避ける為に速攻で交番か寮監にでも渡して……いや、見なかった事にして放置している可能性が一番大きい。 不可思議な自分の行動に頭を捻りはしたが、ただの気紛れだろうと思い直し、さて風呂にでも行くかと考え始めたその時、千雨一人しかいないはずの 室内に可憐な声が響き渡った。 【あの……申し訳ありませんが】 千雨は最初、空耳だと思った。 だが声はそんな千雨の思いを無視して再び語りかけてくる。 【もしもし?長谷川さん?長谷川千雨さん?】 「誰だっ!」 名指しをされた事で流石に空耳ではないと理解したのだろう、千雨は立ち上がると周囲を見渡す。 しかし、室内には千雨以外、人間は一人として存在していない。 千雨は人が隠れられそうな場所を虱潰しにしていくが、人はおろか悪戯の形跡すら見つける事ができなかった。 息を切らせ、生来から少し目つきの鋭い眦をさらに吊り上げている千雨に、例の声が三度語りかけてくる。 【落ち着いて下さい。 ワタシはここです】 その声はパソコンデスクの上、より正確に言うならパソコンデスクの上に置いていたペンダントから出ていた。 そんな千雨を他所に、一瞬キラリと瞬いたペンダントは話し始める。 【初めまして、長谷川千雨さん。 まずは自己紹介からさせて頂きます。 ワタシの名はアロンダイト。 デバイス様式はミッドチルダ式魔法の使用を前提としたインテリジェントデバイスです。 本機は基本的にスタンドアロンの魔導師による使用を前提に設計されています。 又、魔法を習った事が無い、魔法を知らないという方でも安心してお使い頂ける様に、魔法や教育用ソフトも基本的なものから各種専門分野の物まで 取り揃えております。 それにより各個人に最適化された教育プログラムを構築いたしますので、例え魔法の事を何一つ知らないズブの素人でも、二~三年も経つ頃には管理局 の教導官とガチで戦えるまで鍛え上げる事が可能です。 一つ深々と溜め息をついた千雨は、おもむろにキッチンから菜箸を持って来ると、それを使ってアロンダイトの革紐を掴んで持ち上げる。 腰が引けている 辺り、何ともヘタレっぽい。 しかし、それに対して抗議の声が上がる。 言わずと知れたアロンダイト嬢だ。 【酷ッ! 何ですかこの汚物っぽい扱い!これでもミッドチルダでは希少な部品を数多く使用した超高性能機なんですよ! 製作においては採算とか度外視で作られた位で、製作者の雇用主なんて請求書見て卒倒した位なんですから!】 「うるせぇ!騒いでんじゃねぇ!汚物の方が騒がないだけまだマシだ! ていうか悪戯にしても凝り過ぎだろうが!何考えてやがんだ!誰の仕業だ?超か?それとも葉加瀬のヤツか!」 【悪戯ですって?せっかく見つけたマスター候補の方にそんな事するはずないじゃないですか】 「ふう、やれやれだぜ」といった感じのアロンダイトの言葉に固まる千雨。 今この珠っコロは何と言った?ますたー候補?誰が?何の? 状況から考えると誰=自分が、何=この珠っコロの、マスター=御主人様候補……笑えない、あまりにも馬鹿らしくて笑えない冗談だ。 何が悲しくて珠っコロの御主人様になんてならなくてはいけないのか。 少なくとも長谷川千雨という人間はそういった非常識な世界から離れていたいと いう人種なのだ。 そういったイベントは他のクラスメイトにでもくれてやる! そう思ってアロンダイトを窓の外に捨てようと、菜箸片手に窓を開けた瞬間、長谷川千雨は窓の外、正確には女子寮の外を跳ね回る奇妙なモノを見た。 しかも、よくよく考えてみると何処からも騒いでいる声が聞こえない。 異常だ、何が異常って、この状況とこの騒音で麻帆良の生徒が騒ぎ出さないというこの状況こそが異常だった。 そっと部屋のドアを開けて寮内の雰囲気を伺ってみるが、いつも通りにそこそこ騒然としている。 ただ、ああいった存在を確認しての騒ぎではなく、あくまでも「いつも通りの騒ぎ」というのが不気味だ。 千雨は顔を真っ青にしながら部屋に戻る。 「な、何だこの状況?おかしいだろう、何で誰も騒いだり逃げようとしたりしねーんだよ……!」 【あー、もう動き出しましたかー】 千雨の疑問とは違う形の答えを出したのは、菜箸の先から落ちて床の上に転がっているアロンダイトだった。 その言葉に千雨はギョッとして床に落ちている珠っコロを見る。 そんな千雨の視線を感じたのか、アロンダイトはきらりと光ると、さっきまでのやり 取りが無かったかの様に、淡々と話し始める。 自分がここに来た意味。 千雨が自分を拾った理由。 そしてこれからやるべき事を。 アレを放置しておくと確実に被害が出る事。 そして止められるのは千雨さん、貴女とワタシ…いえ我々をおいて他にはいないという事】 「被害って……さっき見たような道路を壊したりとか?」 【いえいえ、あれはただ暴れているだけです。 話によるとジュエルシードは願望器の機能も有していると言われていますが、制御が極めて困難な事から、まず失敗し暴走するものと思われています。 ただ確実なのは、ジュエルシードは周囲に存在する魔力素と雑念を吸い上げて増幅する特性を有している、という事。 そして、その特性は封印状態でない限り止めることは困難です】 「止まんなきゃどうなるんだ?」 【魔力素の吸収と増幅が極限にまで達したジュエルシードは、最終的に次元震を引き起こしながら崩壊します。 ジュエルシード1つの崩壊で引き起こされる被害は、この次元世界で言う所の戦術核と同様でしょう。 最悪なのは、複数個のジュエルシードが同時連鎖崩壊をした場合です……】 「どうなるんだよ」 【次元干渉の共鳴作用が発生し、次元世界そのものが崩壊します】 「警察とか自衛隊……」 【無駄です。 モノにも依りますが、基本的に想念体で構成されたジェルシードの暴走体に対して質量兵器は意味を成しません。 まぁ、既存の質量体で構成されているのなら別ですが、それでも決定打にはなりませんね。 一応、核兵器ならある程度は影響あるでしょうが、それだと本末転倒ですし。 それと同様、この世界の魔法もあまり有効ではありません】 「おい、ちょっと待て」 【……はい?】 今、千雨は聞き捨てならない言葉を聞いた。 何だっけ、質量兵器の有用性?違う。 核兵器の問題?それも違う。 そうそう魔法だ魔法、そういえばコイツも魔法がどうとか言ってたっけ、ハッハッハ。 「まほを?」 【発音がおかしいですよ?千雨さん、魔法です。 この世界の魔法は具体的には精霊魔法と言うべきでしょうが】 ポクポクポク……チーン。 「ふざけんな!妙ちきりんな爆弾の次は魔法ってか?ふざけんのもいい加減にしやがれ!」 【ふむ、お疑いですね?千雨さん。 まぁ、この次元世界では魔法は隠蔽されているようですし、しょうがない事でしょう。 ならばもう一度窓を開けてみてください、そろそろこの近辺にいる魔法使いが出張って来る頃です。 但しそっと、そして少しですよ?一応、見つからないと思いますが何事も用心が肝要ですからね】 厭らしい笑みを含んだアロンダイトの言葉に従うのは癪に触ったが、好奇心も疼く。 結果的に千雨はこの世界の真実、その一端を知る事になった。 薄く窓を開けたその向こうでは、千雨の常識ではありえない戦いが繰り広げられている。 軽自動車サイズの毛玉と戦っているのは、千雨も時々見かける教師や、同年代の少年少女達だった。 ある者は刀を始めとする刃物を振り回し。 またある者は銃器をぶっ放していた。 銃や段平まではまだ許容できた。 (いや、流石に銃刀法の事を考えると忸怩たるものはあるが) しかし、あれは止めだ。 何だろう、今日は人生最悪と言ってもいい日なのかもしれない。 三年生になっても子供先生との縁は切れず、その子供先生に秘密を知られた上に裸に剥かれ、挙句の果てに知りたくも無い秘密まで知ってしまった。 腹が痛い、胃がシクシク痛み始めてきた。 何と言うか誰彼構わず殴りたい気分だ。 千雨はベッドに倒れこんだ、もう色々と限界っぽい。 布団をひっかぶって眠りたかったが、アロンダイトは許してくれなかった。 【千雨さん、あれがこの次元世界における魔法です。 この世界の魔法は基本的に精霊に命令し、嘆願する事で効果を発揮します。 しかし、暴走体に対してはそここそがネックになるんですよ。 精霊というのは自然界に満ちている各種属性に変換された魔力素とも言えます。 魔法として行使される以上、術者の魔力も加わるので純粋なそれとは 言い難いですが、あまり差異はないでしょう。 さて、そこで先程のジュエルシードの解説を思い出してほしいのですが……】 「ああ、魔力素を吸収するってヤツか?」 アロンダイトの言葉に、ベッドの上の千雨は投げやりに答える。 この方式の魔法にはリンカーコアという特殊な魔法器官が必要になります。 これは実体が無い器官なんですが、この器官には周辺空間の魔力素を収集 して魔力に変換し取り込む機能があるんですよ。 そしてこの方法で使用された魔法だと、暴走体は吸収ができないんです】 「へぇー、結構な事じゃないか。 そのミッド式だかベルカ式だかいう魔法、アイツ等に教えてやれよ、それで万事解決じゃねぇか」 ベッドに寝っ転がった千雨は雑誌を広げながら、面倒臭そうにアロンダイトに意見する。 しかし、そんな千雨にアロンダイトは残念そうに返す。 【それが、そうはいかないんです】 「なんでだよ、ケチケチしないで教えてやれば良いじゃないか」 【先程も言いましたが、ワタシの世界の魔法にはリンカーコアが必要不可欠です。 ただ、残念な事にこの世界の魔法使い達からはそれが確認出来ませんでした。 魔法使い及び一般人を全て含めて、ワタシが今まで探索した中でリンカーコアを保持していた人物は、この麻帆良学園都市で唯一人……】 「……おい、止めろ」 アロンダイトの言葉に不穏なものを感じた千雨は雑誌を放り投げて、ベッドの上を後退る。 しかし、彼女は止めなかった。 【そう!それは貴女です!長谷川千雨さん、いえマイ・マスターーーーーーーーーーー!】 「ふざけんなーーーーーーーーーーー!」 千雨は絶叫した。 冗談じゃない、候補とかほざいていたが、ほぼキメ打ちじゃないか。 やはり今日は人生最悪の日に違いない、これというのもあのガキの所為だ。 あのガキに引っ張られてパーティーに出なければ、裸を曝す事も無かった。 恥ずかしい格好を見られたくなくて、人目を避けて歩かなければ、目の前にある変なペンダントを拾う事も無かった。 千雨は金輪際あのガキに心は許すまい、と心に決めた。 しかし、聞いてしまった以上、知らぬ振りも出来ない。 ジュエルシードの話が本当かどうか判然としないが、放っておける事でもなかった。 何よりも、窓の外の騒音が耐え難いレベルになって来たし、……気の所為か悲鳴が聞こえてくる。 重い重い溜め息をついた千雨は、アロンダイトを睨みつけながら話し始めた。 「で?どうすんだよ。 協力するかどうかは別として、私は魔法なんて使えないぞ」 【その辺はご安心を、インテリジェントデバイスは伊達ではありません。 祈願型プログラムによる的確なサポートによって、千雨さんが望む魔法をオートで組み上げてみせますとも!】 「なんだそりゃ?」 【こういった魔法が使いたい、と考える事で基本的な魔法なら自動的にワタシが発動させるんですよ、便利でしょ?】 「それって私がいる意味あんのか?」 あって当然な千雨の疑問にアロンダイトは、何を当然の事を……と言いたげな様子で、千雨がいる事の必要性を説く。 【ありますよ。 ワタシは単独では魔力素の蓄積や保存はできても変換はできませんし、どういった魔法が適切か……そういった刹那の判断はやはり人間の 方が優れているんですよ。 それに、機械ではどうあがいても人には勝てないんです】 「そんなものかねぇ……」 【そんなものです、その辺は追々分かると思いますよ? まぁ、できる事なら千雨さんご自身で組み上げられるのが一番なのですが、流石に今からでは無理ですし。 あの程度の暴走体ならデフォルトの魔法で対応できると思います】 「組み上げるって……ええと魔法を自分で作れるって事か?」 【はい、その辺の事は明日から追々。 それでは千雨さん、認証を行うため起動呪文の詠唱を開始します。 それから初期起動と同時に、バリアジャケットの構築も行いますので、そちらのデザインイメージングもよろしくお願いしますね】 「バリアジャケット?」 【魔導師の身体を守護する、フィールドタイプの防御呪文です。 フィールド、ジャケット、リアクティブアーマー+インナーと、4層から構成される防御層を構築します。 これを着用する事で、大気や温度等の劣悪な環境だけでなく、魔法や物理的な衝撃などからも着用者を保護する事が出来るんですよ。 これは以降、ワタシを起動することで自動的に着用されるようになるので安心して下さい】 「それってデザインは何時でも変更できるのか!?」 【?はい、多少手間は掛かりますが問題なく】 これはコスプレイヤーである千雨にとって、数少ない朗報だった。 何しろ上手くいけば、以降のコスプレに掛かる衣装代や作る手間がかなり軽減できるからだ。 そしてアロンダイト主導の下、起動呪文が紡がれていく。 【それではワタシに続いて唱えてください。 】 気合の入ったアロンダイトとは違い、千雨の詠唱は力無い物だったが、詠唱とそこに込められた魔力は間違いも問題も無いものだった。 瞬間、千雨の部屋が眩い光に満たされる。 しかし、その光は瞬きほどの時間の後に淡雪の様に消え去っていく。 光が無くなった後に立っているのは、黒を基調にしたバリアジャケットに身を包んだ千雨だった。 眩さで閉じていた目蓋を開いた千雨は、早速姿見に新しい衣装を映してみる。 すると、そこには新しい自分がいた。 バリアジャケットの基本はイメージしていたビブリオルーランルージュの物を使っているらしい。 色は前述の通り、基本は黒。 所々に赤でラインが引かれており、それが適度なアクセントになっていた。 本来ミニだったはずのスカートは、足首まであるロングのプリーツスカートになっている、これは防御力を重視した結果だろう。 元々あったはずの悪魔の尻尾に似たパーツは、先端に金属パーツが付いている飾り紐に置き換わった。 ノースリーブのセーラー服はそのままだが、両腕には二の腕の途中まである黒い手袋が嵌められている。 手の甲から肘までを硬質の流麗な手甲が覆っているのは、手に持っているアロンダイトを落とさない為の防具なのだろう。 そのアロンダイトも大きく様変わりしていた、直径1cm程だった本体は今や10倍近いサイズになり、千雨の身長よりも少し短い杖の先端に嵌っている。 髪型は動く際の邪魔にならないように、という配慮からなのかポニーテイルになっており、バリアジャケットと同色のリボンで纏められていた。 「おおー、流石にまんまとはいかないけど、これはこれでアリな気がするな」 【気に入って頂けましたか?】 「うん悪くないよ、後は普通のビブリオルーランルージュに……」 【なれますよ?】 「何っ?」 【今回はこの後、戦闘が予想されるのでこういった形になっていますが、マスターの指示通りのデザインにする事も可能です。 ただ、あくまでもマスターのイメージに添う形になるので、若干変化する可能性は残りますね】 「いやいや、これってお前を拾って唯一良かった事なんじゃないか?」 【相変わらず酷いですねぇ。 まぁ、良いです。 マスターの評価はこれからきっと鰻登りに上昇する事間違いありませんから! それから今後は、ワタシの名前とセットアップのキーワードでこの状態に移行します。 で、どうしましょうか。 このコスはHPにうPします?】 「は?」 今、さりげなく不穏な台詞を聞いた気がする……。 この珠っコロは今何と言った? 「おい、お前まさか……」 【いやー、流石は我がマスターです!ネットというごく限られた世界とはいえ、あれだけのシンパを持つとは。 ワタシもマスターのデバイスとして鼻高々ですよー】 「ハ、ハハハハハハハ……。 わ、私のプライバシーって……」 【あ、大丈夫ですよ、マスターのセキュリティは一般レベルとしては破格のレベルです。 あのレベルのセキュリティを突破できるのは、生半可な腕では難しいですよ。 しかし、流石はワタシのマスターとなるべき方です、天から二物も三物も与えられているんですねぇ……】 ひた隠しにしてきた秘密があっさりと判明して項垂れる千雨だったが、アロンダイトはお構いなしに褒め称えていた。 そうやって、一通り喋くりまくったアロンダイトは千雨に改めて話しかける。 【それはそうとマスター? 時間が無いのでそろそろ封印作業に移りたいんですが】 「ん?あぁ、そういやそんな事も言ってたっけかな。 分かったよ、やるよ、やればいいんだろ……ってちょっと待て!」 【どうかされましたか?】 「眼鏡!眼鏡はどこにやった!」 【ああ、あれでしたら危険なので、一時的に位相空間に収納しています】 「ば、馬鹿っ!アレがないと私は……っ」 と、顔をおさえてワタワタと慌てる千雨。 そんなマスターにアロンダイトは不思議そうに尋ねてくる。 【マスター?】 「いいから眼鏡を戻せっ!」 【分かりました。 しかし、特に視力が悪いわけでもないのに、何故眼鏡を? 一応、戦闘も予想されますから視界を遮る要素は極力排除した方がいいと思うのですが】 一瞬で戻された眼鏡の感触に落ち着きを取り戻した千雨は、アロンダイトに言い訳じみた言葉を返す。 「い、いいだろ!コイツがないと落ち着かないんだよ」 【しかし、ネットアイドルとしての画像には眼鏡をかけているモノはありませんでしたよ? それに眼鏡を掛けない方が可愛いし、普段のマスターと印象が直接繋がらないので、ある意味安全だと思うんですが】 「アレはいいんだよ、目の前に人がいないんだから。 それに元々人目に付く気は無いからな、多分眼鏡を付けてても大丈夫だろ。 あ、そうだ。 封印しに行くっていってもこの格好で寮の中をほっつき歩くのは無理だぞ。 どうするんだよ?」 【そうですねー、幻術魔法をかけた後に出ましょうか。 流石に結界を展開すると、魔法使い達にバレかねませんし】 「結界って?」 【条件を特定して、その条件に合う対象だけを位相をずらした空間に隔離する技法です。 この中なら、元の空間に被害を及ぼす事が無いので全力全壊の戦闘行為が可能になります】 「ちょっと待て、今何かさらりと変な事言わなかったか? まぁいいや、バレない手段があるのなら丁度いい。 そいつを使ってさっさと済ませるぞ」 【了解です】 そうして千雨は窓を開いて、非日常の世界へと文字通り飛び込んで……いや、落ちていくのだった。 物理的に、上から下へ。 多分、考え事をしている最中に思わず出てきた独り言だったのだろうが、アロンダイトは特に気にもせずに言葉を返す。 「いや、お前と初めて会った日の事だけど。 よくもまぁ、窓から飛び出せたもんだなと思ってさ」 【あぁ、あの時ですか。 ワタシも吃驚しましたよー、飛行魔法とか教えてなかったのに、何も言わずにいきなり飛び出すんですもん。 何とかプリセットしていた魔法が間に合ったから良かったですけど】 感慨深げに返すアロンダイトに、千雨も遠い過去を見ているようなぼんやりとした表情で続く。 「あの時のはアレだよ、初めて見た魔法使いが飛んでたからな。 飛べるもんだと思ってたんだろ。 ま、それ以上にテンパってたんだと思うよ……あの日は色々とあったからなぁ……」 【そうみたいですねー。 ワタシはマスターから聞いただけですけど、凄い所ですよねこの土地】 「そうは言うけど、お前の故郷だってどっこいだろ? 流石に特殊能力持ちだからって、十代前半で警察関連に就職できるとかありえねぇよ」 【そこら辺は魔法が一般的かどうかが関わっているんでしょうね。 けど、一応あっちでは法律関係は遵守してますよ?……多分】 学園長・近衛近右衛門や関東魔法協会を揶揄するようなアロンダイトの言葉に、千雨は「ハッ」と馬鹿にしたような笑いを浮かべると、吐き捨てるように 話し始める。 無駄に手間を掛けてくれるから、こっちの仕事にも一苦労だよ」 【結界の影響で探策魔法の効きが悪いんですよねー、お陰で暴走寸前にならないと探知できませんし……。 けどマスターは流石です、このペースは普通じゃ考えられませんよ。 魔法の修得も凄いペースで進んでいますし、普通の魔導師のレベルじゃありませんね】 アロンダイトの賞賛に何故か千雨は渋面を浮かべていた。 確かにジュエルシードの回収は今の所は順調だ、魔法の修得ペースも普通の魔導師と比べると早いのだろう……多分。 しかし、物事には別の側面もある。 ジュエルシードの探索と封印については、春休みという時期と運が味方しただけ。 魔導師としての修練。 これは偏にアロンダイトが熱心……というか、やらないと煩いので頭の隅で相手していたら、いつの間にかマルチタスクなる魔導師 にとって必須のスキルを修得していたり、数式やプログラミングに似通った所があるミッド式の魔法が殊の外自分に合っていた、というのがあるのだろう。 しかし、あと数日で授業が再開される。 そうなると今までの様にジュエルシードの探索に時間をかけられなくなるだろう、魔法で自分のダミーが作れると良いのだが、生憎とそんな魔法はない らしい。 一応、使い魔を創って探索に用いる事も案として出はしたが、ミッド式のそれは千雨の倫理観と照らし合わせると無理なものだったし、アロンダイトも 駆け出しの魔導師に使い魔は負担が大きいと賛成はしなかった。 「結界がどうにもならないのなら、探策魔法をどうにかするしかないだろう。 とりあえず、明日からはジュエルシードの探索を一旦中止して、探策魔法の見直しと改良を始めた方が良いだろうな」 【ですね。 少なくとも励起状態になる前に発見できれば、ある程度の時間的余裕はできるはずですから、その方向で組んでみましょう。 マスター、そろそろ目標の暴走体が……確認しました、今度の憑依対象は鳥ですね。 飛ばれると厄介です、砲撃魔法で一旦行動不能状態にした後で封印作業に移りましょう】 千雨はアロンダイトの言葉に頷く。 背中にあった小悪魔の翼が一瞬で大きく広ってブレーキがかかる。 ブレーキがかかったその勢いを利用してその身をくるりと反転させると、千雨は地面に足を向けて静止した。 眼下500mの位置にいるグライダーサイズの暴走体を見ると、結界に囚われている事に気が付いていないのか、のんびりと羽根を繕っている。 結界の周囲に配置しているサーチャーに気を配ったが、未だ魔法使い達は気が付いていないようだ。 サーチャーを結界外に配置するようになったのは、二回目の封印作業からである。 千雨は自覚していないが、彼女が暴走体を封印する際の魔力はかなりの ものらしく、結界を敷設していたとしても魔法使い達の結界だか警戒網に引っかかってしまうらしい。 初めて封印をやり終えて結界を解いた時、目の前にウルスラの制服を着た魔法使いがいて驚いた事は記憶に新しい。 そういった確認作業を終えた千雨は、右手に携えていた杖状態のアロンダイトを標的に向ける。 するとアロンダイトも心得ているのか、その身を次に使う 魔法に合わせて変形させていく。 普段の、いかにもな杖らしい形を崩すと、次第に新しい姿を現していく。 それは最早、杖とは言えなかった。 但し、銃身 は倍以上太く引き金も付いてはいない。 アロンダイト本体はショルダーストックに似たパーツの中に組み込まれている。 千雨は変形が終わったアロンダイトをくるっと回して小脇に抱える。 しっかりと相棒を構えると、その筒先は眼下の標的に向けられた。 【マスター、シューティングモードへの変形。 問題なく完了しました。 】 「よし、発射前にもう一度確認だ。 射程や威力に問題ないよな?この間みたいに標的の10cm手前で魔力霧散とかないよな?」 【大丈夫です、マスターが命じられた通り。 様々なケースを想定してシミュレーションとデバッグを繰り返しました。 マスターの魔力とのマッチングを優先した所、デフォルト状態と比較して射程は20%、威力は14%の増加を確認しています】 「よし、じゃあいくぞ。 タイミングはそっち、トリガーはこっちだ。 魔法使いの連中がいつ気付くか分かったもんじゃないからな、一発で決めるぞ!」 【了解ですマスター。 では直射型砲撃魔法<ブラストカノン>カウント開始します】 アロンダイトのカウントダウンの開始と同時に、スタンバイしていた<ブラストカノン>の術式に千雨の魔力が注がれる。 <ブラストカノン>の発動補助の魔法陣が千雨の足元に、魔法の弾道補正と収束そしてデバイス保護の為の環状魔法陣がアロンダイトの銃身を取り巻く ように出現した。 高まり続ける千雨の魔力がアロンダイトに注がれていく、それに伴って足元と銃身の魔法陣が凄まじい勢いで回り始める。 そして、カウント0と同時にアロンダイトの内部で術式通りに処理された魔力は、雷と同じスピードと威力をもってジュエルシードの暴走体を貫いていく。 千雨の魔力に貫かれた暴走体は、一瞬その身を震わせたかと思うと、次の瞬間、光の柱を聳え立たせて消えていくのだった。 <ブラストカノン>を撃ち終わった千雨は、油断無く標的の周囲を探索した。 ジュエルシードの暴走体の反応……なし。 麻帆良の魔法使いが接近する様子……今の所、なし。 目に見える被害…………なし。 そこまで、確認した千雨は溜めていた息を盛大に吐いた。 結界の中、しかも魔力ダメージなので特に何が壊れるということはないはずなのだが、魔法を撃った後はいつもこんな調子だ。 暴走体を仕留め損なっていないか、何か壊れていないか、そして……何かを犠牲にしていないか。 アロンダイトとの会話が如何に乱暴な口調だろうと、魔導師としての才能に溢れていようと、結局の所、長谷川千雨は臆病だ。 そりゃあ喧嘩を売られれば買ってしまう迂闊な所はあるが、そういった事にならない様に頭を使ったりもする。 あえて言うとすれば、ネットの世界でライバルのHPを炎上させたりもするが、それだって相手が目の前にいないからできる所業なのだ。 だから被害が出ないように気をつけるし、魔法使い達どころか人がいない山奥でも結界を使用する。 そうやって周囲の探索を終えた千雨は暴走体が存在していた場所へと向かった。 程なく到着した場所には、宿主だろうと思われる小鳥が魔力ダメージで倒れている。 そして妖しく輝く、青い八面体の宝石が千雨の目の前に浮かんでいた。 これこそが、ジュエルシード。 千雨が巻き込まれている最も厄介な面倒事の種である。 封印します】 アロンダイトのその言葉と共に宙に浮いていたジュエルシードは、万が一の用心の為、個別に用意した封印用の位相空間に取り込まれる。 それを確認した千雨は、再び周囲のサーチャーに意識を向けると、学園の方から時々見かけるウルスラの魔法使いが使い魔に乗って飛来してきているの が分かる。 他にも数人いるようだが、特に注目するべき魔法使いはいない。 千雨は結界の解除を時限式に設定しなおすと、自分とアロンダイトを包むように幻術魔法を施して、一足先に結界を抜ける。 学園を包む結界に良い感情を持っていない千雨は魔法使い達から逃げ続けていた。 別に目が悪い訳ではない。 特別に良いとは言わないが、ネット関連の事を趣味にしている割には視力は良い方だろう。 なのに、千雨は眼鏡をかけ続ける。 それは過去に遠因がある、子供らしい他愛のない話。 千雨は幼い頃は活発で友達とよく遊ぶ少女だった。 幼い頃、人は夢見がちな事を言う。 例えば、あそこの洋館にはお化けが出る。 例えば、図書館に大きな蜥蜴がいる。 例えば、学園長の正体はぬらりひょんだ。 そんな他愛のない、罪の無い事だ。 いつしか、子供達はそんな事を言わなくなった。 他愛のない話よりも最近見たTVのヒーローや絵本の話。 そんな時、千雨は言った。 「人がバイクより早く走れるのはおかしい」 「パンチで人が飛ぶのもおかしい」 「学園長のあの頭はどう考えても変だ」 いつしか千雨は子供達の輪から締め出されていた。 子供達曰く。 「千雨ちゃんはうそつきだ」 「格好良いからいいじゃん」 「学園長のじいちゃんに関しては確かに変だけど、フリーザ様の親戚なんじゃない?」 「あっちいこ」 そうして千雨は一人きりになった。 先生達は千雨を叱った、親にも話した。 千雨は親にも叱られた。 彼等曰く。 「あら、車より早く走れる人もいるわよ?」 「努力したからできるのよ」 「そうね、学園長先生は変ね。 けどそれは言わない約束よ」 「いい加減にしないとごはんを抜きますよ!」 幼い頃の千雨は別に嘘はついていなかった。 ただ彼女は正直だっただけだ。 道を歩いているとバイクを追い抜く学生がいた。 暴れている学生を止めていた人が学生達の喧嘩に巻き込まれて飛んで行った。 学園長のあの頭はどう考えてもおかしい。 けれども、彼女以外の人間はそれをおかしいと思わない。 この麻帆良学園都市には秘密がある。 それはこの都市を運営しているのが魔法使い達だということ。 彼等、魔法使いは都市を運営するにあたって、ほんの少し魔法を使っていた。 例えば、人を助けるため。 或いは、人を罰するため。 そして、魔法を隠すためにある魔法が使われていた。 不可思議な事、異常な事、奇妙な事。 そうして千雨は非常識な事が嫌いになった。 そうして千雨は人と顔を合わせるのが怖くなった。 そんな長谷川千雨はアロンダイトと出会って世界の真実を知り、魔法使い達が嫌いになった。 じつはとあるクロスSS板でSSを書いていたんですが、去年末に一応の終わりを迎えたので新しいネタをと思って色々と考えていたらこんなん出来ました。 基本ネギは善意で動いているつもりなんでしょうけど、他人にとっては迷惑だったり、失礼だったりするんでしょうね。 あとがき追記 意外と感想で好評だったので、修学旅行編までは続きます。 それに合わせて色々と書き直し、何処を書き直したのかは各話のあとがきを読んでくれれば分かるかと。 (細々とした修正までは、あとがきに書いていませんが) 多分、少しは良くなったと……思いたいです。 一応千雨とアロンダイトのこのSSにおける設定は以下の通り ・長谷川千雨 ネギま!世界で唯一?リンカーコアを所持している少女。 その為、アロンダイトの相棒になってしまう、一番不幸な人物。 性格等はネギま!本編とあまり変化はない。 但し、学年トップおめでとうパーティーに出た所為で非日常の世界に踏み込む破目になった為、原作前半 よりも若干ネギ嫌い度が高い。 しかし、そこは千雨である。 困っていたりしていると何とはなしに助けてしまう。 戦闘スタイルとしては、彼の管理局の白い悪魔と同様の遠距離砲撃型。 これは千雨の資質以上に肉体能力的に選ばざるをえなかった。 魔導師としての能力は魔力タンクが大きく、空戦能力が高い(フェイトには劣るレベル)、ランクは現在A、種別的には砲撃と結界に関しての適正が高い。 リンカーコアも魔力変換効率が高く、とあるレアスキルを所有している。 アロンダイトの見立てでは、レアスキルの補正込みでSSまでいく可能性があるらしい。 ・アロンダイト オリジナルデバイス。 設定としてはバルディッシュのプロトタイプとしてリニスが製作したという事になる。 子煩悩なリニスが作製した為、かなりの高性能機になっているが、性格・性能共フェイトとはあまり相性が良くなかったので時の庭園の宝物庫に 保管されていた。 リリカルなのは終盤で時の庭園が崩壊した際、ジュエルシードと共にネギま!世界に漂着する。 かなりおしゃべりな性格で、千雨を辟易とさせる。 しかし、基本スタンスはマスター至上主義の少々危険なデバイス。 インテリジェントデバイスなだけあって、コンピュータ操作等は千雨以上にこなす。 単独でまほネットにも接続可能な為、この世界の事情にかなり 精通している。 自分の性能を十全に引き出してくれる存在の千雨をやたら大事にしており、理想のマスターになってもらうべく日夜努力して いる。 ジュエルシードを内部に格納する事で様々な拡張機能が付与されるとかどうとか……。 今現在の目的は千雨を立派な魔導師にする事と、散逸したジュエルシードの回収。 バリアジャケットのデザインについて 本文中にあった通り、基本はビブリオルーランルージュ。 但し、本来ミニだったスカートはロングのプリーツスカートに、長さは大体ブラスター時のなのはさんと同程度。 腕には黒の長手袋と手甲を嵌め、足元は足の甲にプレートが付いたショートブーツを履いています。 顔に付いているフェイスガードは、某運命の黒剣士さんが初登場シーンに付けていたヤツに似た感じの物です。 小悪魔の尻尾は飾り紐に、小悪魔の翼は飛行魔法時に飛行呪文として展開されます、最大時は身体を覆う程度。 因みに翼は展開時に斬撃呪文として使用できます。 アロンダイトの能力 祈願型プログラム搭載型インテリジェントデバイス。 基本射程は中~遠。 ミッドチルダにおける基本的な魔法は完全に網羅している。 各種教育用ソフトウェア搭載、これにより単独で使用者のスキルアップが行える。 魔力の蓄積機構が内蔵されている為、簡単な魔法なら単独で1~3回ほどは発動可能。 (但し、設定により攻撃的な魔法は使えない。 防御・探索・通信程度) 魔法の構築の手助けができる。 (シミュレーション・デバッグ等) ・形態(秘密の形態が一つあるがネタバレになるので……) スタンバイモード ……アクセサリー状態。 攻撃的な魔法以外のサポートが可能。 (この状態の時に攻撃魔法を使用する場合、呪文を唱える必要がある) デバイスモード ……セットアップした直後の状態。 シューティングモード……遠距離砲撃や強力な魔法を使う際の状態。 外見はバスターランチャーかVSBR。 基本的に<ブラストカノン>はこの状態で撃つ。 長谷川千雨はクラスメイトの双子と一緒に街を行く自分の……否、自分達の担任教師にして魔法使いであるネギ・スプリングフィールド(10)を遠目 に見ながらそう思っていた。 実の所、千雨はネギから「自分は魔法使いだ」と教えられた訳ではない。 第02話「魔導師と魔法使い……麻帆良に関するいろんなこと」 長谷川千雨はこの世界で唯一の魔導師だ。 本当に唯一かどうか分からないし、正直勘弁して欲しい事柄だが、相棒を自称するアロンダイトの言葉によると、一応そういう事になっているらしい。 春休みの一日前までは。 あの日、アロンダイトに合わなければ。 あの日、パーティーに出なければ。 遠いここではない何処かで、とある女性に悲劇が訪れなければ。 春休みの前日。 アロンダイトと出合ったあの日。 それに対して、椅子に座り込んでいる千雨のテンションは限りなく低かった。 【おや、どうなさったんですか?マスター。 元気がありませんね】 「お前な……、この状況でどうやったら元気が出るんだよ」 【え?普通こういう時って興奮しません?】 「あのな、私はウチのクラスの連中と違ってこういった事は遠慮したいんだ。 分かるか?私は平穏無事な人生を過ごしたいんだよ」 力なく自分なりの人生観を述べる千雨にアロンダイトは話しかける。 【そうは言いますが、マスターの魔導師としての適正はかなりのものですよ? ミッドチルダだったらエリートコース間違いなしの逸材です。 それに、マスターならアレの危険性は十分理解できたと思うのですが】 最後に付け加えられたアロンダイトの言葉に、千雨は渋面を浮かべると背凭れにその身を預けてアロンダイトに言葉を返す。 「まぁな、アレが尋常なモノじゃないってのは封印した瞬間に理解できたよ……。 理解したし、封印もやるけどさ、なんだってあんなモノがここいらにあるんだ?」 【あまり楽しい話ではありませんし、ワタシなりの推論も入りますがお聞きになりますか?】 「毒を喰らわばってヤツだ、聞かなかったら気になってしょうがないだろ。 いいから話せ」 【事の始まりは数年前に遡ります……】 ・ ・ ・ そうして語られた話は、プレシア・テスタロッサという女性魔導師の悲劇だった。 新型魔力炉の開発という仕事上の重圧や、所属していた組織上層部からの無茶で無謀な指令の数々に追われる日々。 稼動実験による事故で実の娘を亡くしたプレシアは、それが原因となって精神の均衡を崩す事になる。 (この事故の主な原因は、実験時に行われた安全基準をほぼ無視した上層部からの命令だった。 この事故に関する限りプレシアは被害者だったらしい。 しかし、上層部の陰謀やら何やらで結局の所、責任はプレシア一人に押し付けられる事になる) その後、様々な経緯を経て彼女は「娘を蘇らせる」ために死者蘇生の秘術を求めて、忘れられし都アルハザードを目指す事を決意する。 そのための力としてジュエルシードを収集するも、管理局と呼ばれる治安組織の介入によりジュエルシードは全て集まらなかった。 しかし、彼女は世界や次元そのものに甚大な被害を与えることも顧みず、管理局が突入した際に魔力炉を暴走させてアルハザードへの航行を強行。 だが管理局が突入した際の戦闘で航行も阻止されると、娘の亡骸と共に虚数空間へと落ちていった。 ・ ・ ・ 【その結果、私と収集されていたジュエルシードがこの世界に漂着したんですよ】 「その……プレシアさんだっけ? 結局どうなったんだよ」 【さぁ?次元断層にある虚数空間に落ちた以上、死亡していると考えるのが一般的でしょうね】 と、あまりにもあっさりとしたアロンダイトの物言いに千雨の方が慌てる。 「ちょ、おい! 仮にもお前のマスターだったんだろ?その言い方は薄情過ぎないか?」 しかし、対するアロンダイトはその勘違いを訂正する。 【あぁ、そういうことですね? 安心して下さい、プレシア・テスタロッサはワタシのマスターではありません。 一応、関係性としてはワタシの製作者が彼女の使い魔で、前のマスター候補がプレシア・テスタロッサの娘だった。 そんな所です】 「……え?」 【まぁ、もっとも彼女の娘とは相性の関係でワタシはお蔵入りになっちゃったんですけどね】 「いや、ちょっと待て。 何か変じゃないか?」 【え?何かおかしい所がありましたか?】 千雨の疑問にアロンダイトは不思議そうに問い返す。 「いや、だってお前。 娘さん死んだんだろう? ならなんで、お前のマスター候補になるんだよ」 【…………あぁ、そういえばフェイトの事は言っていませんでしたね。 プレシアにはもう一人の娘がいたんです、それがフェイト・テスタロッサ。 マスターの前のマスター候補だった方です】 新しく登場してきた人物に千雨は困惑した、それはそうだろう。 愛娘を亡くして狂った人物に、実はもう一人娘がいましたと聞かされたら何故狂ったのか、という疑問が出てくる。 「じゃあどうしてプレシアさんは狂ったんだ?まだフェイトがいたのならそこまで酷い事になるとは思わないんだけど?」 【さぁ、人間の情動というのは、ワタシたちデバイスにとって理解できない事柄の一つですからね】 「まぁ、それもそうか。 多分、そのプレシアさんは並外れて情が深かったんだろうな。 しかし、そうなるとそのフェイトだったか?その娘はどうなったんだ。 やっぱりプレシアさんと一緒に虚数空間に落ちていったのか?」 【いえ、彼女の魔力反応は時の庭園の方にありましたから、それは無いと思います。 多分、管理局に保護されたんじゃないですかね、一応は人道的な組織という謳い文句ですし。 フェイトも魔導師として高いスキルを持っていましたから、司法取引で管理局入りしているかもしれませんよ?】 「へぇ、そんなに凄かったのか?そのフェイトって娘」 【ええ、何と言ってもリニスが手ずから育て上げましたからね。 あの年代の魔導師としては破格と言っても良いでしょう】 また新しい名前が出てきた、しかし話の流れからこのリニスとかいうのがプレシアの使い魔なのだろうと当りをつける。 「で、どうしてそんな凄い娘と相性悪かったんだ? やっぱ性格か?」 【失礼ですね、確かに彼女は寡黙な……というか大人しい娘でしたけど、そんな事は別に問題ではありませんよ。 単に運用面の問題ですね。 彼女は高速戦闘をメインにした近~中距離型の魔導師だったんです。 片やワタシはオーソドックスなミッド式。 得意な領域が合わない以上、ワタシが彼女のデバイスになったとしても遠からず交換していたでしょうね】 「近~中っていう事は接近戦もするって事だよな。 後、個々に専門としている分野を前置詞として置く場合もあります。 いくら潜在的に高い素質を持っているとは言われても、あんな動きはできないだろう。 というよりも、やりたくないというのが正直な所だ。 「しかし、魔法使いなんていう連中が本当にいるなんてな。 未だに信じ難いよ」 【まぁ、しょうがありませんよ。 ただでさえ隠蔽されているのに、この街をとり囲む様に意識操作系の結界が敷設されていますからね。 多分、ちょっとやそっとの不可思議を見ても、普通の事だと認識してしまうと思いますよ?】 「………………………………」 アロンダイトの言葉に千雨はしばらく反応できなかった。 しかし、次の瞬間。 革紐を引っ掴むとアロンダイトを目の前に持ってくる。 「何だと?」 【マ、マスター? い、いきなり何を。 というか怖いです!】 「いいから言え! さっき何て言いやがった!」 そう喚いて、アロンダイトを前後に振り回す千雨。 対するアロンダイトは慌てたように、さっき言った言葉を繰り返す。 それは電池が切れた玩具を彷彿とさせるモノだったが、アロンダイトはそこに嵐の前の静けさと同じ雰囲気を感じた。 【あ、あの。 マスター?】 「く、くくくくくく……」 全く動かなくなった千雨を不安に思ったのか、アロンダイトが声を掛けると、返って来たのは不吉な響きの哂い声だった。 「そうかそうか、そういう事だったのか。 私があんな目に遭ったのは、魔法使いどもが作った結界が原因だったのか」 【あ、あのぅ……】 「………………結界を敷け」 【は?】 「………………いいから結界を敷け、な?」 【は、はぃ………………】 そう命じて再び押し黙った千雨は、結界を敷設し終えたアロンダイトをパソコンデスクの上に置くと………………。 全てが終わり、春休み初日の朝に目覚めた千雨が、真っ赤になった目を瞬かせながら一番最初に思った事は…… 「結界は殊の外便利な魔法だ」というものだった。 リンカーコアで生成していた魔力である程度レジストしていたんですよ』 『だろうな、けどまぁそう考えると色々と凄い結界だよ。 電力を利用しているとはいえ、かなりの強度を持った結界だな。 一応、魔力量だけならカートリッジシステムという裏技もありますけど、あまりお勧めできません』 『あー、カートリッジっていうとベルカのシステムか。 ドーピングっぽいからそれはパスだな、第一どうやって搭載するんだよ。 次元断層があるから、向こうとは連絡や転移は無理なんだろう?』 オープンカフェでノートパソコンを広げてネットを楽しみつつ、マルチタスクを利用してアロンダイトと精神リンクで訓練と結界についての考察をして いると、目の前をメイド服を着た絡繰茶々丸が買い物籠を片手に通り過ぎていった。 よくよく考えると、あのロボも異常の一つに違いない。 何しろ、麻帆良の外では自律二足歩行でヒーヒー言っている大企業を尻目に、あのレベルのモノをいくら異常な街とはいえ一大学の工学部が作り上げた というのは無茶振りが過ぎるだろう。 しかも、彼女からは魔力らしい力が出ている感じがする。 『なぁ、アレって魔力だよな』 『ええ、確かにあのガイノイドからは魔力特有の波動が感知できますね。 ミッド式とは違いますが、ごく初期の魔力炉……いえ、魔力蓄積装置に近いものを積んでいるようです』 『へー、とすると開発者が魔法関連の関係者という事だよな。 時々、超や葉加瀬辺りがメンテしてるのを見かけるけど、あいつ等が関係してるのか? 魔法とかいうのなら超の方がありえそうな話だけど』 『そのお二方の名前は始めて会った日にも聞きましたが、どのような人物なのですか?』 『あぁ、麻帆良でも有数の天才でな、二人とも大学の工学部で研究をしている……要するにマッドサイエンティストってヤツだよ。 一応、お前は気を付けとけよ?バラされたら私が封印作業で苦労する事になるんだからな。 そういや、ミッドではああいった技術はどうだったんだ?』 『基本的に魔法と科学が融合していたので、あまり発達はしていませんでしたね。 それにああいった存在を作るのなら、使い魔を作った方が早いです、運用も柔軟にできますし』 『人工魂魄だっけ? そいつを動物じゃなくて、ああいった人型の駆動するモノに放り込んだらどうなるか興味はあるな』 翌日から新学期が始まろうという時期、千雨はアロンダイトとあれほど忌避していたはずの非日常に浸りきっていた。 といっても、おどろおどろしい雰囲気のアジト等ではない、どちらかというと日当たりが良い部屋だ。 この部屋こそ麻帆良学園都市の学園長にして、関東魔法協会の理事長。 近衛近右衛門の執務室だった。 しかし今、この場には部屋にあまりそぐわない、緊張した雰囲気が漂っている。 ここには、この街でも有数の実力を有する魔法使い達が集って会議を開いていた。 議題は…… 「というわけで、忙しい中お主等に集まってもらったのは他でもない。 春休みに入ってから時折出現する魔獣と、謎の魔法使いに関してじゃ。 誰か、これ等に関して何らかの情報をもっとらんかの」 近右衛門の議案に手を掲げたのは、黒人の中年男性である。 それを見て近右衛門が頷くと、中年男性……ガンドルフィーニが立ち上がって話し始める。 「皆さんも知っている事ですが、確認の為にもう一度報告します。 魔獣が初めて目撃された日の事ですが。 その後、この謎の人物は魔獣が出現する所に必ず現れては姿を眩ますという事を繰り返しています」 そこまで言うと、ガンドルフィーニは着席する。 次いで学園長が話を続ける。 「皆の衆、資料の4P目を開いてくれるか。 その人物、いや少女がこの魔獣騒動に関する情報を一番知っておる人物じゃろう」 室内に頁を捲る音が響く。 そこにいる全ての目が見たのは一枚のイラストだった。 顔の上半分を仮面で覆い、ノースリーブの黒いセーラーに同色のロングスカート、肘までの手甲 を嵌めたその右手に杖を携えたその少女は、なるほど魔法使いと言っても間違いは無いだろう。 「この少女は一回目の目撃時から、一貫してこちらの呼び掛けを無視し続けておる。 魔獣が現れたと思ったら、代わりにこの少女が現れて姿を消す。 その繰り返し。 少女を発見しても、その顔は仮面に隠されておって人物の特定は極めて困難じゃ、そこで、今後に関して皆の衆の意見を聞きたい」 そう言う近右衛門の言葉に言葉を上げたのは、そろそろ中年になろうかという魔法先生だった。 「考えるまでも無いでしょう。 姿を隠してコソコソするという事は後ろ暗い事をしていると宣言している様なものではありませんか? 発見次第拘束するべきです」 そんな人物に他の魔法先生が声を上げる。 優しげな感じの人物だ。 「ちょっと待って下さい。 一概に発見すると言ってもどうするんですか、僕達にはあの少女も魔獣も発見する術そのものが無いんですよ? それに、問題は魔獣の方でしょう。 戦闘時の映像を拝見しましたが、あの魔獣には僕達の魔法も気も通用していないじゃないですか。 あの魔獣をどうにかする手段を構築する事が最初にすべき事なんじゃないですか?」 「瀬流彦先生、だからこそあの少女を捕らえるんですよ。 少女があの魔獣を捕まえているか退治しているのなら改めて協力を申し出て、操っているのならそのまま拘束して罰すればいいんです」 「倉田先生。 ですから、その拘束自体どうやって行うというんですか。 大体、話し合いを持とうとする我々の手を振り払い続けているのは彼女だ。 それから、拘束が難しいというのならこういうのはどうかね? 次に魔獣が出現した場合、我々は遠巻きに傍観しておくのだよ。 そして例の娘が現れたら我等全員で拘束するというのは?」 「乱暴過ぎます! 彼女はこの都市の生徒かもしれないんですよ? それに何かの事情があって我々の事を恐れているのかも知れないじゃないですか。 」 「ふん、生徒かどうか分かったものじゃないだろう。 さっき言った事だが、後ろめたく無いのなら堂々と姿を曝す筈だ、それをしないという事は後ろめたい事情があるという事だよ。 我々を恐れているという事だって、我々と接触する事で何らかの罪が露見する事を恐れているという事なのだろう。 いや、もしかするとあの賞金首の仲間かもしれんな。 我々が困っているのを見計らって取り引きを持ちかけてくる気なのかもしれん」 「ほう、なかなか面白い意見じゃないか? 三流どころか屑にもなれない魔法使いにしては中々面白い事を言う。 いっその事、漫才師にでも転職してはどうだ?今からでも遅くないぞ」 春の陽気を湛えていた筈の学園長室に氷雪が舞った。 室内にいる人々は、一人残らず同じ方向に目を向ける。 そこには二人の少女が立っていた。 一人はメイド服に身を包み奇妙な耳飾りを着けた少女。 そうしてもう一人、倉田に言葉を投げかけた少女。 美しい少女だった。 背を流れる髪は月光の雫を溶かし込んだような金。 吸い込まれそうな魅力を湛えた瞳は、サファイアの様に青く煌いている。 シルクの様な肌はきめ細かく、どこまでも白く艶やかだ。 その身を包むゴシック調のドレスも相俟って最高級のビスクドールの様な少女は、見る人に緊張と陶酔を与える存在だった。 だが、この部屋にいる魔法使い達は、そんな外見的な事で動きを止めたりはしなかった。 人々が注視する中、エヴァンジェリンは従者を引き連れて学園長室に入ると、近右衛門の手にある資料を掻っ攫って読み始める。 誰も注意しない、先刻まで言葉を荒げていた倉田も、窘めていた瀬流彦も、そしてこの場における最高権力者であるはずの近右衛門でさえ。 室内の目を集めながら資料を読み終えると、エヴァンジェリンは面白そうに口を歪める。 そんな彼女に近右衛門が質問を飛ばした。 「エヴァンジェリン、何か分かったのかの?」 そう問いかけてきた近右衛門を呆れたような目で見ると、エヴァンジェリンはソファに腰掛ける。 すると、そう間を置かずに茶々丸の手で淹れられた緑茶が主の前に饗される。 エヴァンジェリンはその茶をゆっくりと心から味わう様に飲み干すと、面白そうな口調で話し始めた。 「ジジイ、お前はこの件どう見ている?」 「ワシの見立てかね? そうじゃな、合成魔獣を誤って解き放ってしまった魔法使いが、フリーの魔法使いに依頼して狩っておる。 そんな所じゃと睨んでおるんじゃが、その様子じゃ違うか」 「当たり前だ馬鹿者。 いたら、あっちの世界で戦争が始まっているだろうが」 「では、お主の見解はどうなんじゃ?」 「魔獣の方は分からん。 ただ、小娘の方は見当がつく」 「何じゃと!」 室内がざわめきに包まれる、自分達が全力を挙げても分からなかった謎の人物に関する情報を話そうというのだ、興味が沸かないわけが無かった。 「それで、その少女は何者なのかね?」 「正体までは分からんよ、ただこの小娘が使っている術は私が知らない全く新しい術式だ。 そうしてもう一つ、コイツはお前ら魔法使いに頼ろうとしていない、いや嫌っていると言ってもいいだろう」 「どういう事じゃ?ワシ等が嫌われているとは……」 「さてな、ただコイツはお前らという存在を知りながらも頼ろうとしていない。 自分一人で片をつけるつもりだ。 魔獣の特性に関係しているのかもしれん」 「魔獣の特性……魔法の吸収かね?」 「うむ、そこを踏まえると、こう考えるのが自然だろうな。 おそらくこの小娘は特殊能力者なのだろうさ、その特性故に貴様等魔法使いを嫌い、この魔獣を狩る事になった」 エヴァンジェリンがそこまで言うと、我慢できないと言わんばかりの怒声が響いた。 「馬鹿な事を言うな! 我々が人に嫌われるだと?貴様ではあるまいし、そのような事があるはずがなかろう!」 声を挙げたのは倉田だった。 エヴァンジェリンは声を荒げて言い募る倉田を無視すると、茶々丸を引き連れて学園長室の扉へと向かう。 そうして彼女が学園長室を出ると、扉が独りでに閉じ始める。 扉が閉じるまでの僅かな間、エヴァンジェリンの言葉が室内に衝き込まれた。 「ふん、正邪など見る側が変わればどうとでもなる物事の一側面に過ぎん。 それすら理解せずにガキどもを教え導こうなど呆れ果ててものを言う気も起きん、ジジイいい加減教育方針を見直すんだな」 学園長室の扉が閉じると、室内には安堵の吐息が満ちた。 いかに学園に封印され、極限まで魔力を抑えられているとしても、エヴァンジェリンが強者である事は間違いようの無い事実だ。 そしてエヴァンジェリンは……600年もの間、人を狩りそして人に狩られて来た彼女は、人というものを理解していた。 この部屋にいる誰よりも。 その彼女が言った言葉。 「魔法使いは嫌われている」 その言葉が楔になっていたのだろうか、その後の会議はさしたる進展を見せる事も無く、解散するという結果に終わった。 実際問題、千雨の幼少時は想像すら出来ない位、鬱々としてたんだと思う。 それから今回以降ですが『』は精神リンクによる思念会話と思って下さい。 書き直しについて 感想を読むと倉田先生について結構な批判が……orz 個人的にはこれ位なら許容範囲かと思ったんですが、とりあえず言葉を少しソフトに&らしい理由もつけてみました。 とはいえこういったキャラを作ること自体が批判の対象なんだろうな~、と思ったりもするんですが。 春休みが終了した。 これまでの人生で一番忙しい春休みを体験する破目になった長谷川千雨は、非日常の住人になって初めての新学期を迎える事となった。 様々な学校行事が終わり、今現在は2-A改め3-Aの教室でHRの真っ最中である。 教壇には、千雨が非日常に浸る破目になった原因その一が笑顔を浮かべつつ話をしている。 第03話「いま、そこにある非常識……進路に関する疑問」 『いやー、聞いてはいましたけどマスターのご学友って凄いですねー』 『言うな、私だって再確認して軽く凹んでるんだ……』 そう、千雨は気が重かった。 二年生の最終日までは普通の感覚で付いていけないと思っていたクラスメイト達だったが、リンカーコアが正常に稼動し始めて魔力という新しい感覚や 概念を得た千雨は、クラスメイト達を別のベクトルでも見る事が出来るようになっていた。 例えばすぐ前の席に座っている近衛木乃香だが、信じられない事にとんでもない量の魔力を垂れ流しにしている。 その近衛をストーカー宜しく監視している桜咲刹那や、ニンニン言っている長瀬楓、中武研部長の古菲や、モデルにしか見えない龍宮真名といった麻帆良 四天王も良く分からない力を纏っていた。 しかし、千雨をして一番ショックだったのは、ノリの良さや足の速さ程度の違いこそあれ、自分と同じ常識組だと思っていた春日美空や明石裕奈が魔力 持ちという事実だった。 そして一番重要な事実がこのクラスにはあった、それは…… 『しかし、驚きましたね。 実際、千雨も初めて見た時は信じられなかった。 何度、目蓋をこすって見直そうとしたか分からなかった位だ。 『まさかマクダウェルだとはなぁ……。 私としちゃあ、世界樹か図書館島辺りにある何かに対してやってるもんだとばっかり思ってたからな』 『ですね、そうなるとあの方はこの街で囚人宜しく封印されているという事なんでしょうかね?』 『ん?どういう事だ……って、ああそうか。 街中の電力使うような結界を使ってアイツ一人を抑制しているって事は、そういった対応をしないといけない って事だもんな。 しかし、そうなるとアイツは魔法使いの一人って事になるのか』 『ええ、それもこの世界においては屈指の実力者なんでしょうね。 可能性としては、罪を犯したといっても年齢的や状況的に責任を問うわけにもいかない、しかし相応の実力もあるので野放しにもできない、ならば保護 観察や情操教育と同時に警備等の社会貢献をさせる事で減刑をさせているんじゃないかと』 アロンダイトの言葉に千雨は溜め息をつきたくなった。 このクラスは異常だ、強大な魔力を持つ学園長の孫に財閥の娘、とんでもない天才二人に、この非常識な学園都市でも有数の武を誇る連中、しかも そいつらとタメを張るような運動能力を持つヤツがひのふのみ……。 止めに世界屈指の実力を持つ元犯罪者ときた。 コントだったら周りから一斉に突っ込みが入る事間違いなしだと 千雨は思う。 となると、次に考えるのは何故集められたのか……。 朝の全校集会の際に他のクラスを確認した所、他のクラスにも一人ないし二人の魔力持ちが確認できたからだ。 選抜クラスというのなら、現在3-Aにいる一般人とこの連中を入れ替えているはずである。 ということであるのなら選抜クラスという線は無いはずだ。 近衛や雪広あやかという如何にもな連中もいるが、千雨が一番怪しいと感じているのは、担任のネギ・スプリングフィールドである。 一番最後に合流した、という事もあるが一番大きいのは彼の年齢だ。 いくらこの麻帆良学園がエスカレーター式で、他校への進学が少ないとはいえ皆無ではない以上、進路相談の可能性がある。 しかも、中学から高校という ある意味人生の岐路と言ってもいい時期だ。 そんな大切な時期に、いくら天才とはいえ生徒よりも歳若い子供を担任にするというのはいくらなんでも酷過ぎ る話だろう。 しかも、年齢や国籍を考えると義務教育や教員免許の問題。 労働基準法や児童福祉法などの問題まで出てくる。 これだけの横車を押しているのだ、あの子供教師の赴任にはそれなりの理由があるのだろう。 そう、どういう目的があるのか分からないが、彼等魔法使いはネギの為に自分達を集めたのだ。 といった事をつらつらと考えている千雨に、隣の席の綾瀬夕映が話しかけてくる。 「長谷川さん、身体測定が始まるですよ?」 「ん?ああ悪い。 しかし、妙に騒がしくないか?」 夕映に返事をした千雨は、先程までの考え事を一旦別の領域に移して続行し、メインの思考を現実に合わせる。 それはそれとして、夕映に対してする必要が無い質問をすると、反応良く答えが返ってくる。 「ああ、それでしたらアレです。 ネギ先生がまたもや弄られそうな発言をしていたからですよ」 「懲りねぇなぁ、まぁ十歳だからしょうがないといえばそれまでなんだけどさ」 と言いながら制服を脱いで測定の準備を始める。 隣の夕映を初め、周囲の少女達も同じ様に下着姿になっていく。 年齢相応な下着の少女がいるかと思えば、サラシを巻いている少女もいる、そして年齢 ではなく外見相応の……いや言うまい。 なにか那波千鶴辺りから妙な視線を感じた千雨は、その辺の思考を中断すると、自分の席から教室全体を眺め回す。 既に教室の前の方では、いち早く準備を終えたクラスメイト達が測定を始めているのか、悲喜交々な嬌声が上がっている。 千雨はどうせ変質者か何かが噂の元だろうとマトモに取り合わなかったが、意外な人物が会話に混じってきた。 千雨達がこのクラスで最も注意している人物……エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルである。 おそらく警備担当の魔法使いとして、夜歩きしないようにとの警告なのだろう、事件について楽観視しているらしい神楽坂明日菜に警告じみた事を 言っていた。 お姫様の様な外見にそぐわない悪役じみた警告だったが……。 そんな中、廊下の方から騒ぐ声が聞こえてきた。 この声は血が苦手なのに何故か保健委員になっている和泉亜子のものだ。 漏れ聞こえてくる会話を聞いていると、どうもクラスメイトの佐々木まき絵が保健室に担ぎ込まれたらしい。 どうせ貧血か何かだろうと当たりをつけながら、騒ぎを無視して測定を続けていると、神楽坂を始めとする数人のクラスメイトが教室の扉や窓を全開に 開け放つのだった。 「連中には恥じらいってモンがないのか……」 羞恥心という言葉とは程遠いクラスメイト達の行動に頭痛を覚えながら、千雨は桜通りの事件について思考を巡らせた。 噂の元ネタに興味はないが、最近の事件に関して言うのであれば、ジュエルシードが起こした事件である可能性も否定できないのだ。 今の所、千雨が対応したジュエルシードは全て暴走状態だった。 その状態ならば、強力な魔力をぶつけなくても封印は可能な為、千雨はその状態の時に対応したいと考えていた。 一応、昨日仕上がった新型の探策魔法なら理論上は励起状態でも感知可能なので、今日辺り桜通りを探策してみるかと心にメモすると、騒いでいる他の クラスメイト達を尻目に測定を済ませていくのだった。 新学期早々、3-Aになって初めての一日はいつも通りの騒ぎで終始した。 保健室で寝ていた佐々木も大した事はなかったらしく、昼過ぎには仲が良い連中と下校したらしい。 そんな中、千雨はいつも通り一人寮への帰路についていた。 途中の生協で安売りの清涼飲料や食品を買い込んだ後、今日の目当てである桜通りへ足を向ける。 件の噂では、例の吸血鬼が出没するのは夕方や夜間であるらしい、ならば今の時刻はとりあえず安心という事だ。 千雨は並木道に設置されたベンチに腰掛けると、周囲をそれとなく見回す。 下校時という事もあるのか、周囲にはそれなりの人目があった、3-Aではないが花見をしている連中すらいる始末だ。 これでは魔法の発動は無理だと悟った千雨は内心、舌打ちをする。 実の所、千雨が扱うミッドチルダ式の魔法にはとある欠点があった。 魔力素を固定することで、魔法発動を助ける この図式はそれなりの大きさがあり非常に目立つ為、人目につく場所での発動は憚られたのである。 『おい、この辺に魔法発動にいい場所はあるか?』 『難しいですね、周囲から魔力波動は感知できませんから励起状態以上のジュエルシードは無いはずですが、この場所が魔法使いの監視下にないとも言い 切れません』 『だよな、噂になっている位だ。 連中が監視していないと考えるのは楽観が過ぎるだろうな。 だけど、これ以上寮で魔法行使するのも不安だしなぁ……。 しょうがねえ、ここから離れるぞ。 帰りながら良い場所がないか探してみよう』 『了解です』 千雨は自分の活動範囲の狭さに苛立ちを覚えながら桜通りを後にした。 唐突にアロンダイトから警告が発せられる。 『マスター!』 『あーくそ!予想通りじゃねぇか。 桜通りだな?』 『はい、桜通りでジュエルシードの暴走体が発現しました。 それと同時期に桜通りから離脱する魔力反応を二つ確認しています。 恐らく彼等が使用した魔法が原因で、一気に暴走状態へ移行したものと考えられます』 『ヤリ逃げかよ、碌でもねぇな。 まぁいい、魔法使いどもは?』 『未だ到着していません、今すぐに行けば比較的楽に離脱できる可能性があります』 『よし、じゃあ急ぐぞ』 そう言うやいなや、人目に付かない程度の速さで玄関へ向かうと、外出用のスニーカーを突っかけるように履いて寮を飛び出して行くのだった。 その数分後、桜通りにはバリアジャケットに身を包んだ千雨の姿があった。 桜通りを包むように結界とサーチャーは敷設している。 結界に覆われて普段と趣きを変えた桜通りを見回すと、魔法戦闘があったのだろう、残留魔力がそこかしこに残っていた。 「こりゃまた凄いな、吸血鬼ってヤツは魔法も使えるのか?」 【どうでしょうね、魔法を使える者同士が争った事は間違いないと思われますが……】 「まぁ、そこら辺は麻帆良の魔法使いに任せるさ、こっちはこっちで忙しいしな。 ジュエルシードの反応はどうだ?」 【並木の右手中央辺りから出ています。 移動はしていませんが、魔力反応を出している範囲が少しずつ広がっています。 放っておくと、一両日中には麻帆良中に広がる事は間違いありませんね】 「いつもながら厄介だな、サーチャーはどうだ?」 【魔法使いも近付いて来ている様です、魔力量から見て恐らく戦闘の痕跡を隠蔽する為のメンバーでしょう】 「じゃあ、あんまり悠長にしてられないな。 行くぞ」 【了解ですマスター】 千雨はアロンダイトの誘導に従って歩を進める、すると幾らもしない内に暴走体を見つける事ができた。 並木の中の木を宿主にした暴走体なのだろう。 捻れ変質したそれは最早、木とは呼べない怪物と成り果てていた。 元々あった小さな洞は巨大化し、目や口といった感じになっている。 枝や地面の上に出ている根はザワザワと蠢いており、表面の木肌は不気味な動きを見せ付けていた。 恐らく異常成長した根を広げているのだろう、この 根の成長が魔力反応の拡大化と比例している事は間違いない。 となると、一刻の猶予もないだろう、早目に封印しないと千雨では手に負えなくなる可能性がでてくる。 「こりゃあヤバイな、ジュエルシードの反応は?」 【眼前の樹木状の暴走体全体から反応があります、一度完全に暴走状態を解除しない限り特定は難しいでしょう】 「要するにいつも通りって事か。 ま、動かないだけまだマシってヤツだな、やるぞアロンダイト」 【了解しました、<ブラストカノン>レディ】 「撃っ、うわっ!」 <ブラストカノン>を撃とうとした瞬間、慌てて横っ飛びに跳ねる。 そのまま空中に逃れると、その後を追う様に地面から鋭い槍に似た何かが飛び出して来ていた。 何かは千雨の後を追う様に次々に飛び出してくる、千雨はその攻撃から逃げながらアロンダイトに話しかける。 「何だ?」 【宿主の地下構造体を利用した攻撃です】 「根っこって事か……、じゃあ上空から仕掛けるぞ」 【駄目です】 「どうしてだよ、ある程度は距離を取らないとヤバイだろ」 【擬似魔法能力による結界が張られています、今の状態だとあの暴走体以上の高さには上がれません】 「はぁ?」 【加えて結界外部のサーチャーとの接続が切れました、結界外の探策ができません】 「サーチャーは放っておけ、今は封印だけ考えるぞ。 とは言っても、<ブラストカノン>は足を止めないと撃てないし……<ブラストショット>である程度弱らせるしかないか。 ある程度、自己修復に回せば攻撃も緩くなるだろ!」 千雨の号令の元、デバイスモードのアロンダイトから<ブラストショット>と呼ばれる6つの黒い光球が奔る。 それは、周囲五方向そして天頂から暴走体へ殺到すると、数本の枝を砕き折り、幹にも浅くない傷を負わせた。 暴走体はその攻撃を受けると、痛みを感じているのか幹全体を捩り、不気味な唸り声を上げる。 「いよっし!何とかいけそうじゃねえか、この調子で潰すぞ」 【了解!】 それから数度か千雨と暴走体の攻防が続いた。 しかし、ここで戦いは新たな展開を見せる。 動きが鈍くなってきた暴走体に念の為と放った<ブラストショット>が見えない壁に弾かれたのである。 「何だ!?弾かれたぞオイ!」 【フィールドタイプの障壁です。 同時に周囲の魔力素の消失を確認。 結界同様、ジュエルシードの魔力素吸収能力を利用した擬似魔法能力だと推測されます】 「どうする?」 【危険ではありますが<ブラストカノン>の使用しかないでしょう。 見た所、障壁の展開中は暴走体も攻撃は出来ない様です。 一旦<ブラストショット>で障壁を発生させた後、解除までの三十秒間の間に<ブラストカノン> のチャージを終了させ、障壁ごと撃ち抜くのです】 「それしかないか……」 【但し、暴走体は学習能力を備えている可能性が高いと思われます。 封印のチャンスは多くて二回ですが、できうる事なら一回で仕留めるべきです】 「そいつはキツイな、今でもけっこうリソースギリギリなんだけど?」 【そこで提案です】 「何だよ」 アロンダイトの言葉に一抹の不安を感じながらも千雨は言葉を返す。 【結界を消去しましょう】 「やっぱそうなるか、確認するけどそれしかないのか?」 【はい、今の所マスターが振り分けているリソースは大まかに以下の通りです。 飛行魔法制御:2、結界制御及び知覚:2、戦闘行動:4、その他:1。 この内、一番放棄しても問題無いのは結界に関するリソースになります】 「よし、じゃあ結界制御を時限式にセットして掛けっ放しにするのはどうだ?」 【そうなると結界の状況知覚ができなくなりますが?】 「いきなり解除するよりかはいくらかマシだ、一般人に見られる訳にもいかねーしな」 【了解です、ではリソースを消費しない時間で暴走体の結界内部に時限式結界を構築し直します。 暴走体の障壁解除予想時間は三十秒、時限式結界の維持時間は四十秒の予定。 次の<ブラストショット>射出と同時に結界の破棄と構築、直後に<ブラストカノン>のチャージを開始します。 宜しいですか?】 「ああ、そいつで問題ない」 【ではマスターの<ブラストショット>射出をトリガーとします】 「よし!いくぞ!」 【了解】 直後、アロンダイトから黒い光球が射出される、その勢いはこれまでの比ではなく閃光と言っても良い程だ。 光球はこれまでの様に分散着弾しなかった、全ての光球はほとんど同じ箇所に着弾して暴走体の障壁を歪ませる。 着弾と同時に暴走体の結界外に展開していた千雨の結界が解除された……この時点で五秒経過。 アロンダイトの本体が煌き、暴走体の結界内に新たな時限式結界が構築される……十秒経過。 次いで<ブラストカノン>の魔法式が千雨とアロンダイトの内を奔る。 アロンダイト変形開始。 千雨、回せるだけの思考を<ブラストカノン>の術式制御に振り向ける。 アロンダイト変形完了。 千雨、<ブラストカノン>発動補助の魔法陣構築。 環状魔法陣はデバイス保護と魔力収束の魔法陣のみを展開。 今回の対象は近距離の為、弾道補正の環状魔法陣は省略する。 千雨、シューティングモードのアロンダイトを保持。 魔法の設定により体勢を固定、フィールド魔法により保護を行う。 <ブラストカノン>チャージ開始、暴走体の障壁消滅開始……残り十秒。 チャージ終了まで残り三秒。 暴走体の障壁完全消滅、千雨の足元数箇所で隆起発生。 (話と違うじゃねーか!) 千雨、心の中で毒づく。 同時にチャージ完了。 <ブラストカノン>射出……着弾まで一秒。 千雨の足元に敷設していた<ブラストカノン>の魔法陣に暴走体の攻撃接触。 が、同時に<ブラストカノン>が暴走体に着弾。 魔法陣の表面を滑りながら本体側に地下構造体は引き摺られる。 全てが終わった瞬間、立ち上った光の柱の中にジュエルシードが浮かんでいた。 しかし、この夜。 そんな惨状に怯えたのか、十数人いた襲撃者の一人である麻帆良学園の魔法使い、年配の山崎教諭は震える声でこの襲撃を主導した倉田教諭に話しかけた。 「く、倉田君。 ここまでする必要はなかったんじゃないかね?」 「何を言っているんですか、山崎先生。 あのような得体の知れない魔法使いなど、発見次第拘束すべきです。 それを今まで放置していた事自体ありえない話ですよ」 「全くですな。 「……やってくれたな、てめえら!」 山崎が気を失った後、土煙の中から少女の怒声が響き渡った。 麻帆良の魔法使い達は、その時に吹いた一陣の風に感謝しただろうか、それとも恨んだだろうか。 風に吹かれた土煙はその姿を消し、そこにいる少女を彼等の視線に曝した。 そこには資料にあった通りの少女がいた。 黒のノースリーブセーラーとロングのプリーツスカートには赤のラインがアクセントとして走り。 両腕には貴婦人が嵌める様な手袋、その上にある手甲は硬質だが美しい輝きを宿している。 顔を隠すのは黒のフェイスガード。 の、はずだった。 かつて美しくその身を飾っていた衣装は土に汚れ、罅割れ、破れ、欠けていた。 顔だけは守ろうと死守したのだろう、土埃に汚れただけのフェイスガードから僅かに覗く口元は怒りに歪んでいる。 そんなボロボロな彼女を見た倉田は自信を持ったのか、意気高々に声を上げる。 「ふん、大層な口を利くが最早ボロボロではないか! 粋がるのも大概にして此方に降るのだ、今なら寛大な扱いを考えんでもないぞ?」 「おい、寝言は寝て言えよオッサン。 加害者はてめえらでこっちは被害者だ、あんまり舐めた口利いてるんじゃねぇ」 声の様子から察して目の前の魔法使いは中学生位だろうと感じた倉田は、苛立ちを隠そうともしない声で話を続ける。 「なんて口の利き方だ、親の顔が見たいものだな」 「ふん、安心しな。 オッサン達の親より万倍マシな面しているさ」 「……………………」 「……………………」 千雨と倉田、双方の意見はどこまで行っても平行線だった。 いや、それは正しくないだろう、二人ともお互いに歩み寄ろうという意志が無いだけだ。 そんな緊張状態を打ち破ったのはどちらだったのだろう。 そんな仲間達に驚く時間が彼等にあっただろうか、始動キーも唱え終らない内に千雨がアロンダイトを振りかぶると、彼女の周辺に再び<ブラスト ショット>の魔力弾が6つ発生する。 そのまま千雨は魔法使いの詠唱の終了を待たずに<ブラストショット>を射出。 そんな彼等は最後の頼みとする魔力障壁に魔力を注ぎ込んだが、千雨が放った魔弾は彼等の盾を易々と貫き、彼等の魔力と意識を刈り取って行く。 避ける事も防ぐ事も叶わない、全方位からの全力攻撃だ。 倉田達は目の前にいる正体不明の魔法使いの敗北を幻視した。 しかし彼等は忘れていた。 最初に彼等は、今以上の攻撃を彼女に加えていた……という事実を。 同時にリンカーコアも最大出力で魔力を生成して、片っ端からフィールド型防御魔法に注ぎ込む。 防壁は千雨一人がギリギリ入る程度の範囲、その範囲に桜通り一帯の魔力素を集中させる。 それは最早、魔力のみならず物質的な硬度さえ持った障壁 となっていた。 彼等の意識は闇に落ちていった。 「くそっ!何だって言うんだあの連中、マトモじゃねぇぞ」 【魔法使い達の中でも強硬派の集団だと思うのですが、彼等は何か妙なイデオロギーでもあるんですかね】 「確か自分達の事を善き魔法使い、とか言ってたよな、いい大人がそういう事を口にするってどうなんだ?」 【確かに会話ログにそれらしい言葉がありますが、彼等の世界ではとりたてて異常な文言ではないのでしょう。 マスターに関しては、ジュエルシードの封印作業時に度々目撃されていますから、それが問題視されたんでしょうか】 「ジュエルシードの事が公に出来ない以上、麻帆良の魔法使い達は敵と認識した方が良いのか?」 【どうでしょうね。 いっその事、彼等の手を借りるのも一つの手ですよ?】 「それはパス。 私は平穏な生活を取り戻したいんだ、ジュエルシードの回収が終わったら私は日常を満喫するって決めているんだよ」 【左様ですか】 「何だよ、何か言いたげだなおい」 【いいえ?別に何でもありません。 ただ、この都市で日常と嘯いても空々しいと思うのですが。 それともマスターは外部進学を考えておられるんですか?】 アロンダイトの言葉に千雨は返す言葉が出なかった。 確かにコイツの言う通り、非日常から逃げ出す最も有効な手段は、ここ麻帆良学園都市から出る事である。 そうすれば少なくとも、魔法使いや結界といった事象からは距離を取る事が出来る。 この学園都市が日本国内にある以上、進学する際に麻帆良外の学校を選択する事も可能なはずだ……多分。 しかし、ここまで考えた時、千雨の脳裏にとある可能性が浮かび上がってきた。 「…………ん……あれ?」 【どうされました?マスター】 「重要な事に今更気が付いた……」 千雨は真っ青になって呟いた。 【は?】 「何で進学する時、そのまま此処に残る事を選択したんだ? 小学校であんな目にあったのなら普通は別の学区に移るだろう……」 【親御さんの希望とか】 「いや、成績がある程度あれば外部の進学校の受験位はさせてくれるだろ? 別の街に移るとか、麻帆良から出るとか、そういう選択肢がスッパリ抜けてたんだよ……。 今更ながらに恐ろしいぜ、自分でも気が付かない内に進学先を決めてたんだ」 【下手な洗脳よりも性質が悪いですね……】 「それもこれもあのクラスに集める為だったんだろうな……。 こうなるとますます魔法使いに係わり合いたく無くなってきたな」 【ですね、私も空恐ろしくなってきました。 そうなると、あの担任教師に係わるのも極力避けるべきでしょうね】 「ああ、そうなると魔力感知を妨害する魔法を恒常的に掛け続ける必要が出てくるな」 【少々、マスターの負担が増える事になりますが宜しいのですか?】 「しょうがないだろう、下手に目を付けられて魔法使いに捕捉されるよりかはいくらかマシだ。 新手の訓練だとでも考えておくよ」 【了解しました、それでは現時点より魔力認識阻害魔法<マギリングハイド>をマスターの体表に展開します】 「ん、っとキツイな……。 これってフィールド型の幻術魔法になるんだよな?」 【はい、潜入工作員が使用する魔法が元になっています。 幻術魔法には珍しく、長時間の使用を念頭に組まれているので今の様な状況にはうってつけですね。 この魔法を発展させ複合し変化させる事で、魔力結合阻害空間<アンチマギリンクフィールド>の術式になるのではないかと言われています】 「へぇ、そんな事まで研究されていたんだ」 【犯罪者も魔法を使いますからね。 AMFが実用化されれば、魔法を使わないでもいい重要施設の防護に役立つという発想ですよ】 「なるほどね、じゃあ帰るか……っく」 【マスター、大丈夫ですか?】 便座から立ち上がった瞬間、受けたダメージと<マギリングハイド>の負荷で顔を顰めた千雨に、アロンダイトが気遣わしげな声を掛ける。 そんなアロンダイトに千雨は不機嫌な声で答えた。 「ああ、何とかな。 今夜は魔法を使ったからな、一晩眠れば普通に誤魔化せるだろうさ」 【<マギリングハイド>は適時最適化の処理を行う様にしますね】 「頼んだ、じゃあ帰るか」 そうアロンダイトに告げた千雨はトイレから出ると、コンビニへの義理で安いスナック菓子を購入し、寮への道を辿っていった。 千雨は小学生で苛められ(ハブられ)てたのに何故この地に残ったのか……で、出た答えがこの思考誘導。 自分で思いついてゾッとした。 書き直した点について 感想を読んでいると色々と言われたので、ちょっとソフトに&ネギま!らしく修正。 リリカル世界とネギま!世界の常識が食い違う話ですね。 しかし、書き直してコンビニのトイレのシーンを読み直したら、千雨の「マトモじゃない」発言は笑えてしまった。 後、もう一つ勘違いのネタとしてエヴァンジェリンという存在についての考察があります。 ネギま!世界のエヴァは知っての通り吸血鬼ですが、そんな 存在や種を知らない千雨とアロンダイトは当然の事ながら彼女を普通の人間と認識しています。 バリアジャケット未着用時の場合は、レジストに全力を傾ければ何とか無効化できる感じ。 千雨の魔力光について これ、実はパクティオーカードの色調を参考にしました。 一応、青や銀といった他の候補もあったんですが、ちょっとありえねー位の反則級レアスキルを持っているので、それなら魔力光も特殊なもので良いかな と思いました。 色のイメージとしてはリインフォースの<デアボリックエミッション>を思い浮かべてくれれば良いかと。 倉田センセを再度戻した件について……orz 感想を読んで再び確認すると……うわああああああああああああああああ という感じでした、やっぱり軸がブレると碌でもない結果になるね。 倉田というアンチというかヘイトというか、そんなキャラを何故出したかとうのは、偏に私が臆病だからですね。 腹を決めた人なら、ガンドルフィーニ辺りにやらせるんでしょうけど、そこまでの度胸がないんです。 で、度胸がないから感想にビビって、こんな無様を曝すという悪循環。 ソフトにするか以前に戻すか考えて、再度読み直してみると。 麻帆良大橋でのカタルシスや、近右衛門との交渉や千雨のスタンスに齟齬が出てくる……ので、 倉田先生には反面教師になって貰う事に……。 ヘイトはいかんという感想をくれた方には申し訳ありませんが、このSSでは大体これ位のヘイトが出ると納得して読んで下さい。 始業式の翌日、つまり本格的に中学三年生の日常が始まった日。 クラスメイトの一人であるところの神楽坂明日菜に担がれた、担任教師のネギ・スプリングフィールドである。 いや、年齢からするとそうおかしい光景ではないのかもしれないが、彼の立場を考えるとあの扱いはどうなのだろう。 半泣きだし……。 第04話「子ネコとガイノイド……と、オコジョ妖精」 その日の授業中、ネギは開始から終了十分前の今まで上の空だった。 玄関口での出来事から、何か学校絡みでトラブルを抱えているのだろうと千雨は推察したが、授業時間が進むにつれネギの様子はますますおかしく なっていく。 ぼうっとしながら授業をしているかと思えば、教卓にあごを乗せて、はあ、とアンニュイな溜め息をつく。 そんな担任教師の様子を見てクラス中がざわめき始める、正直授業になっていない。 「な、何かネギ先生の様子がおかしくない?」 「う、うん。 ボーっとした目でわたしたちを見て」 「あんなため息ばかり……」 「ちょっと、ちょっと、これってもしかしてこないだの?」 「あー、あのパートナー探してるってゆー」 「ネギ先生王子説事件!?」 「じゃあ、まだ探してるの?」 「えーうそー」 周囲から漏れ聞こえてくる声に、千雨は呆れていた。 自分が知らない間にあの子供教師はまたぞろ騒動を起こしていたらしい。 漏れ聞こえてくる話を組み立ててみると、どうやら先生は某国の王子で、麻帆良で教師をしているのは人生のパートナー=王妃を探す為だとかどうとか ……なんともお馬鹿な設定だった。 いやいや、それってどこのマンガだよ、十歳で教師ってだけでも無茶なのに王子とかありえねぇだろ、設定詰め込みすぎだ。 しかも魔法使いとかいう 隠しパラメーターまであるし。 千雨はいつもの如く、心の中でクラスメイト達に突っ込みを入れていた。 ザワザワと騒ぎがだんだんと大きくなるが、ネギはまったく気づいていない。 「セ、センセー。 読み終わりましたけど」 「えっ!? あ、はい。 ご苦労様です。 和泉さん」 指定された範囲の英文を朗読し終えた和泉亜子の言葉に、あわててそう返事するネギだったが、誰が見ても聞いていなかった事が丸分かりな反応だ。 いいんちょ辺りは違う意見かもしれないが……。 長々と朗読させられた和泉はいい面の皮である、いや彼女自身はどうもそれどころではないようだが……というか何故赤くなる。 呆れる千雨を他所に、ネギは授業とは関係ない質問を和泉にする。 「えーと。 あの、和泉さん。 つかぬことをお伺いしますが……やっぱり、やっぱり皆さんくらいの年の方が、あの……パートナーを選ぶとして、十歳の 年下の男の子なんていうのはいやでしょうか?」 「なっ!?」 「ええええー!」 担任自ら授業を放棄したその質問にクラス中が沸きあがる。 「そ、そんなセンセ。 ややわ急に……ウ、ウチ困ります。 まだ中三になったばっかやし……で、でもあのその……今は特にその、そういう特定の男子は いないって言うか」 あわあわと和泉が返事をする。 はあ、とネギはその言葉にうなずくと、今度は宮崎のどかに矛先を向けた。 「宮崎さんはどうでしょう?」 「へっ……ひ、ひゃはいっ。 えと……あう、あああのっ、わっわたっ私はーーーあのーーー」 テンパっているのか周囲をワタワタと見回し、どもりながらも答えを返すのどか。 そんな彼女の姿に、早乙女ハルナや朝倉和美といった連中の目が光る。 あと、何故か隣の綾瀬夕映が拳を握って必死に宮崎を見ていた。 騒ぎは加速度的に大きくなっていく、よくも隣のクラスから苦情が出ないものだと感心する。 そういった騒ぎの最中、返事をしようとしいるのどかを押し退けてアグレッシブに主張する生徒が一人。 我等がいいんちょこと雪広あやかその人である。 「わ……わわ、私はーーあの、オオ、オケッ……」 「はい、ネギ先生っ!」 そのままぼうっとしているネギに、手を上げアピール。 「は、はい。 いいんちょさん」 「わたくしは超OKですわ!!」 「ネギ先生、ここで耳寄り情報。 ウチのクラスは特にノーテンキなのが多いから大体……」 そんな委員長を押しのけて、朝倉が3-Aの恋人事情を説明しはじめる。 千雨はもう勘弁してくれと心の底から思った。 「何だかなぁ、アイツ仕事する気あるのか?」 『さぁ、どうでしょう。 パートナーというのがなにを指すのか分かりませんが、あまり褒められた行為ではない事は確かですね』 『つうかさ、給料貰ってるんだから、やる事やれって感じだよ。 そういや、朝方から様子が変だったよな。 学校に来たくなさそうだったのを神楽坂に無理矢理連行されて来ていたみたいだし』 『例のガイノイド……絡繰茶々丸でしたか、彼女に挨拶されていた時に怯えていましたね。 彼女に苛められでもしたのでしょうか』 『いや、それは無いんじゃないか? 絡繰って存在自体はアレだけど、行動としてはマトモな部類に入るからな』 『そうなんですか?人間よりも行動がまともなガイノイドというのは何か間違っていると思わないでもないですが……』 『というか、なんで私がネギ先生の心配をしてるんだ?おかしいだろ。 話変えるぞ。 とりあえず、探策魔法からだ、魔法陣の発生は抑えることが出来ないんだよな?』 いつの間にかネギの心配をしている事に気が付いた千雨は、憮然となって無理矢理に話題を変える。 『はい、ミッドと麻帆良の違いが如実に現れた不具合ですね。 あちらでは社会的に魔法が認知されているので、危険なものでない限り魔法の発動は許容されるんですよ。 まぁ、魔導師自体が簡単に魔法を使用しない傾向にあるというのもありますが』 『ほとんどの魔法が戦闘に使えるしな、基本鉄火場でしか使用しないんだろうさ。 そうなると結界敷設後か、人目が無い場所でないと使えないな』 『そうですね。 ただ、広域探策魔法は結界内で行っても意味はあまりないでしょう』 『分かってるって、麻帆良全域を結界で覆えれば話は早いんだろーけどな』 『愚痴っていてもしょうがありません、ここは前向きに行きましょう。 結界を広域に敷設できない以上、広域探策はマスターの自室か人目がない場所という事になります』 『そろそろ寮はヤバそうな気がする、できればどっか良い場所を探そう』 『了解です。 そうなると候補地は限られますね』 『あぁ、一番の安全牌は麻帆良外縁部の森。 次点が教会の裏手辺り……。 この間の桜通りの時にできれば良かったんだけどな、あの連中さえ出てこなけりゃ何とかなったんだよ……くそ』 『とりあえずその中でマスターの生活圏と被るのは教会裏手になります。 外縁部の森は少々離れすぎていますから、マスターが疑われる原因になりかねません』 『やっぱそうなるか……教会の裏手も正直遠慮したい所なんだけどな、こればっかりは自業自得だと諦めるか』 『マスター、やはりある程度の生活圏拡大を行うべきでは?』 『やるべきなんだろうけどな……、基本的に私はインドア派なんだよ。 あまり日に焼けたくもないし……いや分かってはいるんだ、とりあえず外縁部まで足を伸ばしても奇妙に思われなくなれば、その分魔法行使に適した 場所が見つかるっていうのはな。 アロンダイトと出会って、ジュエルシードを回収し封印する事に関しては否定も拒絶もしない事を決めていた。 何故なら人命に係わったり、災害に類する 話なので、やらないと酷い事になるのが分かっているからだ。 しかし、魔法使い達との接触は違う、彼等と接触を持つとジュエルシードの封印が全て完了しても魔法を始めとする裏の事情に係わる事になりかねない。 それだけは到底許容できなかった、千雨はこれ以上非常識な世界に係わるつもりは毛頭ないのだ。 千雨はジュエルシードの封印が終了したら、余程の事がない限りバリアジャケット以外の魔法は使わないようにしようと心に決めていた。 ジュエルシードは日常を破壊しかねない要因だから封印する。 非日常と係わり合いになりたくないから、魔法使いとの接触はしないようにする。 この二つが、アロンダイトと出会った千雨が決めた事だった。 会場は何を考えているのか、女子寮にある大浴場・涼風。 参加者は全員水着着用を義務付けられていた、参加意欲が日本海溝よりも低い千雨は学校指定 の水着である。 驚いた事に、この馬鹿げたイベントにはクラスメイトのほぼ全てが参加していた、しかも殆どが自前の水着着用だ。 もう何をどう突っ込んでいいものやら、千雨はせめて何事も無く早く終わるように念じながら浴槽の片隅に腰を落ち着けた。 そうこうする内に、このイベントの主賓であるネギが長瀬楓と大河内アキラに抱えられて来た。 何やら頭には袋が被せられている為、傍目には拉致されて 来たようにも見える。 まぁ、実際そう違いは無いのだろうが……。 長瀬と大河内は浴場に到着するやいなや、袋を被せたままのネギを浴槽に放り込む……というか投げ込んだ。 ちなみに服は脱がされている。 一応クラスメイトが群れている辺りに放り込まれているので、死ぬ事は無いだろう。 浴槽に放り込まれたネギは、あれよあれよという間にクラスメイトに集られる。 クラスメイトの群れの中から色々と洒落にならない言葉が飛び出しているが、千雨は心の平穏の為に無視を決め込んだ。 『マスター、あれは俗に言う逆セクハラというものでは?』 『無視しとけ、ネギ先生がPTSD患ったって私は係わり合いになるつもりは無いからな。 てーか、これが原因でウェールズに帰ってくれねーものかね…… ん?』 『マスター?』 『いや、何か変な感じがしたんだが』 千雨が不意に感じた奇妙な感覚を確認しようと意識をこらそうとしたその時、浴場内に黄色い悲鳴が響き渡った。 『何だ?またネギ先生の暴発魔法か?』 『いえ、どうやら違うようです……何ですかね? あのけったいな生き物は』 よく見ると浴場のそこかしこで裸のクラスメイト達が右往左往している、湯気ではっきりとはしないが何かを追いかけているようだ。 しばらく傍観していると、その集団は脱衣所へと向かって行く。 その時、このイベントに参加していなかった明日菜が制服姿のまま浴場に現れた。 追いかけられていた謎生物は明日菜を見つけると彼女に飛び掛って行ったがそこはそれ、麻帆良四天王と肩を並べる程の身体能力を持つ女だけのことはある。 近くにある洗面器をやおらに掴み取ると、その謎生物に向けて思い切り振り回した。 明日菜が振り回した洗面器は謎生物を弾き飛ばしたが、彼女も無傷ではなかった。 明日菜の制服のボタンが全て弾け飛んだのだ。 「うわ、係わりたくねぇー」 湯気の中に消えていく謎生物を見ながら千雨は心の底から呟いた。 よくよく見るとネギの右肩には、白い物体が付属している。 しかし、最近思うのだが、ネギ先生は魔法を隠すつもりはあるのだろうか?あの異常な運動能力を持つ明日菜も大概だが、それに付いて行ける十歳と いうのも凄いを通り越して異常だと思う、果たして彼にその自覚はあるのだろうか。 騒ぎになっていないから結界が働いているのだろうが、あまりにも杜撰すぎる。 そんなふうに考えている千雨にアロンダイトが語りかけてきた。 『マスター』 『どうした?ジュエルシードの反応でもあったか』 『いえ、今の所それらしい反応はありません。 それよりもネギ先生の肩に乗っていた生物ですが』 『ん?あれ生き物だったのか……って、教師が学校にペット持ち込むなよ』 『いえ、あれは昨日浴場で騒ぎを起こした魔法生物です。 恐らくこちら側の使い魔なのでしょう』 『え……マジか?』 『はい、身体的特徴や魔力波動も間違いなく一致していますから、まず間違いないでしょう』 『おいおい、あんなセクハラ生物を女子校に持ち込むなって、安心して学生生活送れねぇだろう。 いや、もしかしてそれが目的なのか?』 『どういう事ですか?マスター』 『いや、ネギ先生の暴発魔法だけどさ、実は巧妙にカモフラージュした確信犯とかありえなくないか?』 『え?いや、流石にそれは、多分……無いんじゃないでしょうか』 千雨とアロンダイトは、あまりにも失礼な想像をしながらネギの背中を見送った。 その翌日の放課後、探策魔法を使用する場所を探して千雨は麻帆良をうろついていた。 とりあえずの目的地にしているのは、次点として候補に挙がった麻帆良教会の裏手である。 あの近辺は宗教施設ということもあってかなり閑静な場所だ、目的に沿う可能性は高い。 時折休憩を挟みながら教会への道をそぞろ歩いていると、存外気分が晴れている事に気が付いた。 たまにこうして歩くのも悪くないかと、川沿いにある桜や何気ない麻帆良の景色を携帯で撮りながら歩く。 麻帆良女子中等部から一時間も歩かない場所にその教会はあった。 西洋建築がメインになっている麻帆良学園都市に相応しく、教会はヨーロッパ風の荘厳なものだ。 千雨はふぅと息を吐くと、教会の周辺を見渡す。 周囲には目立った建造物は無く人気も少ない、普通に見たら文句無しの立地だ。 後は魔法的な仕掛けがあるかどうかである。 教会に近付く前に<マギリングハイド>が正常に働いている事を確認すると、千雨は改めて周囲を探索していく。 慎重に周囲を探査していった結果、魔力素はそこそこ高いものの問題はないと感じた。 「ここなら何とかいけそうだな」 【はい、早速裏手に回って探策魔法を試してみますか?】 「そうだな……いや、今日の所は止めておこう。 明日が休みだから時間がある日に回そう、発見次第封印したいしな」 【了解です、では今日は寮へ帰りますか?】 「いや、ちょっと裏の森を確認しておく、もしかしたら何か不具合があるかもしれない」 そうして教会の裏手に行くと、そこは猫だまりになっていた……。 そこにいるのは野良なのだろう、そこそこ薄汚れてはいるものの十匹前後の猫が教会裏の陽だまりで思い思いに寛いでいた。 千雨は猫を特に嫌っているわけではないので、猫達がいる陽だまりを迂回して森に入り込む。 そのまま五分程だろうか、森の中を歩き回った千雨が教会裏に戻ろうとすると、裏庭には何故か茶々丸がいた。 何をしているのか、そう思って森の中の樹にその身を隠して覗き込んで見てみると、どうやら先程の猫達に餌をやっていたらしい。 なるほど、あの猫達は絡繰が来る事を見越して集まっていたのかと千雨は理解した。 そう思って出て行こうとした足はすぐにまた止まった、何故かネギと明日菜が教会の建物に隠れて此方を覗き込んでいるのだ。 「何してるんだ?あいつら」 【さぁ、可能性としては街で見かけた絡繰茶々丸を追ってきたは良いものの声を掛け損ねている。 といった所でしょうか】 「かなぁ……というか先生の仕事はいいのか? 放課後だからって仕事が無くなる訳じゃないだろうに」 【その辺はサポートが付いているのかもしれませんね】 「いや、その辺で十歳扱いされてもこっちが困るんだよ。 どうせならその人員を担当教師にしてくれって話だろうが」 【おや、ネギ先生達が出てきましたよ】 「ん?何か様子が変だな」 千雨の言葉の通り、教会の影から出てきたネギと明日菜は普段と様子が違っていた。 何と言うか妙に緊張している。 茶々丸はそんな二人を見ると、足元にじゃれついていた猫を森へと放した。 猫達が周囲からいなくなると、二人は茶々丸と話し始める。 切れ切れに聞こえてくるその話しの内容に依ると、ネギはやはり厄介事に巻き込まれていたらしい。 ネギとトラブったのは絡繰が言うマスターなる人物、絡繰はその仲間といった立場にあるようだ。 恐らく絡繰の主はそれなりの腕を持った魔法使いか何かなのだろう、もしかしたら噂の吸血鬼かもしれない。 主の方は打倒し難いと感じたネギ達は、先に絡繰を倒そうとここに来たのだろう。 まぁ、戦いという視点で言うのならまず間違いの無い選択ではあるのだが、それなら何故ここに神楽坂がいるんだ? あいつも魔法使いというオチなのだろうか、しかしアイツからは特にそういった力は感じなかったんだが……。 そういう風に千雨が考え込んでいる最中に戦闘が始まったのか、ネギの詠唱らしき声が聞こえてくる。 「行きます!契約執行十秒間 ネギの従者『神楽坂明日菜』!」 【マスター、神楽坂明日菜の身体にネギ先生から魔力が注がれていきます。 ブースト系の魔法で神楽坂明日菜の運動能力を強化したようです、魔力障壁も確認しました】 千雨はアロンダイトの報告で何が起こっているのかを知った。 麻帆良の魔法使い達の目的、そしてネギ先生が教え子になにをしたのかも。 「こいつがパートナーってヤツか! ふざけやがって、麻帆良の魔法使いども、ウチのクラスの連中をあのガキの手駒にするつもりだ」 そんな中、事態は次の状況へ移行した。 明日菜が稼いだ時間を利用して、ネギが魔法の詠唱をしていたのだ。 【マスター、高密度魔力を感知。 弾数は11です】 「あのガキ、絡繰を壊すつもりか?! <マギリングハイド>解除!<ラウンドシールド>間に合うか?」 【やってみます】 千雨は移動と同時にアロンダイトを起動、自身もバリアジャケットとフェイスガードを身に纏う。 しかし、そんな千雨の横をいち早く駆け抜ける小さい影があった。 千雨はその気配に気を取られて、茶々丸を救う為の僅かな時間を失う。 茶々丸のカメラアイが見たのは、数日前ここに放した白い子猫だった。 初めて会った時、その子猫は事故に遭ったのか、左後肢を引き摺っていた。 時折、猫達の事で世話になっている獣医に手当てして貰った所、何とか普通に生きていける程度に回復した為、ここに放したのだ。 その子猫が、目の前で力なく横たわっていた。 そんな時だった、森の中から黒いセーラーに身を包み、フェイスガードで顔を隠した少女が飛び出してきた。 「貴女は……」 呆然とした様子の茶々丸の声が裏庭に響いた、その声にネギ達はどんな感情を抱いただろう。 様々な感情があっただろう。 しかし、最も大きく感じている感情は安堵だった。 絡繰茶々丸を壊(殺)さなくて済んだという安堵。 咎人にならなくて済んだという安堵。 そうしてそんな感情が過ぎ去った後、襲ってきたのは後悔だった。 教え子を、クラスメイトを殺そうとしていたという後悔。 そのクラスメイトを庇った子猫を傷付けたという後悔。 そんな重苦しい空気を、その場にいる者全員が聞いた事が無い声が打ち破った。 『今の魔法か』 『はい、先程計測した数値を換算すると、猫の体組織では耐えられないはずです』 『まぁな、あれだけの攻撃を子猫に耐えろってのが無理な話さ』 『はい、恐らくほとんどの魔力はジュエルシードが吸収したのでしょう』 『暴走は確実だな』 『はい、しかも寸前までの願望をベースにする為、ネギ先生と神楽坂明日菜が危険に曝される可能性が高いと思われます』 『余計な事をしてくれるよな、このタイプは初めてだけど、どうなるんだ?』 『データがありませんから確実な事は言えませんが、行動に関する指向性がある分、強力になるものと思われます』 『くそっ、人に恨みでもあんのかあのガキ…… アロンダイト、私の声に変調を効かせろ、パターンは任せる。 だけど、その代わりに、さっきまでここにいた子猫に当たってしまった。 子猫は力なく横たわっていてピクリとも動かない。 ま、まさか死んでしまったんだろうか。 茶々丸さんや明日菜さんも動きを止めている。 誰もが息を呑む中、森の中から飛び出してきた女の子の声が辺りに響いた。 「ここから離れろ」 「え?」 「聞こえなかったのか、ここから離れろと言ったんだ」 綺麗な声だった、木乃香さんが時々見ているアニメーションに出てくるキャラクターの声に似ている綺麗な声。 だけどその声が紡ぐ言葉は、顔の上半分を覆っている仮面も相俟って、どこまでも固く冷たかった。 「どういう事よ、その前にその子猫を病院に連れて行かなきゃいけないでしょう」 アスナさんが女の子に話しかける。 だけど、女の子の言葉は冷たいままだった。 「うるせぇ、口答えするんじゃねーよ。 こっちは親切で言ってやってんだ、さっさと行け」 「ちょっと!何よその言い方、理由位教えてくれたっていいでしょ」 そう言ってアスナさんは動かない子猫に手を伸ばしたけど、女の子はその手を持っている杖で遮る。 「危ないじゃない!」 「危ねーのはお前だ。 さっさとその子猫から離れろ」 女の子はそう言うと、持っていた杖を両手に持ち直すと、倒れている子猫を睨みつける。 僕達や茶々丸さんを完全に無視して。 そんな中、今まで黙っていた茶々丸さんが女の子に話しかけた。 「その子猫が、貴女の敵……なのですか?」 「別に敵ってワケじゃねーよ、けどアンタは知っているみてーだな。 ならアンタ等がいてもしょうがない事位は理解しているだろ? 理解したのなら、そこで突っ立っている連中も連れて行ってくれ。 さっきも言ったけど邪魔だからな」 女の子の言葉に頷く茶々丸さん。 彼女は足元に放っていたスーパーのレジ袋を持つと、アスナさんを促して僕の方へ歩いてくる。 息を呑んで身構えていると、茶々丸さんから意外な言葉が飛び出てきた。 「ネギ先生、一先ずここから離れましょう」 「え?」 「ど、どういう事よ?茶々丸さん!」 「此処にいると彼女の邪魔になりますので。 理由は十分に離れた場所でお教えします」 僕とアスナさんは、茶々丸さんの真摯な言葉と態度に思わず首を縦に振っていた。 けれどそれは遅かったのかもしれない。 切羽詰った女の子の声が響いたかと思ったら、凄まじい魔力が辺りに撒き散らされていく。 咆哮と魔力の元を探ると、やはりと言うべきだろうか。 僕の魔法を茶々丸さんの代わりに受けた子猫から出ているものだった。 けれど、僕達が見る事が出来たのはそこまで。 女の子が魔法を使ったのだろう、女の子と子猫の姿が不意に消えてしまったのだ。 「え?あれ? どういう事?なんであの子と子猫が消えちゃってるのよ!」 アスナさんはキョロキョロと周囲を見回している、かくいう僕も驚いている。 多分、転移魔法だと思うのだけど、どうやったのか全く分からない。 茶々丸さんを見ると珍しく驚いているようだ、けれどもそれはそんなに長い事ではなかった。 普段通りの表情に戻ると、さっきの女の子との約束通り、僕等を連れて教会の裏庭から離れていく。 そうして教会から少し離れた場所にある公園のベンチに僕達は腰を落ち着けた。 「茶々丸さん、さっき言ってた理由って?」 開口一番、アスナさんが茶々丸さんに質問をした、どこまでもシンプルで必要な質問。 質問をされた茶々丸さんは、少し考え込んだ後、約束どおり理由を語り始めた。 「じゃ、じゃあそんな魔獣をどうやって退治するんですか? あ、もしかして気が弱点とか」 「いえ、残念ながらそれらしきモノは発見されておりません。 報告書によると、気による攻撃もそれ程効果は無いようです。 ただ同時期に出現する彼女が消えた後には、魔獣もまた消えていますので、彼女が関係している事は間違いないかと」 「だったら大変じゃないですか!あの子を助けないと!」 そう言って教会にとって返そうとした僕だけど、茶々丸さんに肩を掴んで止められた。 茶々丸さんの手を振り解こうと暴れたけれども、彼女の手は少しも揺るがない。 そんな僕に茶々丸さんは噛んで含める様に話しを続ける。 「落ち着いてくださいネギ先生。 先程にも言った通り、彼女が介入する事で魔獣がいなくなるという事は、彼女にはその手段があるという事です。 それに魔獣に対して有効な攻撃手段を持たない私達がいると最悪、彼女の邪魔になりかねません」 「あ……。 そ、そうですね」 茶々丸さんの言葉は確かに正しかった。 そう思って、恐らく戦闘が始まっているだろう教会の方を見ていると、アスナさんが少し不機嫌そうに話し始める。 僕や他の魔法使い達が目指している到達点の一つ、僕達は世の為人の為に魔法を使う事を本分としている。 ならば何故あの女の子は僕達を嫌っているんだろう。 「一応はそういう事になっています。 それではネギ先生、マスターのお世話がありますので私はこれで失礼させてもらいます」 そこまで言うと、もう言う事は無いと思ったのか、茶々丸さんは背中と足からロケットを噴射して飛び去って行った。 僕は、僕とアスナさんは、飛び去っていく茶々丸さんを止める事も出来ず、ただ見送る事しかできないでいた。 内心の苛立ちを抑えながら、目の前にいる軽トラを上回る体躯の巨大な肉食獣型暴走体を睨みつけていた。 「くそ、この間受けた傷も治りきっていないっていうのに……ムカつく」 【マスター、落ち着いて下さい】 「分かってる、サーチャーと結界強度は万全だな?」 【はい、サーチャーは教会を中心とする半径1kmをカバーしています】 「よし」 暴走体は、己を囲う様に発生した奇妙な空間に苛立ちを覚えたのか、せわしなく周囲を見回している。 対する千雨は、数種類の魔法を脳裏に準備しつつ暴走体を油断無く睨みつける。 千雨と暴走体の間にチリチリとした緊張が漂う。 そんな中、暴走体が唐突に動いた、向かった先は千雨ではなく結界の壁面である。 あくまでも標的は茶々丸の敵という事なのだろう。 とんでもない轟音が結界内に響き渡る。 音は結界内の空気までも揺り動した、直接攻撃を受けたわけではない千雨でさえも身体が揺れた事を自覚する程だ。 「ちょ、おい!これは洒落にならねーよ!」 【これは、流石に予想外ですね……。 下手をすると結界が持たなくなる可能性がありますよ】 「やべーな、悠長に睨み合いなんてしている場合じゃないぞ。 例のヤツを使って一発で決める。 暴走体はこっちで相手する、設置場所は分かるな?任せるぞ!」 【了解、設置場所はフェイスガードに表示します】 千雨は飛行魔法<エアリアルフィン>を発動させるやいなや、<ブラストショット>を射出して暴走体の意識を結界から逸らす。 暴走体の周囲、攻撃が当たるかどうかという空間を、ツバメに匹敵するスピードで千雨が翔ける。 己の爪が届くかどうかという微妙な距離を飛び回る存在に苛立ったのか、身体を撓ませた暴走体は、宿主を髣髴とさせる動きで千雨に襲い掛かっていく。 一撃でもまともに当たってしまったら、即座に戦闘不能に追い込まれるだろう巨大な爪の一撃を、千雨は急激な方向転換で辛うじて回避する。 空振りしてこちらに背を向ける暴走体の背面に向けて<ブラストショット>を撃ち込む千雨だったが、その目論見は敢え無く崩れ去った。 「何だありゃ?ふざけやがって、こっちを馬鹿にしてんのか! アロンダイト、結界の損耗と仕掛けの仕込みはどうなってる」 【幸い結界壁面に対しての破損は最初の一撃以外、あまり見受けられません。 設置は6つまで完了しました】 「時間差発動は?」 【計算済みです】 「よし、なら後4つ仕掛けてくれ、仕掛けが終わったらすぐに起動。 直後に仕留めるぞ」 【分かりました、設置終了後に仕掛けの起動と<ブラストカノン>の発動準備に移行します】 「頼んだ」 そう言うと、千雨は三度目の<ブラストショット>を撃ち込みながら、仕掛けに追い込むべく空を翔る。 仕込みが終わったのか、千雨が持つアロンダイトがデバイスモードからシューティングモードへと変形を遂げた。 暴走体もこれから向かう先がどういった所か分かっているのだろう。 限界まで身体を撓ませると、千雨ごと結界を粉砕せんと、溜めに溜めた全身のバネ を一気に解放して地面を蹴りつけた。 暴走体はその白い体躯を必殺の砲弾と変えて、千雨と結界の綻びへと突っ込んでいく。 対する千雨は、アロンダイトを小脇に抱えると、左手を暴走体に向けて防御魔法<ラウンドシールド>を展開する。 誰が見ても無謀な行為だった。 先の突進の威力を目の当たりにしたのなら、誰も今の千雨の様な行動は取るはずがない。 しかし、左手を掲げる千雨の口には不敵な笑いが浮かんでいた。 そう、千雨には勝算があった。 それは暴走体の衝動であり。 何よりも千雨が逃げながら打ってきた布石の存在だ。 それは、一瞬の出来事だった。 暴走体の突撃は、千雨が構えた<ラウンドシールド>を打ち破り、脆くなった結界の綻びに彼女を叩きつける事で結界の崩壊を決定的にした。 暴走体の攻撃により吹き飛ばされた千雨は、まるで交通事故に遭ったかの様に地面を転がり滑ってようやく止まった。 結界が解除され、打ち倒された千雨が伏せる教会の裏手に静寂が漂う。 しかし、暴走体が勝った訳ではなかった。 戦いは未だ続いていたのだ。 暴走体は初め、己の身に何が起きたのか把握できなかっただろう、彼の本能では今頃、奇妙な空間を飛び出して自由になっていたはずなのだから。 しかし、彼は今奇妙な黒い光輪に身体を縛り付けられて、その身を拘束されていた。 そう、その光輪こそ千雨の布石、捕獲系魔法<レストリクトロック>だった。 <レストリクトロック>は暴走体の身体を突撃した時の姿勢の状態で、空中に拘束していた。 暴走体は拘束を逃れようともがくが、その身体は限界まで伸びた状態で固定されている為、全力を出す事は叶わない。 だが、対峙する千雨も無事ではなかった。 暴走体との接触で吹き飛ばされた時に緩衝材として利用した結界は破壊され、その身を覆うバリアジャケットも今は殆ど機能していない。 ジャケットの上層部分ともいえるセーラーの上着は破壊されて、インナーが露出している。 最終的な防御機構でもある<リアクターパージ>まで使用した証左だ。 暴走体を罠に掛ける為に自身と結界の脆くなった部分を的として利用したのだ、ある程度の危険は承知していたので、いくつか保険は用意していたが その殆どを突破された。 苦笑を浮かべた千雨は、身体を襲う痛みを堪えながら立ち上がると、アロンダイトを構えて暴走体に話しかける。 「そうそう簡単に逃がさねーよ、その為に七面倒くせー手順を踏んだし結界だって潰したんだ、大人しく封印されとけ」 【マスター、魔法使いが接近中です、封印作業を急いでください】 「分かった、って訳だ。 個人的にはテメーの気持ちも分からんでもないけどな、こっちの事情もある。 やるぞアロンダイト」 【了解、<ブラストカノン>】 「っ撃てーーーーーーー」 千雨のコマンドと共に漆黒の魔力光が麻帆良の空を引き裂き、暴走体の魔力を根こそぎ吹き飛ばしていった。 <ブラストカノン>の余剰魔力が教会の裏手に薄靄を作る。 そんな中、千雨は宿主から弾き出され、空中に浮かび上がったジュエルシードの封印を完了させて周囲を見回す。 そう時を置かずに目当てのものは見つけることが出来た。 今回の宿主だった子猫である。 暴走体からの復元過程で治癒しないかと期待していたが、結局のところ傷付いたままだった。 アロンダイトは何も言って来ない、千雨は子猫を左手に抱えると、自身に幻術魔法を施してその場を後にするのだった。 片割れは先日の会議で発言していた瀬流彦という魔法先生だ。 「神多羅木先生、どうやら例の魔法使いがこの辺りで魔法を使っていたみたいですね、残留魔力が一致しましたよ。 それと何故かは分かりませんが、ネギ君の魔力も検知されました」 「彼の魔力が?彼の勤務地である麻帆良女子中等部とはそれなりに離れいてるじゃないか、それが何故こんな所に?」 「さぁ、もしかしたら魔法の練習をしに来ていたのかもしれませんね」 「だと良いんだがな」 サングラスと口元を覆う髭が特徴的な神多羅木という教師は、銜えタバコをもみ消すと、教会の近くにある茂みに向かって指を弾く。 それが彼の魔法だったのだろう、神多羅木の手元から生み出されたカマイタチが茂みを刈り取ると、一匹のオコジョがガタガタ震えていた。 「ん?神多羅木先生。 アレってオコジョ妖精ですよ」 「みたいだな。 おい、一つ聞きたい事があるんだが?」 神多羅木の言葉にガタガタ震えていたオコジョ妖精が必死に頷く。 「へ、へい、何でござんしょ! アッシに分かる事なら何でも答えさせてもらいやす!」 「手間が省けたじゃないか瀬流彦先生、ここで何があったか彼から聞ければかなりの進展が見込めそうだ」 「そうですね。

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LIVE ISLAND 2018 WAVE 04 岐阜☆初開催! 水樹奈々 その1407

陽 だまり の アスファルト ネタバレ

一応、修学旅行編までは頑張ります、気長に待ってて下さい。 感想や某通信さんの所で感想読んだ時は汗顔&紅顔モノでした、みなさんありがとうございます。 閑話に関しては、この馬鹿はこんな風に解釈している位に思って、あまり真剣に受け取らないでくれると助かります。 あとがきについて 各本編の後ろに内容の説明や色々な設定を書いていますが、基本的に作者のボヤキなので読まなくても特に問題ありません。 作品のみ楽しみたい方は読み飛ばして下さい。 第03話の改訂について 話の辻褄を合せる為に、第03話を以前のものに戻しました。 詳しい事は第03話の後書きをご覧下さい アロンダイトの台詞について アロンダイトのみ台詞を「」ではなく【】で括ることにしました。 『』にしなかったのは、思念会話で使うからです。 細かい書き直しについて 表現的におかしかったり、誤字がある箇所は更新時に変えていくつもりです。 ジュエルシードのナンバリングについて 番号をアラビア数字からローマ数字に換えました。 大体、何かと規格外れなクラスメイト達や、二年生の三学期からクラス担任として赴任してきた担任教師だけでもう限界近いというのに、何故ピンポイント で自分に関わるのか。 第01話「それは不思議な出会い?……勘弁してくれ」 そうして一人高空に身を置きながら麻帆良の街の明かりを無感動に眺めていると、千雨に話しかける言葉が響く。 【マスター、ジュエルシードの反応確認しました。 ……マスター?】 可憐な声だ、アニメ業界に声優として名乗りを上げれば、瞬く間に売れっ子になるであろう事間違い無しな感じの声。 マスターと呼ばれた少女=長谷川千雨は、その声に対してそんな風に思いながらも面倒臭そうに言葉を返す。 「ん?ああ、それじゃあちゃっちゃと封印をかますか。 これで何個目だっけ?」 【都合3個目になりますね、全部で9個だったので残りは6個という事になります】 「面倒な話だよなぁ、ここいらにいる魔法使いに丸投げできればいいんだけどな」 【以前にも説明した通り、この次元世界で構築されている魔法技術や体質的な問題がある以上、ジュエルシードの封印はおろかワタシの起動すら不可能だと 思いますよ?】 「そうだっけなー、プレシアとかいうオバサンも困った事してくれたもんだよ。 はぁ……何だって私がこんな目に遭わなきゃならないんだ……」 そうぼやきはしたが、千雨とてやるべき事、やらなくてはいけない事は知悉していた。 彼女は標的となるジュエルシードの周辺に結界を敷設する用意をしながら、全く同じタイミングでこの異常な状況について思いを巡らせた。 一応、謝ってはきたもののやはり子供なのだろう、時間が経過すると他のノーテンキなクラスメイト達と一緒にパーティーに興じていた。 しかし、そんなネギとは反対に千雨はパーティー会場に到着する寸前の「ま、いいか」等という、感情を抱いた事を後悔し……いや、ありていに言えば 腹を立てていた。 ちなみに吹き飛ばされたコスプレに使った作成時間も地味に痛い……。 (材料費に関してはあの後、弁償に来た) そんなこんなで、パーティーに饗されていた美味い料理を腹立ち紛れに平らげると、丁度パーティーが一段落する頃合いだった。 元々、参加意欲に乏しかった千雨は丁度良い頃合いとばかりに「風邪をひきたくないから」と、あながち嘘とも言えない言い訳をして寮へ戻ることにした。 クラスの中で背が高い部類に入る長瀬楓から借りたブレザーを素肌に羽織っただけ……という、あまり人目につきたくない格好をしていた千雨は、人目 を避ける様に歩いていると、ふと誰かに呼ばれた様な気がした。 振り返っても周囲には誰もいない、変質者か?とも思ったが此処は女子寮近辺、治安という観点から見ると麻帆良でも屈指と言っても良い場所だろう。 寮まではそこまで離れていない、というかパーティー会場自体寮のすぐ近くだった。 意を決した千雨は声を掛けることにした。 後から考えれば、あのパーティーに出たせいで幾分感情の箍が外れかかっていたのだろう、普段の自分なら 「気のせい」として無視していた筈だから……。 「おい、誰かいるのか?」 しかし、千雨の言葉に応える言葉は無かった、その代わり。 「……っ!」 千雨は己の心臓の辺り、胸の奥に何とも言い難い衝撃を受ける。 特に痛みらしい痛みは無いが、これまで経験した事が無いくせにどこか懐かしい感覚だった為、千雨は戸惑っていた。 胸元を押さえて何度か深呼吸をしたが、何とも言えない感覚は消えない。 いや、より一層強く確りと自覚する。 その感覚が告げるのだ、「あの声は気のせいではない」と。 千雨がその感覚を頼りに周囲を見渡すと、路肩に置いてあるプランターがやけに気になった。 もう一度、周囲を見渡して人目を確認すると、おもむろにプランターへと歩み寄る。 そのプランターには元々何がしかの植物が植えられていたのだろう、今やそれは枯れ萎びており、元がどういった植物だったのか判らなくなっていた。 千雨はそのプランターをジロジロと眺めていたが、おもむろに手を掛けると「よっ」とばかりに脇にどける。 そこにはペンダントが1つ落ちていた。 千雨は躊躇無くそのペンダントを拾い上げると、何事も無かったかのように寮の扉を潜って行った。 あれから部屋に帰宅した千雨は、拾ってきたペンダントをパソコンデスクの上に置いて観察していた。 ペンダントは至ってシンプルな物だ、何かの動物の革紐に直径1cm位の青い珠が付いている。 珠は見た所、宝石とかそういった代物ではないらしい。 とは言っても、灯りに透かして見ても光が通らなかったから、そう思っただけであるが。 貴重品ではないらしいのでとりあえずは安堵した千雨だったが、明日辺り改めて交番にでも届けようと思い直す。 いくら宝石とかではないとはいえ、誰かの持ち物かもしれないと思ったからだ。 そう考えると、何故躊躇せずにこれを持ち帰ったのか不思議でならない。 普段の自分なら、厄介事を極力避ける為に速攻で交番か寮監にでも渡して……いや、見なかった事にして放置している可能性が一番大きい。 不可思議な自分の行動に頭を捻りはしたが、ただの気紛れだろうと思い直し、さて風呂にでも行くかと考え始めたその時、千雨一人しかいないはずの 室内に可憐な声が響き渡った。 【あの……申し訳ありませんが】 千雨は最初、空耳だと思った。 だが声はそんな千雨の思いを無視して再び語りかけてくる。 【もしもし?長谷川さん?長谷川千雨さん?】 「誰だっ!」 名指しをされた事で流石に空耳ではないと理解したのだろう、千雨は立ち上がると周囲を見渡す。 しかし、室内には千雨以外、人間は一人として存在していない。 千雨は人が隠れられそうな場所を虱潰しにしていくが、人はおろか悪戯の形跡すら見つける事ができなかった。 息を切らせ、生来から少し目つきの鋭い眦をさらに吊り上げている千雨に、例の声が三度語りかけてくる。 【落ち着いて下さい。 ワタシはここです】 その声はパソコンデスクの上、より正確に言うならパソコンデスクの上に置いていたペンダントから出ていた。 そんな千雨を他所に、一瞬キラリと瞬いたペンダントは話し始める。 【初めまして、長谷川千雨さん。 まずは自己紹介からさせて頂きます。 ワタシの名はアロンダイト。 デバイス様式はミッドチルダ式魔法の使用を前提としたインテリジェントデバイスです。 本機は基本的にスタンドアロンの魔導師による使用を前提に設計されています。 又、魔法を習った事が無い、魔法を知らないという方でも安心してお使い頂ける様に、魔法や教育用ソフトも基本的なものから各種専門分野の物まで 取り揃えております。 それにより各個人に最適化された教育プログラムを構築いたしますので、例え魔法の事を何一つ知らないズブの素人でも、二~三年も経つ頃には管理局 の教導官とガチで戦えるまで鍛え上げる事が可能です。 一つ深々と溜め息をついた千雨は、おもむろにキッチンから菜箸を持って来ると、それを使ってアロンダイトの革紐を掴んで持ち上げる。 腰が引けている 辺り、何ともヘタレっぽい。 しかし、それに対して抗議の声が上がる。 言わずと知れたアロンダイト嬢だ。 【酷ッ! 何ですかこの汚物っぽい扱い!これでもミッドチルダでは希少な部品を数多く使用した超高性能機なんですよ! 製作においては採算とか度外視で作られた位で、製作者の雇用主なんて請求書見て卒倒した位なんですから!】 「うるせぇ!騒いでんじゃねぇ!汚物の方が騒がないだけまだマシだ! ていうか悪戯にしても凝り過ぎだろうが!何考えてやがんだ!誰の仕業だ?超か?それとも葉加瀬のヤツか!」 【悪戯ですって?せっかく見つけたマスター候補の方にそんな事するはずないじゃないですか】 「ふう、やれやれだぜ」といった感じのアロンダイトの言葉に固まる千雨。 今この珠っコロは何と言った?ますたー候補?誰が?何の? 状況から考えると誰=自分が、何=この珠っコロの、マスター=御主人様候補……笑えない、あまりにも馬鹿らしくて笑えない冗談だ。 何が悲しくて珠っコロの御主人様になんてならなくてはいけないのか。 少なくとも長谷川千雨という人間はそういった非常識な世界から離れていたいと いう人種なのだ。 そういったイベントは他のクラスメイトにでもくれてやる! そう思ってアロンダイトを窓の外に捨てようと、菜箸片手に窓を開けた瞬間、長谷川千雨は窓の外、正確には女子寮の外を跳ね回る奇妙なモノを見た。 しかも、よくよく考えてみると何処からも騒いでいる声が聞こえない。 異常だ、何が異常って、この状況とこの騒音で麻帆良の生徒が騒ぎ出さないというこの状況こそが異常だった。 そっと部屋のドアを開けて寮内の雰囲気を伺ってみるが、いつも通りにそこそこ騒然としている。 ただ、ああいった存在を確認しての騒ぎではなく、あくまでも「いつも通りの騒ぎ」というのが不気味だ。 千雨は顔を真っ青にしながら部屋に戻る。 「な、何だこの状況?おかしいだろう、何で誰も騒いだり逃げようとしたりしねーんだよ……!」 【あー、もう動き出しましたかー】 千雨の疑問とは違う形の答えを出したのは、菜箸の先から落ちて床の上に転がっているアロンダイトだった。 その言葉に千雨はギョッとして床に落ちている珠っコロを見る。 そんな千雨の視線を感じたのか、アロンダイトはきらりと光ると、さっきまでのやり 取りが無かったかの様に、淡々と話し始める。 自分がここに来た意味。 千雨が自分を拾った理由。 そしてこれからやるべき事を。 アレを放置しておくと確実に被害が出る事。 そして止められるのは千雨さん、貴女とワタシ…いえ我々をおいて他にはいないという事】 「被害って……さっき見たような道路を壊したりとか?」 【いえいえ、あれはただ暴れているだけです。 話によるとジュエルシードは願望器の機能も有していると言われていますが、制御が極めて困難な事から、まず失敗し暴走するものと思われています。 ただ確実なのは、ジュエルシードは周囲に存在する魔力素と雑念を吸い上げて増幅する特性を有している、という事。 そして、その特性は封印状態でない限り止めることは困難です】 「止まんなきゃどうなるんだ?」 【魔力素の吸収と増幅が極限にまで達したジュエルシードは、最終的に次元震を引き起こしながら崩壊します。 ジュエルシード1つの崩壊で引き起こされる被害は、この次元世界で言う所の戦術核と同様でしょう。 最悪なのは、複数個のジュエルシードが同時連鎖崩壊をした場合です……】 「どうなるんだよ」 【次元干渉の共鳴作用が発生し、次元世界そのものが崩壊します】 「警察とか自衛隊……」 【無駄です。 モノにも依りますが、基本的に想念体で構成されたジェルシードの暴走体に対して質量兵器は意味を成しません。 まぁ、既存の質量体で構成されているのなら別ですが、それでも決定打にはなりませんね。 一応、核兵器ならある程度は影響あるでしょうが、それだと本末転倒ですし。 それと同様、この世界の魔法もあまり有効ではありません】 「おい、ちょっと待て」 【……はい?】 今、千雨は聞き捨てならない言葉を聞いた。 何だっけ、質量兵器の有用性?違う。 核兵器の問題?それも違う。 そうそう魔法だ魔法、そういえばコイツも魔法がどうとか言ってたっけ、ハッハッハ。 「まほを?」 【発音がおかしいですよ?千雨さん、魔法です。 この世界の魔法は具体的には精霊魔法と言うべきでしょうが】 ポクポクポク……チーン。 「ふざけんな!妙ちきりんな爆弾の次は魔法ってか?ふざけんのもいい加減にしやがれ!」 【ふむ、お疑いですね?千雨さん。 まぁ、この次元世界では魔法は隠蔽されているようですし、しょうがない事でしょう。 ならばもう一度窓を開けてみてください、そろそろこの近辺にいる魔法使いが出張って来る頃です。 但しそっと、そして少しですよ?一応、見つからないと思いますが何事も用心が肝要ですからね】 厭らしい笑みを含んだアロンダイトの言葉に従うのは癪に触ったが、好奇心も疼く。 結果的に千雨はこの世界の真実、その一端を知る事になった。 薄く窓を開けたその向こうでは、千雨の常識ではありえない戦いが繰り広げられている。 軽自動車サイズの毛玉と戦っているのは、千雨も時々見かける教師や、同年代の少年少女達だった。 ある者は刀を始めとする刃物を振り回し。 またある者は銃器をぶっ放していた。 銃や段平まではまだ許容できた。 (いや、流石に銃刀法の事を考えると忸怩たるものはあるが) しかし、あれは止めだ。 何だろう、今日は人生最悪と言ってもいい日なのかもしれない。 三年生になっても子供先生との縁は切れず、その子供先生に秘密を知られた上に裸に剥かれ、挙句の果てに知りたくも無い秘密まで知ってしまった。 腹が痛い、胃がシクシク痛み始めてきた。 何と言うか誰彼構わず殴りたい気分だ。 千雨はベッドに倒れこんだ、もう色々と限界っぽい。 布団をひっかぶって眠りたかったが、アロンダイトは許してくれなかった。 【千雨さん、あれがこの次元世界における魔法です。 この世界の魔法は基本的に精霊に命令し、嘆願する事で効果を発揮します。 しかし、暴走体に対してはそここそがネックになるんですよ。 精霊というのは自然界に満ちている各種属性に変換された魔力素とも言えます。 魔法として行使される以上、術者の魔力も加わるので純粋なそれとは 言い難いですが、あまり差異はないでしょう。 さて、そこで先程のジュエルシードの解説を思い出してほしいのですが……】 「ああ、魔力素を吸収するってヤツか?」 アロンダイトの言葉に、ベッドの上の千雨は投げやりに答える。 この方式の魔法にはリンカーコアという特殊な魔法器官が必要になります。 これは実体が無い器官なんですが、この器官には周辺空間の魔力素を収集 して魔力に変換し取り込む機能があるんですよ。 そしてこの方法で使用された魔法だと、暴走体は吸収ができないんです】 「へぇー、結構な事じゃないか。 そのミッド式だかベルカ式だかいう魔法、アイツ等に教えてやれよ、それで万事解決じゃねぇか」 ベッドに寝っ転がった千雨は雑誌を広げながら、面倒臭そうにアロンダイトに意見する。 しかし、そんな千雨にアロンダイトは残念そうに返す。 【それが、そうはいかないんです】 「なんでだよ、ケチケチしないで教えてやれば良いじゃないか」 【先程も言いましたが、ワタシの世界の魔法にはリンカーコアが必要不可欠です。 ただ、残念な事にこの世界の魔法使い達からはそれが確認出来ませんでした。 魔法使い及び一般人を全て含めて、ワタシが今まで探索した中でリンカーコアを保持していた人物は、この麻帆良学園都市で唯一人……】 「……おい、止めろ」 アロンダイトの言葉に不穏なものを感じた千雨は雑誌を放り投げて、ベッドの上を後退る。 しかし、彼女は止めなかった。 【そう!それは貴女です!長谷川千雨さん、いえマイ・マスターーーーーーーーーーー!】 「ふざけんなーーーーーーーーーーー!」 千雨は絶叫した。 冗談じゃない、候補とかほざいていたが、ほぼキメ打ちじゃないか。 やはり今日は人生最悪の日に違いない、これというのもあのガキの所為だ。 あのガキに引っ張られてパーティーに出なければ、裸を曝す事も無かった。 恥ずかしい格好を見られたくなくて、人目を避けて歩かなければ、目の前にある変なペンダントを拾う事も無かった。 千雨は金輪際あのガキに心は許すまい、と心に決めた。 しかし、聞いてしまった以上、知らぬ振りも出来ない。 ジュエルシードの話が本当かどうか判然としないが、放っておける事でもなかった。 何よりも、窓の外の騒音が耐え難いレベルになって来たし、……気の所為か悲鳴が聞こえてくる。 重い重い溜め息をついた千雨は、アロンダイトを睨みつけながら話し始めた。 「で?どうすんだよ。 協力するかどうかは別として、私は魔法なんて使えないぞ」 【その辺はご安心を、インテリジェントデバイスは伊達ではありません。 祈願型プログラムによる的確なサポートによって、千雨さんが望む魔法をオートで組み上げてみせますとも!】 「なんだそりゃ?」 【こういった魔法が使いたい、と考える事で基本的な魔法なら自動的にワタシが発動させるんですよ、便利でしょ?】 「それって私がいる意味あんのか?」 あって当然な千雨の疑問にアロンダイトは、何を当然の事を……と言いたげな様子で、千雨がいる事の必要性を説く。 【ありますよ。 ワタシは単独では魔力素の蓄積や保存はできても変換はできませんし、どういった魔法が適切か……そういった刹那の判断はやはり人間の 方が優れているんですよ。 それに、機械ではどうあがいても人には勝てないんです】 「そんなものかねぇ……」 【そんなものです、その辺は追々分かると思いますよ? まぁ、できる事なら千雨さんご自身で組み上げられるのが一番なのですが、流石に今からでは無理ですし。 あの程度の暴走体ならデフォルトの魔法で対応できると思います】 「組み上げるって……ええと魔法を自分で作れるって事か?」 【はい、その辺の事は明日から追々。 それでは千雨さん、認証を行うため起動呪文の詠唱を開始します。 それから初期起動と同時に、バリアジャケットの構築も行いますので、そちらのデザインイメージングもよろしくお願いしますね】 「バリアジャケット?」 【魔導師の身体を守護する、フィールドタイプの防御呪文です。 フィールド、ジャケット、リアクティブアーマー+インナーと、4層から構成される防御層を構築します。 これを着用する事で、大気や温度等の劣悪な環境だけでなく、魔法や物理的な衝撃などからも着用者を保護する事が出来るんですよ。 これは以降、ワタシを起動することで自動的に着用されるようになるので安心して下さい】 「それってデザインは何時でも変更できるのか!?」 【?はい、多少手間は掛かりますが問題なく】 これはコスプレイヤーである千雨にとって、数少ない朗報だった。 何しろ上手くいけば、以降のコスプレに掛かる衣装代や作る手間がかなり軽減できるからだ。 そしてアロンダイト主導の下、起動呪文が紡がれていく。 【それではワタシに続いて唱えてください。 】 気合の入ったアロンダイトとは違い、千雨の詠唱は力無い物だったが、詠唱とそこに込められた魔力は間違いも問題も無いものだった。 瞬間、千雨の部屋が眩い光に満たされる。 しかし、その光は瞬きほどの時間の後に淡雪の様に消え去っていく。 光が無くなった後に立っているのは、黒を基調にしたバリアジャケットに身を包んだ千雨だった。 眩さで閉じていた目蓋を開いた千雨は、早速姿見に新しい衣装を映してみる。 すると、そこには新しい自分がいた。 バリアジャケットの基本はイメージしていたビブリオルーランルージュの物を使っているらしい。 色は前述の通り、基本は黒。 所々に赤でラインが引かれており、それが適度なアクセントになっていた。 本来ミニだったはずのスカートは、足首まであるロングのプリーツスカートになっている、これは防御力を重視した結果だろう。 元々あったはずの悪魔の尻尾に似たパーツは、先端に金属パーツが付いている飾り紐に置き換わった。 ノースリーブのセーラー服はそのままだが、両腕には二の腕の途中まである黒い手袋が嵌められている。 手の甲から肘までを硬質の流麗な手甲が覆っているのは、手に持っているアロンダイトを落とさない為の防具なのだろう。 そのアロンダイトも大きく様変わりしていた、直径1cm程だった本体は今や10倍近いサイズになり、千雨の身長よりも少し短い杖の先端に嵌っている。 髪型は動く際の邪魔にならないように、という配慮からなのかポニーテイルになっており、バリアジャケットと同色のリボンで纏められていた。 「おおー、流石にまんまとはいかないけど、これはこれでアリな気がするな」 【気に入って頂けましたか?】 「うん悪くないよ、後は普通のビブリオルーランルージュに……」 【なれますよ?】 「何っ?」 【今回はこの後、戦闘が予想されるのでこういった形になっていますが、マスターの指示通りのデザインにする事も可能です。 ただ、あくまでもマスターのイメージに添う形になるので、若干変化する可能性は残りますね】 「いやいや、これってお前を拾って唯一良かった事なんじゃないか?」 【相変わらず酷いですねぇ。 まぁ、良いです。 マスターの評価はこれからきっと鰻登りに上昇する事間違いありませんから! それから今後は、ワタシの名前とセットアップのキーワードでこの状態に移行します。 で、どうしましょうか。 このコスはHPにうPします?】 「は?」 今、さりげなく不穏な台詞を聞いた気がする……。 この珠っコロは今何と言った? 「おい、お前まさか……」 【いやー、流石は我がマスターです!ネットというごく限られた世界とはいえ、あれだけのシンパを持つとは。 ワタシもマスターのデバイスとして鼻高々ですよー】 「ハ、ハハハハハハハ……。 わ、私のプライバシーって……」 【あ、大丈夫ですよ、マスターのセキュリティは一般レベルとしては破格のレベルです。 あのレベルのセキュリティを突破できるのは、生半可な腕では難しいですよ。 しかし、流石はワタシのマスターとなるべき方です、天から二物も三物も与えられているんですねぇ……】 ひた隠しにしてきた秘密があっさりと判明して項垂れる千雨だったが、アロンダイトはお構いなしに褒め称えていた。 そうやって、一通り喋くりまくったアロンダイトは千雨に改めて話しかける。 【それはそうとマスター? 時間が無いのでそろそろ封印作業に移りたいんですが】 「ん?あぁ、そういやそんな事も言ってたっけかな。 分かったよ、やるよ、やればいいんだろ……ってちょっと待て!」 【どうかされましたか?】 「眼鏡!眼鏡はどこにやった!」 【ああ、あれでしたら危険なので、一時的に位相空間に収納しています】 「ば、馬鹿っ!アレがないと私は……っ」 と、顔をおさえてワタワタと慌てる千雨。 そんなマスターにアロンダイトは不思議そうに尋ねてくる。 【マスター?】 「いいから眼鏡を戻せっ!」 【分かりました。 しかし、特に視力が悪いわけでもないのに、何故眼鏡を? 一応、戦闘も予想されますから視界を遮る要素は極力排除した方がいいと思うのですが】 一瞬で戻された眼鏡の感触に落ち着きを取り戻した千雨は、アロンダイトに言い訳じみた言葉を返す。 「い、いいだろ!コイツがないと落ち着かないんだよ」 【しかし、ネットアイドルとしての画像には眼鏡をかけているモノはありませんでしたよ? それに眼鏡を掛けない方が可愛いし、普段のマスターと印象が直接繋がらないので、ある意味安全だと思うんですが】 「アレはいいんだよ、目の前に人がいないんだから。 それに元々人目に付く気は無いからな、多分眼鏡を付けてても大丈夫だろ。 あ、そうだ。 封印しに行くっていってもこの格好で寮の中をほっつき歩くのは無理だぞ。 どうするんだよ?」 【そうですねー、幻術魔法をかけた後に出ましょうか。 流石に結界を展開すると、魔法使い達にバレかねませんし】 「結界って?」 【条件を特定して、その条件に合う対象だけを位相をずらした空間に隔離する技法です。 この中なら、元の空間に被害を及ぼす事が無いので全力全壊の戦闘行為が可能になります】 「ちょっと待て、今何かさらりと変な事言わなかったか? まぁいいや、バレない手段があるのなら丁度いい。 そいつを使ってさっさと済ませるぞ」 【了解です】 そうして千雨は窓を開いて、非日常の世界へと文字通り飛び込んで……いや、落ちていくのだった。 物理的に、上から下へ。 多分、考え事をしている最中に思わず出てきた独り言だったのだろうが、アロンダイトは特に気にもせずに言葉を返す。 「いや、お前と初めて会った日の事だけど。 よくもまぁ、窓から飛び出せたもんだなと思ってさ」 【あぁ、あの時ですか。 ワタシも吃驚しましたよー、飛行魔法とか教えてなかったのに、何も言わずにいきなり飛び出すんですもん。 何とかプリセットしていた魔法が間に合ったから良かったですけど】 感慨深げに返すアロンダイトに、千雨も遠い過去を見ているようなぼんやりとした表情で続く。 「あの時のはアレだよ、初めて見た魔法使いが飛んでたからな。 飛べるもんだと思ってたんだろ。 ま、それ以上にテンパってたんだと思うよ……あの日は色々とあったからなぁ……」 【そうみたいですねー。 ワタシはマスターから聞いただけですけど、凄い所ですよねこの土地】 「そうは言うけど、お前の故郷だってどっこいだろ? 流石に特殊能力持ちだからって、十代前半で警察関連に就職できるとかありえねぇよ」 【そこら辺は魔法が一般的かどうかが関わっているんでしょうね。 けど、一応あっちでは法律関係は遵守してますよ?……多分】 学園長・近衛近右衛門や関東魔法協会を揶揄するようなアロンダイトの言葉に、千雨は「ハッ」と馬鹿にしたような笑いを浮かべると、吐き捨てるように 話し始める。 無駄に手間を掛けてくれるから、こっちの仕事にも一苦労だよ」 【結界の影響で探策魔法の効きが悪いんですよねー、お陰で暴走寸前にならないと探知できませんし……。 けどマスターは流石です、このペースは普通じゃ考えられませんよ。 魔法の修得も凄いペースで進んでいますし、普通の魔導師のレベルじゃありませんね】 アロンダイトの賞賛に何故か千雨は渋面を浮かべていた。 確かにジュエルシードの回収は今の所は順調だ、魔法の修得ペースも普通の魔導師と比べると早いのだろう……多分。 しかし、物事には別の側面もある。 ジュエルシードの探索と封印については、春休みという時期と運が味方しただけ。 魔導師としての修練。 これは偏にアロンダイトが熱心……というか、やらないと煩いので頭の隅で相手していたら、いつの間にかマルチタスクなる魔導師 にとって必須のスキルを修得していたり、数式やプログラミングに似通った所があるミッド式の魔法が殊の外自分に合っていた、というのがあるのだろう。 しかし、あと数日で授業が再開される。 そうなると今までの様にジュエルシードの探索に時間をかけられなくなるだろう、魔法で自分のダミーが作れると良いのだが、生憎とそんな魔法はない らしい。 一応、使い魔を創って探索に用いる事も案として出はしたが、ミッド式のそれは千雨の倫理観と照らし合わせると無理なものだったし、アロンダイトも 駆け出しの魔導師に使い魔は負担が大きいと賛成はしなかった。 「結界がどうにもならないのなら、探策魔法をどうにかするしかないだろう。 とりあえず、明日からはジュエルシードの探索を一旦中止して、探策魔法の見直しと改良を始めた方が良いだろうな」 【ですね。 少なくとも励起状態になる前に発見できれば、ある程度の時間的余裕はできるはずですから、その方向で組んでみましょう。 マスター、そろそろ目標の暴走体が……確認しました、今度の憑依対象は鳥ですね。 飛ばれると厄介です、砲撃魔法で一旦行動不能状態にした後で封印作業に移りましょう】 千雨はアロンダイトの言葉に頷く。 背中にあった小悪魔の翼が一瞬で大きく広ってブレーキがかかる。 ブレーキがかかったその勢いを利用してその身をくるりと反転させると、千雨は地面に足を向けて静止した。 眼下500mの位置にいるグライダーサイズの暴走体を見ると、結界に囚われている事に気が付いていないのか、のんびりと羽根を繕っている。 結界の周囲に配置しているサーチャーに気を配ったが、未だ魔法使い達は気が付いていないようだ。 サーチャーを結界外に配置するようになったのは、二回目の封印作業からである。 千雨は自覚していないが、彼女が暴走体を封印する際の魔力はかなりの ものらしく、結界を敷設していたとしても魔法使い達の結界だか警戒網に引っかかってしまうらしい。 初めて封印をやり終えて結界を解いた時、目の前にウルスラの制服を着た魔法使いがいて驚いた事は記憶に新しい。 そういった確認作業を終えた千雨は、右手に携えていた杖状態のアロンダイトを標的に向ける。 するとアロンダイトも心得ているのか、その身を次に使う 魔法に合わせて変形させていく。 普段の、いかにもな杖らしい形を崩すと、次第に新しい姿を現していく。 それは最早、杖とは言えなかった。 但し、銃身 は倍以上太く引き金も付いてはいない。 アロンダイト本体はショルダーストックに似たパーツの中に組み込まれている。 千雨は変形が終わったアロンダイトをくるっと回して小脇に抱える。 しっかりと相棒を構えると、その筒先は眼下の標的に向けられた。 【マスター、シューティングモードへの変形。 問題なく完了しました。 】 「よし、発射前にもう一度確認だ。 射程や威力に問題ないよな?この間みたいに標的の10cm手前で魔力霧散とかないよな?」 【大丈夫です、マスターが命じられた通り。 様々なケースを想定してシミュレーションとデバッグを繰り返しました。 マスターの魔力とのマッチングを優先した所、デフォルト状態と比較して射程は20%、威力は14%の増加を確認しています】 「よし、じゃあいくぞ。 タイミングはそっち、トリガーはこっちだ。 魔法使いの連中がいつ気付くか分かったもんじゃないからな、一発で決めるぞ!」 【了解ですマスター。 では直射型砲撃魔法<ブラストカノン>カウント開始します】 アロンダイトのカウントダウンの開始と同時に、スタンバイしていた<ブラストカノン>の術式に千雨の魔力が注がれる。 <ブラストカノン>の発動補助の魔法陣が千雨の足元に、魔法の弾道補正と収束そしてデバイス保護の為の環状魔法陣がアロンダイトの銃身を取り巻く ように出現した。 高まり続ける千雨の魔力がアロンダイトに注がれていく、それに伴って足元と銃身の魔法陣が凄まじい勢いで回り始める。 そして、カウント0と同時にアロンダイトの内部で術式通りに処理された魔力は、雷と同じスピードと威力をもってジュエルシードの暴走体を貫いていく。 千雨の魔力に貫かれた暴走体は、一瞬その身を震わせたかと思うと、次の瞬間、光の柱を聳え立たせて消えていくのだった。 <ブラストカノン>を撃ち終わった千雨は、油断無く標的の周囲を探索した。 ジュエルシードの暴走体の反応……なし。 麻帆良の魔法使いが接近する様子……今の所、なし。 目に見える被害…………なし。 そこまで、確認した千雨は溜めていた息を盛大に吐いた。 結界の中、しかも魔力ダメージなので特に何が壊れるということはないはずなのだが、魔法を撃った後はいつもこんな調子だ。 暴走体を仕留め損なっていないか、何か壊れていないか、そして……何かを犠牲にしていないか。 アロンダイトとの会話が如何に乱暴な口調だろうと、魔導師としての才能に溢れていようと、結局の所、長谷川千雨は臆病だ。 そりゃあ喧嘩を売られれば買ってしまう迂闊な所はあるが、そういった事にならない様に頭を使ったりもする。 あえて言うとすれば、ネットの世界でライバルのHPを炎上させたりもするが、それだって相手が目の前にいないからできる所業なのだ。 だから被害が出ないように気をつけるし、魔法使い達どころか人がいない山奥でも結界を使用する。 そうやって周囲の探索を終えた千雨は暴走体が存在していた場所へと向かった。 程なく到着した場所には、宿主だろうと思われる小鳥が魔力ダメージで倒れている。 そして妖しく輝く、青い八面体の宝石が千雨の目の前に浮かんでいた。 これこそが、ジュエルシード。 千雨が巻き込まれている最も厄介な面倒事の種である。 封印します】 アロンダイトのその言葉と共に宙に浮いていたジュエルシードは、万が一の用心の為、個別に用意した封印用の位相空間に取り込まれる。 それを確認した千雨は、再び周囲のサーチャーに意識を向けると、学園の方から時々見かけるウルスラの魔法使いが使い魔に乗って飛来してきているの が分かる。 他にも数人いるようだが、特に注目するべき魔法使いはいない。 千雨は結界の解除を時限式に設定しなおすと、自分とアロンダイトを包むように幻術魔法を施して、一足先に結界を抜ける。 学園を包む結界に良い感情を持っていない千雨は魔法使い達から逃げ続けていた。 別に目が悪い訳ではない。 特別に良いとは言わないが、ネット関連の事を趣味にしている割には視力は良い方だろう。 なのに、千雨は眼鏡をかけ続ける。 それは過去に遠因がある、子供らしい他愛のない話。 千雨は幼い頃は活発で友達とよく遊ぶ少女だった。 幼い頃、人は夢見がちな事を言う。 例えば、あそこの洋館にはお化けが出る。 例えば、図書館に大きな蜥蜴がいる。 例えば、学園長の正体はぬらりひょんだ。 そんな他愛のない、罪の無い事だ。 いつしか、子供達はそんな事を言わなくなった。 他愛のない話よりも最近見たTVのヒーローや絵本の話。 そんな時、千雨は言った。 「人がバイクより早く走れるのはおかしい」 「パンチで人が飛ぶのもおかしい」 「学園長のあの頭はどう考えても変だ」 いつしか千雨は子供達の輪から締め出されていた。 子供達曰く。 「千雨ちゃんはうそつきだ」 「格好良いからいいじゃん」 「学園長のじいちゃんに関しては確かに変だけど、フリーザ様の親戚なんじゃない?」 「あっちいこ」 そうして千雨は一人きりになった。 先生達は千雨を叱った、親にも話した。 千雨は親にも叱られた。 彼等曰く。 「あら、車より早く走れる人もいるわよ?」 「努力したからできるのよ」 「そうね、学園長先生は変ね。 けどそれは言わない約束よ」 「いい加減にしないとごはんを抜きますよ!」 幼い頃の千雨は別に嘘はついていなかった。 ただ彼女は正直だっただけだ。 道を歩いているとバイクを追い抜く学生がいた。 暴れている学生を止めていた人が学生達の喧嘩に巻き込まれて飛んで行った。 学園長のあの頭はどう考えてもおかしい。 けれども、彼女以外の人間はそれをおかしいと思わない。 この麻帆良学園都市には秘密がある。 それはこの都市を運営しているのが魔法使い達だということ。 彼等、魔法使いは都市を運営するにあたって、ほんの少し魔法を使っていた。 例えば、人を助けるため。 或いは、人を罰するため。 そして、魔法を隠すためにある魔法が使われていた。 不可思議な事、異常な事、奇妙な事。 そうして千雨は非常識な事が嫌いになった。 そうして千雨は人と顔を合わせるのが怖くなった。 そんな長谷川千雨はアロンダイトと出会って世界の真実を知り、魔法使い達が嫌いになった。 じつはとあるクロスSS板でSSを書いていたんですが、去年末に一応の終わりを迎えたので新しいネタをと思って色々と考えていたらこんなん出来ました。 基本ネギは善意で動いているつもりなんでしょうけど、他人にとっては迷惑だったり、失礼だったりするんでしょうね。 あとがき追記 意外と感想で好評だったので、修学旅行編までは続きます。 それに合わせて色々と書き直し、何処を書き直したのかは各話のあとがきを読んでくれれば分かるかと。 (細々とした修正までは、あとがきに書いていませんが) 多分、少しは良くなったと……思いたいです。 一応千雨とアロンダイトのこのSSにおける設定は以下の通り ・長谷川千雨 ネギま!世界で唯一?リンカーコアを所持している少女。 その為、アロンダイトの相棒になってしまう、一番不幸な人物。 性格等はネギま!本編とあまり変化はない。 但し、学年トップおめでとうパーティーに出た所為で非日常の世界に踏み込む破目になった為、原作前半 よりも若干ネギ嫌い度が高い。 しかし、そこは千雨である。 困っていたりしていると何とはなしに助けてしまう。 戦闘スタイルとしては、彼の管理局の白い悪魔と同様の遠距離砲撃型。 これは千雨の資質以上に肉体能力的に選ばざるをえなかった。 魔導師としての能力は魔力タンクが大きく、空戦能力が高い(フェイトには劣るレベル)、ランクは現在A、種別的には砲撃と結界に関しての適正が高い。 リンカーコアも魔力変換効率が高く、とあるレアスキルを所有している。 アロンダイトの見立てでは、レアスキルの補正込みでSSまでいく可能性があるらしい。 ・アロンダイト オリジナルデバイス。 設定としてはバルディッシュのプロトタイプとしてリニスが製作したという事になる。 子煩悩なリニスが作製した為、かなりの高性能機になっているが、性格・性能共フェイトとはあまり相性が良くなかったので時の庭園の宝物庫に 保管されていた。 リリカルなのは終盤で時の庭園が崩壊した際、ジュエルシードと共にネギま!世界に漂着する。 かなりおしゃべりな性格で、千雨を辟易とさせる。 しかし、基本スタンスはマスター至上主義の少々危険なデバイス。 インテリジェントデバイスなだけあって、コンピュータ操作等は千雨以上にこなす。 単独でまほネットにも接続可能な為、この世界の事情にかなり 精通している。 自分の性能を十全に引き出してくれる存在の千雨をやたら大事にしており、理想のマスターになってもらうべく日夜努力して いる。 ジュエルシードを内部に格納する事で様々な拡張機能が付与されるとかどうとか……。 今現在の目的は千雨を立派な魔導師にする事と、散逸したジュエルシードの回収。 バリアジャケットのデザインについて 本文中にあった通り、基本はビブリオルーランルージュ。 但し、本来ミニだったスカートはロングのプリーツスカートに、長さは大体ブラスター時のなのはさんと同程度。 腕には黒の長手袋と手甲を嵌め、足元は足の甲にプレートが付いたショートブーツを履いています。 顔に付いているフェイスガードは、某運命の黒剣士さんが初登場シーンに付けていたヤツに似た感じの物です。 小悪魔の尻尾は飾り紐に、小悪魔の翼は飛行魔法時に飛行呪文として展開されます、最大時は身体を覆う程度。 因みに翼は展開時に斬撃呪文として使用できます。 アロンダイトの能力 祈願型プログラム搭載型インテリジェントデバイス。 基本射程は中~遠。 ミッドチルダにおける基本的な魔法は完全に網羅している。 各種教育用ソフトウェア搭載、これにより単独で使用者のスキルアップが行える。 魔力の蓄積機構が内蔵されている為、簡単な魔法なら単独で1~3回ほどは発動可能。 (但し、設定により攻撃的な魔法は使えない。 防御・探索・通信程度) 魔法の構築の手助けができる。 (シミュレーション・デバッグ等) ・形態(秘密の形態が一つあるがネタバレになるので……) スタンバイモード ……アクセサリー状態。 攻撃的な魔法以外のサポートが可能。 (この状態の時に攻撃魔法を使用する場合、呪文を唱える必要がある) デバイスモード ……セットアップした直後の状態。 シューティングモード……遠距離砲撃や強力な魔法を使う際の状態。 外見はバスターランチャーかVSBR。 基本的に<ブラストカノン>はこの状態で撃つ。 長谷川千雨はクラスメイトの双子と一緒に街を行く自分の……否、自分達の担任教師にして魔法使いであるネギ・スプリングフィールド(10)を遠目 に見ながらそう思っていた。 実の所、千雨はネギから「自分は魔法使いだ」と教えられた訳ではない。 第02話「魔導師と魔法使い……麻帆良に関するいろんなこと」 長谷川千雨はこの世界で唯一の魔導師だ。 本当に唯一かどうか分からないし、正直勘弁して欲しい事柄だが、相棒を自称するアロンダイトの言葉によると、一応そういう事になっているらしい。 春休みの一日前までは。 あの日、アロンダイトに合わなければ。 あの日、パーティーに出なければ。 遠いここではない何処かで、とある女性に悲劇が訪れなければ。 春休みの前日。 アロンダイトと出合ったあの日。 それに対して、椅子に座り込んでいる千雨のテンションは限りなく低かった。 【おや、どうなさったんですか?マスター。 元気がありませんね】 「お前な……、この状況でどうやったら元気が出るんだよ」 【え?普通こういう時って興奮しません?】 「あのな、私はウチのクラスの連中と違ってこういった事は遠慮したいんだ。 分かるか?私は平穏無事な人生を過ごしたいんだよ」 力なく自分なりの人生観を述べる千雨にアロンダイトは話しかける。 【そうは言いますが、マスターの魔導師としての適正はかなりのものですよ? ミッドチルダだったらエリートコース間違いなしの逸材です。 それに、マスターならアレの危険性は十分理解できたと思うのですが】 最後に付け加えられたアロンダイトの言葉に、千雨は渋面を浮かべると背凭れにその身を預けてアロンダイトに言葉を返す。 「まぁな、アレが尋常なモノじゃないってのは封印した瞬間に理解できたよ……。 理解したし、封印もやるけどさ、なんだってあんなモノがここいらにあるんだ?」 【あまり楽しい話ではありませんし、ワタシなりの推論も入りますがお聞きになりますか?】 「毒を喰らわばってヤツだ、聞かなかったら気になってしょうがないだろ。 いいから話せ」 【事の始まりは数年前に遡ります……】 ・ ・ ・ そうして語られた話は、プレシア・テスタロッサという女性魔導師の悲劇だった。 新型魔力炉の開発という仕事上の重圧や、所属していた組織上層部からの無茶で無謀な指令の数々に追われる日々。 稼動実験による事故で実の娘を亡くしたプレシアは、それが原因となって精神の均衡を崩す事になる。 (この事故の主な原因は、実験時に行われた安全基準をほぼ無視した上層部からの命令だった。 この事故に関する限りプレシアは被害者だったらしい。 しかし、上層部の陰謀やら何やらで結局の所、責任はプレシア一人に押し付けられる事になる) その後、様々な経緯を経て彼女は「娘を蘇らせる」ために死者蘇生の秘術を求めて、忘れられし都アルハザードを目指す事を決意する。 そのための力としてジュエルシードを収集するも、管理局と呼ばれる治安組織の介入によりジュエルシードは全て集まらなかった。 しかし、彼女は世界や次元そのものに甚大な被害を与えることも顧みず、管理局が突入した際に魔力炉を暴走させてアルハザードへの航行を強行。 だが管理局が突入した際の戦闘で航行も阻止されると、娘の亡骸と共に虚数空間へと落ちていった。 ・ ・ ・ 【その結果、私と収集されていたジュエルシードがこの世界に漂着したんですよ】 「その……プレシアさんだっけ? 結局どうなったんだよ」 【さぁ?次元断層にある虚数空間に落ちた以上、死亡していると考えるのが一般的でしょうね】 と、あまりにもあっさりとしたアロンダイトの物言いに千雨の方が慌てる。 「ちょ、おい! 仮にもお前のマスターだったんだろ?その言い方は薄情過ぎないか?」 しかし、対するアロンダイトはその勘違いを訂正する。 【あぁ、そういうことですね? 安心して下さい、プレシア・テスタロッサはワタシのマスターではありません。 一応、関係性としてはワタシの製作者が彼女の使い魔で、前のマスター候補がプレシア・テスタロッサの娘だった。 そんな所です】 「……え?」 【まぁ、もっとも彼女の娘とは相性の関係でワタシはお蔵入りになっちゃったんですけどね】 「いや、ちょっと待て。 何か変じゃないか?」 【え?何かおかしい所がありましたか?】 千雨の疑問にアロンダイトは不思議そうに問い返す。 「いや、だってお前。 娘さん死んだんだろう? ならなんで、お前のマスター候補になるんだよ」 【…………あぁ、そういえばフェイトの事は言っていませんでしたね。 プレシアにはもう一人の娘がいたんです、それがフェイト・テスタロッサ。 マスターの前のマスター候補だった方です】 新しく登場してきた人物に千雨は困惑した、それはそうだろう。 愛娘を亡くして狂った人物に、実はもう一人娘がいましたと聞かされたら何故狂ったのか、という疑問が出てくる。 「じゃあどうしてプレシアさんは狂ったんだ?まだフェイトがいたのならそこまで酷い事になるとは思わないんだけど?」 【さぁ、人間の情動というのは、ワタシたちデバイスにとって理解できない事柄の一つですからね】 「まぁ、それもそうか。 多分、そのプレシアさんは並外れて情が深かったんだろうな。 しかし、そうなるとそのフェイトだったか?その娘はどうなったんだ。 やっぱりプレシアさんと一緒に虚数空間に落ちていったのか?」 【いえ、彼女の魔力反応は時の庭園の方にありましたから、それは無いと思います。 多分、管理局に保護されたんじゃないですかね、一応は人道的な組織という謳い文句ですし。 フェイトも魔導師として高いスキルを持っていましたから、司法取引で管理局入りしているかもしれませんよ?】 「へぇ、そんなに凄かったのか?そのフェイトって娘」 【ええ、何と言ってもリニスが手ずから育て上げましたからね。 あの年代の魔導師としては破格と言っても良いでしょう】 また新しい名前が出てきた、しかし話の流れからこのリニスとかいうのがプレシアの使い魔なのだろうと当りをつける。 「で、どうしてそんな凄い娘と相性悪かったんだ? やっぱ性格か?」 【失礼ですね、確かに彼女は寡黙な……というか大人しい娘でしたけど、そんな事は別に問題ではありませんよ。 単に運用面の問題ですね。 彼女は高速戦闘をメインにした近~中距離型の魔導師だったんです。 片やワタシはオーソドックスなミッド式。 得意な領域が合わない以上、ワタシが彼女のデバイスになったとしても遠からず交換していたでしょうね】 「近~中っていう事は接近戦もするって事だよな。 後、個々に専門としている分野を前置詞として置く場合もあります。 いくら潜在的に高い素質を持っているとは言われても、あんな動きはできないだろう。 というよりも、やりたくないというのが正直な所だ。 「しかし、魔法使いなんていう連中が本当にいるなんてな。 未だに信じ難いよ」 【まぁ、しょうがありませんよ。 ただでさえ隠蔽されているのに、この街をとり囲む様に意識操作系の結界が敷設されていますからね。 多分、ちょっとやそっとの不可思議を見ても、普通の事だと認識してしまうと思いますよ?】 「………………………………」 アロンダイトの言葉に千雨はしばらく反応できなかった。 しかし、次の瞬間。 革紐を引っ掴むとアロンダイトを目の前に持ってくる。 「何だと?」 【マ、マスター? い、いきなり何を。 というか怖いです!】 「いいから言え! さっき何て言いやがった!」 そう喚いて、アロンダイトを前後に振り回す千雨。 対するアロンダイトは慌てたように、さっき言った言葉を繰り返す。 それは電池が切れた玩具を彷彿とさせるモノだったが、アロンダイトはそこに嵐の前の静けさと同じ雰囲気を感じた。 【あ、あの。 マスター?】 「く、くくくくくく……」 全く動かなくなった千雨を不安に思ったのか、アロンダイトが声を掛けると、返って来たのは不吉な響きの哂い声だった。 「そうかそうか、そういう事だったのか。 私があんな目に遭ったのは、魔法使いどもが作った結界が原因だったのか」 【あ、あのぅ……】 「………………結界を敷け」 【は?】 「………………いいから結界を敷け、な?」 【は、はぃ………………】 そう命じて再び押し黙った千雨は、結界を敷設し終えたアロンダイトをパソコンデスクの上に置くと………………。 全てが終わり、春休み初日の朝に目覚めた千雨が、真っ赤になった目を瞬かせながら一番最初に思った事は…… 「結界は殊の外便利な魔法だ」というものだった。 リンカーコアで生成していた魔力である程度レジストしていたんですよ』 『だろうな、けどまぁそう考えると色々と凄い結界だよ。 電力を利用しているとはいえ、かなりの強度を持った結界だな。 一応、魔力量だけならカートリッジシステムという裏技もありますけど、あまりお勧めできません』 『あー、カートリッジっていうとベルカのシステムか。 ドーピングっぽいからそれはパスだな、第一どうやって搭載するんだよ。 次元断層があるから、向こうとは連絡や転移は無理なんだろう?』 オープンカフェでノートパソコンを広げてネットを楽しみつつ、マルチタスクを利用してアロンダイトと精神リンクで訓練と結界についての考察をして いると、目の前をメイド服を着た絡繰茶々丸が買い物籠を片手に通り過ぎていった。 よくよく考えると、あのロボも異常の一つに違いない。 何しろ、麻帆良の外では自律二足歩行でヒーヒー言っている大企業を尻目に、あのレベルのモノをいくら異常な街とはいえ一大学の工学部が作り上げた というのは無茶振りが過ぎるだろう。 しかも、彼女からは魔力らしい力が出ている感じがする。 『なぁ、アレって魔力だよな』 『ええ、確かにあのガイノイドからは魔力特有の波動が感知できますね。 ミッド式とは違いますが、ごく初期の魔力炉……いえ、魔力蓄積装置に近いものを積んでいるようです』 『へー、とすると開発者が魔法関連の関係者という事だよな。 時々、超や葉加瀬辺りがメンテしてるのを見かけるけど、あいつ等が関係してるのか? 魔法とかいうのなら超の方がありえそうな話だけど』 『そのお二方の名前は始めて会った日にも聞きましたが、どのような人物なのですか?』 『あぁ、麻帆良でも有数の天才でな、二人とも大学の工学部で研究をしている……要するにマッドサイエンティストってヤツだよ。 一応、お前は気を付けとけよ?バラされたら私が封印作業で苦労する事になるんだからな。 そういや、ミッドではああいった技術はどうだったんだ?』 『基本的に魔法と科学が融合していたので、あまり発達はしていませんでしたね。 それにああいった存在を作るのなら、使い魔を作った方が早いです、運用も柔軟にできますし』 『人工魂魄だっけ? そいつを動物じゃなくて、ああいった人型の駆動するモノに放り込んだらどうなるか興味はあるな』 翌日から新学期が始まろうという時期、千雨はアロンダイトとあれほど忌避していたはずの非日常に浸りきっていた。 といっても、おどろおどろしい雰囲気のアジト等ではない、どちらかというと日当たりが良い部屋だ。 この部屋こそ麻帆良学園都市の学園長にして、関東魔法協会の理事長。 近衛近右衛門の執務室だった。 しかし今、この場には部屋にあまりそぐわない、緊張した雰囲気が漂っている。 ここには、この街でも有数の実力を有する魔法使い達が集って会議を開いていた。 議題は…… 「というわけで、忙しい中お主等に集まってもらったのは他でもない。 春休みに入ってから時折出現する魔獣と、謎の魔法使いに関してじゃ。 誰か、これ等に関して何らかの情報をもっとらんかの」 近右衛門の議案に手を掲げたのは、黒人の中年男性である。 それを見て近右衛門が頷くと、中年男性……ガンドルフィーニが立ち上がって話し始める。 「皆さんも知っている事ですが、確認の為にもう一度報告します。 魔獣が初めて目撃された日の事ですが。 その後、この謎の人物は魔獣が出現する所に必ず現れては姿を眩ますという事を繰り返しています」 そこまで言うと、ガンドルフィーニは着席する。 次いで学園長が話を続ける。 「皆の衆、資料の4P目を開いてくれるか。 その人物、いや少女がこの魔獣騒動に関する情報を一番知っておる人物じゃろう」 室内に頁を捲る音が響く。 そこにいる全ての目が見たのは一枚のイラストだった。 顔の上半分を仮面で覆い、ノースリーブの黒いセーラーに同色のロングスカート、肘までの手甲 を嵌めたその右手に杖を携えたその少女は、なるほど魔法使いと言っても間違いは無いだろう。 「この少女は一回目の目撃時から、一貫してこちらの呼び掛けを無視し続けておる。 魔獣が現れたと思ったら、代わりにこの少女が現れて姿を消す。 その繰り返し。 少女を発見しても、その顔は仮面に隠されておって人物の特定は極めて困難じゃ、そこで、今後に関して皆の衆の意見を聞きたい」 そう言う近右衛門の言葉に言葉を上げたのは、そろそろ中年になろうかという魔法先生だった。 「考えるまでも無いでしょう。 姿を隠してコソコソするという事は後ろ暗い事をしていると宣言している様なものではありませんか? 発見次第拘束するべきです」 そんな人物に他の魔法先生が声を上げる。 優しげな感じの人物だ。 「ちょっと待って下さい。 一概に発見すると言ってもどうするんですか、僕達にはあの少女も魔獣も発見する術そのものが無いんですよ? それに、問題は魔獣の方でしょう。 戦闘時の映像を拝見しましたが、あの魔獣には僕達の魔法も気も通用していないじゃないですか。 あの魔獣をどうにかする手段を構築する事が最初にすべき事なんじゃないですか?」 「瀬流彦先生、だからこそあの少女を捕らえるんですよ。 少女があの魔獣を捕まえているか退治しているのなら改めて協力を申し出て、操っているのならそのまま拘束して罰すればいいんです」 「倉田先生。 ですから、その拘束自体どうやって行うというんですか。 大体、話し合いを持とうとする我々の手を振り払い続けているのは彼女だ。 それから、拘束が難しいというのならこういうのはどうかね? 次に魔獣が出現した場合、我々は遠巻きに傍観しておくのだよ。 そして例の娘が現れたら我等全員で拘束するというのは?」 「乱暴過ぎます! 彼女はこの都市の生徒かもしれないんですよ? それに何かの事情があって我々の事を恐れているのかも知れないじゃないですか。 」 「ふん、生徒かどうか分かったものじゃないだろう。 さっき言った事だが、後ろめたく無いのなら堂々と姿を曝す筈だ、それをしないという事は後ろめたい事情があるという事だよ。 我々を恐れているという事だって、我々と接触する事で何らかの罪が露見する事を恐れているという事なのだろう。 いや、もしかするとあの賞金首の仲間かもしれんな。 我々が困っているのを見計らって取り引きを持ちかけてくる気なのかもしれん」 「ほう、なかなか面白い意見じゃないか? 三流どころか屑にもなれない魔法使いにしては中々面白い事を言う。 いっその事、漫才師にでも転職してはどうだ?今からでも遅くないぞ」 春の陽気を湛えていた筈の学園長室に氷雪が舞った。 室内にいる人々は、一人残らず同じ方向に目を向ける。 そこには二人の少女が立っていた。 一人はメイド服に身を包み奇妙な耳飾りを着けた少女。 そうしてもう一人、倉田に言葉を投げかけた少女。 美しい少女だった。 背を流れる髪は月光の雫を溶かし込んだような金。 吸い込まれそうな魅力を湛えた瞳は、サファイアの様に青く煌いている。 シルクの様な肌はきめ細かく、どこまでも白く艶やかだ。 その身を包むゴシック調のドレスも相俟って最高級のビスクドールの様な少女は、見る人に緊張と陶酔を与える存在だった。 だが、この部屋にいる魔法使い達は、そんな外見的な事で動きを止めたりはしなかった。 人々が注視する中、エヴァンジェリンは従者を引き連れて学園長室に入ると、近右衛門の手にある資料を掻っ攫って読み始める。 誰も注意しない、先刻まで言葉を荒げていた倉田も、窘めていた瀬流彦も、そしてこの場における最高権力者であるはずの近右衛門でさえ。 室内の目を集めながら資料を読み終えると、エヴァンジェリンは面白そうに口を歪める。 そんな彼女に近右衛門が質問を飛ばした。 「エヴァンジェリン、何か分かったのかの?」 そう問いかけてきた近右衛門を呆れたような目で見ると、エヴァンジェリンはソファに腰掛ける。 すると、そう間を置かずに茶々丸の手で淹れられた緑茶が主の前に饗される。 エヴァンジェリンはその茶をゆっくりと心から味わう様に飲み干すと、面白そうな口調で話し始めた。 「ジジイ、お前はこの件どう見ている?」 「ワシの見立てかね? そうじゃな、合成魔獣を誤って解き放ってしまった魔法使いが、フリーの魔法使いに依頼して狩っておる。 そんな所じゃと睨んでおるんじゃが、その様子じゃ違うか」 「当たり前だ馬鹿者。 いたら、あっちの世界で戦争が始まっているだろうが」 「では、お主の見解はどうなんじゃ?」 「魔獣の方は分からん。 ただ、小娘の方は見当がつく」 「何じゃと!」 室内がざわめきに包まれる、自分達が全力を挙げても分からなかった謎の人物に関する情報を話そうというのだ、興味が沸かないわけが無かった。 「それで、その少女は何者なのかね?」 「正体までは分からんよ、ただこの小娘が使っている術は私が知らない全く新しい術式だ。 そうしてもう一つ、コイツはお前ら魔法使いに頼ろうとしていない、いや嫌っていると言ってもいいだろう」 「どういう事じゃ?ワシ等が嫌われているとは……」 「さてな、ただコイツはお前らという存在を知りながらも頼ろうとしていない。 自分一人で片をつけるつもりだ。 魔獣の特性に関係しているのかもしれん」 「魔獣の特性……魔法の吸収かね?」 「うむ、そこを踏まえると、こう考えるのが自然だろうな。 おそらくこの小娘は特殊能力者なのだろうさ、その特性故に貴様等魔法使いを嫌い、この魔獣を狩る事になった」 エヴァンジェリンがそこまで言うと、我慢できないと言わんばかりの怒声が響いた。 「馬鹿な事を言うな! 我々が人に嫌われるだと?貴様ではあるまいし、そのような事があるはずがなかろう!」 声を挙げたのは倉田だった。 エヴァンジェリンは声を荒げて言い募る倉田を無視すると、茶々丸を引き連れて学園長室の扉へと向かう。 そうして彼女が学園長室を出ると、扉が独りでに閉じ始める。 扉が閉じるまでの僅かな間、エヴァンジェリンの言葉が室内に衝き込まれた。 「ふん、正邪など見る側が変わればどうとでもなる物事の一側面に過ぎん。 それすら理解せずにガキどもを教え導こうなど呆れ果ててものを言う気も起きん、ジジイいい加減教育方針を見直すんだな」 学園長室の扉が閉じると、室内には安堵の吐息が満ちた。 いかに学園に封印され、極限まで魔力を抑えられているとしても、エヴァンジェリンが強者である事は間違いようの無い事実だ。 そしてエヴァンジェリンは……600年もの間、人を狩りそして人に狩られて来た彼女は、人というものを理解していた。 この部屋にいる誰よりも。 その彼女が言った言葉。 「魔法使いは嫌われている」 その言葉が楔になっていたのだろうか、その後の会議はさしたる進展を見せる事も無く、解散するという結果に終わった。 実際問題、千雨の幼少時は想像すら出来ない位、鬱々としてたんだと思う。 それから今回以降ですが『』は精神リンクによる思念会話と思って下さい。 書き直しについて 感想を読むと倉田先生について結構な批判が……orz 個人的にはこれ位なら許容範囲かと思ったんですが、とりあえず言葉を少しソフトに&らしい理由もつけてみました。 とはいえこういったキャラを作ること自体が批判の対象なんだろうな~、と思ったりもするんですが。 春休みが終了した。 これまでの人生で一番忙しい春休みを体験する破目になった長谷川千雨は、非日常の住人になって初めての新学期を迎える事となった。 様々な学校行事が終わり、今現在は2-A改め3-Aの教室でHRの真っ最中である。 教壇には、千雨が非日常に浸る破目になった原因その一が笑顔を浮かべつつ話をしている。 第03話「いま、そこにある非常識……進路に関する疑問」 『いやー、聞いてはいましたけどマスターのご学友って凄いですねー』 『言うな、私だって再確認して軽く凹んでるんだ……』 そう、千雨は気が重かった。 二年生の最終日までは普通の感覚で付いていけないと思っていたクラスメイト達だったが、リンカーコアが正常に稼動し始めて魔力という新しい感覚や 概念を得た千雨は、クラスメイト達を別のベクトルでも見る事が出来るようになっていた。 例えばすぐ前の席に座っている近衛木乃香だが、信じられない事にとんでもない量の魔力を垂れ流しにしている。 その近衛をストーカー宜しく監視している桜咲刹那や、ニンニン言っている長瀬楓、中武研部長の古菲や、モデルにしか見えない龍宮真名といった麻帆良 四天王も良く分からない力を纏っていた。 しかし、千雨をして一番ショックだったのは、ノリの良さや足の速さ程度の違いこそあれ、自分と同じ常識組だと思っていた春日美空や明石裕奈が魔力 持ちという事実だった。 そして一番重要な事実がこのクラスにはあった、それは…… 『しかし、驚きましたね。 実際、千雨も初めて見た時は信じられなかった。 何度、目蓋をこすって見直そうとしたか分からなかった位だ。 『まさかマクダウェルだとはなぁ……。 私としちゃあ、世界樹か図書館島辺りにある何かに対してやってるもんだとばっかり思ってたからな』 『ですね、そうなるとあの方はこの街で囚人宜しく封印されているという事なんでしょうかね?』 『ん?どういう事だ……って、ああそうか。 街中の電力使うような結界を使ってアイツ一人を抑制しているって事は、そういった対応をしないといけない って事だもんな。 しかし、そうなるとアイツは魔法使いの一人って事になるのか』 『ええ、それもこの世界においては屈指の実力者なんでしょうね。 可能性としては、罪を犯したといっても年齢的や状況的に責任を問うわけにもいかない、しかし相応の実力もあるので野放しにもできない、ならば保護 観察や情操教育と同時に警備等の社会貢献をさせる事で減刑をさせているんじゃないかと』 アロンダイトの言葉に千雨は溜め息をつきたくなった。 このクラスは異常だ、強大な魔力を持つ学園長の孫に財閥の娘、とんでもない天才二人に、この非常識な学園都市でも有数の武を誇る連中、しかも そいつらとタメを張るような運動能力を持つヤツがひのふのみ……。 止めに世界屈指の実力を持つ元犯罪者ときた。 コントだったら周りから一斉に突っ込みが入る事間違いなしだと 千雨は思う。 となると、次に考えるのは何故集められたのか……。 朝の全校集会の際に他のクラスを確認した所、他のクラスにも一人ないし二人の魔力持ちが確認できたからだ。 選抜クラスというのなら、現在3-Aにいる一般人とこの連中を入れ替えているはずである。 ということであるのなら選抜クラスという線は無いはずだ。 近衛や雪広あやかという如何にもな連中もいるが、千雨が一番怪しいと感じているのは、担任のネギ・スプリングフィールドである。 一番最後に合流した、という事もあるが一番大きいのは彼の年齢だ。 いくらこの麻帆良学園がエスカレーター式で、他校への進学が少ないとはいえ皆無ではない以上、進路相談の可能性がある。 しかも、中学から高校という ある意味人生の岐路と言ってもいい時期だ。 そんな大切な時期に、いくら天才とはいえ生徒よりも歳若い子供を担任にするというのはいくらなんでも酷過ぎ る話だろう。 しかも、年齢や国籍を考えると義務教育や教員免許の問題。 労働基準法や児童福祉法などの問題まで出てくる。 これだけの横車を押しているのだ、あの子供教師の赴任にはそれなりの理由があるのだろう。 そう、どういう目的があるのか分からないが、彼等魔法使いはネギの為に自分達を集めたのだ。 といった事をつらつらと考えている千雨に、隣の席の綾瀬夕映が話しかけてくる。 「長谷川さん、身体測定が始まるですよ?」 「ん?ああ悪い。 しかし、妙に騒がしくないか?」 夕映に返事をした千雨は、先程までの考え事を一旦別の領域に移して続行し、メインの思考を現実に合わせる。 それはそれとして、夕映に対してする必要が無い質問をすると、反応良く答えが返ってくる。 「ああ、それでしたらアレです。 ネギ先生がまたもや弄られそうな発言をしていたからですよ」 「懲りねぇなぁ、まぁ十歳だからしょうがないといえばそれまでなんだけどさ」 と言いながら制服を脱いで測定の準備を始める。 隣の夕映を初め、周囲の少女達も同じ様に下着姿になっていく。 年齢相応な下着の少女がいるかと思えば、サラシを巻いている少女もいる、そして年齢 ではなく外見相応の……いや言うまい。 なにか那波千鶴辺りから妙な視線を感じた千雨は、その辺の思考を中断すると、自分の席から教室全体を眺め回す。 既に教室の前の方では、いち早く準備を終えたクラスメイト達が測定を始めているのか、悲喜交々な嬌声が上がっている。 千雨はどうせ変質者か何かが噂の元だろうとマトモに取り合わなかったが、意外な人物が会話に混じってきた。 千雨達がこのクラスで最も注意している人物……エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルである。 おそらく警備担当の魔法使いとして、夜歩きしないようにとの警告なのだろう、事件について楽観視しているらしい神楽坂明日菜に警告じみた事を 言っていた。 お姫様の様な外見にそぐわない悪役じみた警告だったが……。 そんな中、廊下の方から騒ぐ声が聞こえてきた。 この声は血が苦手なのに何故か保健委員になっている和泉亜子のものだ。 漏れ聞こえてくる会話を聞いていると、どうもクラスメイトの佐々木まき絵が保健室に担ぎ込まれたらしい。 どうせ貧血か何かだろうと当たりをつけながら、騒ぎを無視して測定を続けていると、神楽坂を始めとする数人のクラスメイトが教室の扉や窓を全開に 開け放つのだった。 「連中には恥じらいってモンがないのか……」 羞恥心という言葉とは程遠いクラスメイト達の行動に頭痛を覚えながら、千雨は桜通りの事件について思考を巡らせた。 噂の元ネタに興味はないが、最近の事件に関して言うのであれば、ジュエルシードが起こした事件である可能性も否定できないのだ。 今の所、千雨が対応したジュエルシードは全て暴走状態だった。 その状態ならば、強力な魔力をぶつけなくても封印は可能な為、千雨はその状態の時に対応したいと考えていた。 一応、昨日仕上がった新型の探策魔法なら理論上は励起状態でも感知可能なので、今日辺り桜通りを探策してみるかと心にメモすると、騒いでいる他の クラスメイト達を尻目に測定を済ませていくのだった。 新学期早々、3-Aになって初めての一日はいつも通りの騒ぎで終始した。 保健室で寝ていた佐々木も大した事はなかったらしく、昼過ぎには仲が良い連中と下校したらしい。 そんな中、千雨はいつも通り一人寮への帰路についていた。 途中の生協で安売りの清涼飲料や食品を買い込んだ後、今日の目当てである桜通りへ足を向ける。 件の噂では、例の吸血鬼が出没するのは夕方や夜間であるらしい、ならば今の時刻はとりあえず安心という事だ。 千雨は並木道に設置されたベンチに腰掛けると、周囲をそれとなく見回す。 下校時という事もあるのか、周囲にはそれなりの人目があった、3-Aではないが花見をしている連中すらいる始末だ。 これでは魔法の発動は無理だと悟った千雨は内心、舌打ちをする。 実の所、千雨が扱うミッドチルダ式の魔法にはとある欠点があった。 魔力素を固定することで、魔法発動を助ける この図式はそれなりの大きさがあり非常に目立つ為、人目につく場所での発動は憚られたのである。 『おい、この辺に魔法発動にいい場所はあるか?』 『難しいですね、周囲から魔力波動は感知できませんから励起状態以上のジュエルシードは無いはずですが、この場所が魔法使いの監視下にないとも言い 切れません』 『だよな、噂になっている位だ。 連中が監視していないと考えるのは楽観が過ぎるだろうな。 だけど、これ以上寮で魔法行使するのも不安だしなぁ……。 しょうがねえ、ここから離れるぞ。 帰りながら良い場所がないか探してみよう』 『了解です』 千雨は自分の活動範囲の狭さに苛立ちを覚えながら桜通りを後にした。 唐突にアロンダイトから警告が発せられる。 『マスター!』 『あーくそ!予想通りじゃねぇか。 桜通りだな?』 『はい、桜通りでジュエルシードの暴走体が発現しました。 それと同時期に桜通りから離脱する魔力反応を二つ確認しています。 恐らく彼等が使用した魔法が原因で、一気に暴走状態へ移行したものと考えられます』 『ヤリ逃げかよ、碌でもねぇな。 まぁいい、魔法使いどもは?』 『未だ到着していません、今すぐに行けば比較的楽に離脱できる可能性があります』 『よし、じゃあ急ぐぞ』 そう言うやいなや、人目に付かない程度の速さで玄関へ向かうと、外出用のスニーカーを突っかけるように履いて寮を飛び出して行くのだった。 その数分後、桜通りにはバリアジャケットに身を包んだ千雨の姿があった。 桜通りを包むように結界とサーチャーは敷設している。 結界に覆われて普段と趣きを変えた桜通りを見回すと、魔法戦闘があったのだろう、残留魔力がそこかしこに残っていた。 「こりゃまた凄いな、吸血鬼ってヤツは魔法も使えるのか?」 【どうでしょうね、魔法を使える者同士が争った事は間違いないと思われますが……】 「まぁ、そこら辺は麻帆良の魔法使いに任せるさ、こっちはこっちで忙しいしな。 ジュエルシードの反応はどうだ?」 【並木の右手中央辺りから出ています。 移動はしていませんが、魔力反応を出している範囲が少しずつ広がっています。 放っておくと、一両日中には麻帆良中に広がる事は間違いありませんね】 「いつもながら厄介だな、サーチャーはどうだ?」 【魔法使いも近付いて来ている様です、魔力量から見て恐らく戦闘の痕跡を隠蔽する為のメンバーでしょう】 「じゃあ、あんまり悠長にしてられないな。 行くぞ」 【了解ですマスター】 千雨はアロンダイトの誘導に従って歩を進める、すると幾らもしない内に暴走体を見つける事ができた。 並木の中の木を宿主にした暴走体なのだろう。 捻れ変質したそれは最早、木とは呼べない怪物と成り果てていた。 元々あった小さな洞は巨大化し、目や口といった感じになっている。 枝や地面の上に出ている根はザワザワと蠢いており、表面の木肌は不気味な動きを見せ付けていた。 恐らく異常成長した根を広げているのだろう、この 根の成長が魔力反応の拡大化と比例している事は間違いない。 となると、一刻の猶予もないだろう、早目に封印しないと千雨では手に負えなくなる可能性がでてくる。 「こりゃあヤバイな、ジュエルシードの反応は?」 【眼前の樹木状の暴走体全体から反応があります、一度完全に暴走状態を解除しない限り特定は難しいでしょう】 「要するにいつも通りって事か。 ま、動かないだけまだマシってヤツだな、やるぞアロンダイト」 【了解しました、<ブラストカノン>レディ】 「撃っ、うわっ!」 <ブラストカノン>を撃とうとした瞬間、慌てて横っ飛びに跳ねる。 そのまま空中に逃れると、その後を追う様に地面から鋭い槍に似た何かが飛び出して来ていた。 何かは千雨の後を追う様に次々に飛び出してくる、千雨はその攻撃から逃げながらアロンダイトに話しかける。 「何だ?」 【宿主の地下構造体を利用した攻撃です】 「根っこって事か……、じゃあ上空から仕掛けるぞ」 【駄目です】 「どうしてだよ、ある程度は距離を取らないとヤバイだろ」 【擬似魔法能力による結界が張られています、今の状態だとあの暴走体以上の高さには上がれません】 「はぁ?」 【加えて結界外部のサーチャーとの接続が切れました、結界外の探策ができません】 「サーチャーは放っておけ、今は封印だけ考えるぞ。 とは言っても、<ブラストカノン>は足を止めないと撃てないし……<ブラストショット>である程度弱らせるしかないか。 ある程度、自己修復に回せば攻撃も緩くなるだろ!」 千雨の号令の元、デバイスモードのアロンダイトから<ブラストショット>と呼ばれる6つの黒い光球が奔る。 それは、周囲五方向そして天頂から暴走体へ殺到すると、数本の枝を砕き折り、幹にも浅くない傷を負わせた。 暴走体はその攻撃を受けると、痛みを感じているのか幹全体を捩り、不気味な唸り声を上げる。 「いよっし!何とかいけそうじゃねえか、この調子で潰すぞ」 【了解!】 それから数度か千雨と暴走体の攻防が続いた。 しかし、ここで戦いは新たな展開を見せる。 動きが鈍くなってきた暴走体に念の為と放った<ブラストショット>が見えない壁に弾かれたのである。 「何だ!?弾かれたぞオイ!」 【フィールドタイプの障壁です。 同時に周囲の魔力素の消失を確認。 結界同様、ジュエルシードの魔力素吸収能力を利用した擬似魔法能力だと推測されます】 「どうする?」 【危険ではありますが<ブラストカノン>の使用しかないでしょう。 見た所、障壁の展開中は暴走体も攻撃は出来ない様です。 一旦<ブラストショット>で障壁を発生させた後、解除までの三十秒間の間に<ブラストカノン> のチャージを終了させ、障壁ごと撃ち抜くのです】 「それしかないか……」 【但し、暴走体は学習能力を備えている可能性が高いと思われます。 封印のチャンスは多くて二回ですが、できうる事なら一回で仕留めるべきです】 「そいつはキツイな、今でもけっこうリソースギリギリなんだけど?」 【そこで提案です】 「何だよ」 アロンダイトの言葉に一抹の不安を感じながらも千雨は言葉を返す。 【結界を消去しましょう】 「やっぱそうなるか、確認するけどそれしかないのか?」 【はい、今の所マスターが振り分けているリソースは大まかに以下の通りです。 飛行魔法制御:2、結界制御及び知覚:2、戦闘行動:4、その他:1。 この内、一番放棄しても問題無いのは結界に関するリソースになります】 「よし、じゃあ結界制御を時限式にセットして掛けっ放しにするのはどうだ?」 【そうなると結界の状況知覚ができなくなりますが?】 「いきなり解除するよりかはいくらかマシだ、一般人に見られる訳にもいかねーしな」 【了解です、ではリソースを消費しない時間で暴走体の結界内部に時限式結界を構築し直します。 暴走体の障壁解除予想時間は三十秒、時限式結界の維持時間は四十秒の予定。 次の<ブラストショット>射出と同時に結界の破棄と構築、直後に<ブラストカノン>のチャージを開始します。 宜しいですか?】 「ああ、そいつで問題ない」 【ではマスターの<ブラストショット>射出をトリガーとします】 「よし!いくぞ!」 【了解】 直後、アロンダイトから黒い光球が射出される、その勢いはこれまでの比ではなく閃光と言っても良い程だ。 光球はこれまでの様に分散着弾しなかった、全ての光球はほとんど同じ箇所に着弾して暴走体の障壁を歪ませる。 着弾と同時に暴走体の結界外に展開していた千雨の結界が解除された……この時点で五秒経過。 アロンダイトの本体が煌き、暴走体の結界内に新たな時限式結界が構築される……十秒経過。 次いで<ブラストカノン>の魔法式が千雨とアロンダイトの内を奔る。 アロンダイト変形開始。 千雨、回せるだけの思考を<ブラストカノン>の術式制御に振り向ける。 アロンダイト変形完了。 千雨、<ブラストカノン>発動補助の魔法陣構築。 環状魔法陣はデバイス保護と魔力収束の魔法陣のみを展開。 今回の対象は近距離の為、弾道補正の環状魔法陣は省略する。 千雨、シューティングモードのアロンダイトを保持。 魔法の設定により体勢を固定、フィールド魔法により保護を行う。 <ブラストカノン>チャージ開始、暴走体の障壁消滅開始……残り十秒。 チャージ終了まで残り三秒。 暴走体の障壁完全消滅、千雨の足元数箇所で隆起発生。 (話と違うじゃねーか!) 千雨、心の中で毒づく。 同時にチャージ完了。 <ブラストカノン>射出……着弾まで一秒。 千雨の足元に敷設していた<ブラストカノン>の魔法陣に暴走体の攻撃接触。 が、同時に<ブラストカノン>が暴走体に着弾。 魔法陣の表面を滑りながら本体側に地下構造体は引き摺られる。 全てが終わった瞬間、立ち上った光の柱の中にジュエルシードが浮かんでいた。 しかし、この夜。 そんな惨状に怯えたのか、十数人いた襲撃者の一人である麻帆良学園の魔法使い、年配の山崎教諭は震える声でこの襲撃を主導した倉田教諭に話しかけた。 「く、倉田君。 ここまでする必要はなかったんじゃないかね?」 「何を言っているんですか、山崎先生。 あのような得体の知れない魔法使いなど、発見次第拘束すべきです。 それを今まで放置していた事自体ありえない話ですよ」 「全くですな。 「……やってくれたな、てめえら!」 山崎が気を失った後、土煙の中から少女の怒声が響き渡った。 麻帆良の魔法使い達は、その時に吹いた一陣の風に感謝しただろうか、それとも恨んだだろうか。 風に吹かれた土煙はその姿を消し、そこにいる少女を彼等の視線に曝した。 そこには資料にあった通りの少女がいた。 黒のノースリーブセーラーとロングのプリーツスカートには赤のラインがアクセントとして走り。 両腕には貴婦人が嵌める様な手袋、その上にある手甲は硬質だが美しい輝きを宿している。 顔を隠すのは黒のフェイスガード。 の、はずだった。 かつて美しくその身を飾っていた衣装は土に汚れ、罅割れ、破れ、欠けていた。 顔だけは守ろうと死守したのだろう、土埃に汚れただけのフェイスガードから僅かに覗く口元は怒りに歪んでいる。 そんなボロボロな彼女を見た倉田は自信を持ったのか、意気高々に声を上げる。 「ふん、大層な口を利くが最早ボロボロではないか! 粋がるのも大概にして此方に降るのだ、今なら寛大な扱いを考えんでもないぞ?」 「おい、寝言は寝て言えよオッサン。 加害者はてめえらでこっちは被害者だ、あんまり舐めた口利いてるんじゃねぇ」 声の様子から察して目の前の魔法使いは中学生位だろうと感じた倉田は、苛立ちを隠そうともしない声で話を続ける。 「なんて口の利き方だ、親の顔が見たいものだな」 「ふん、安心しな。 オッサン達の親より万倍マシな面しているさ」 「……………………」 「……………………」 千雨と倉田、双方の意見はどこまで行っても平行線だった。 いや、それは正しくないだろう、二人ともお互いに歩み寄ろうという意志が無いだけだ。 そんな緊張状態を打ち破ったのはどちらだったのだろう。 そんな仲間達に驚く時間が彼等にあっただろうか、始動キーも唱え終らない内に千雨がアロンダイトを振りかぶると、彼女の周辺に再び<ブラスト ショット>の魔力弾が6つ発生する。 そのまま千雨は魔法使いの詠唱の終了を待たずに<ブラストショット>を射出。 そんな彼等は最後の頼みとする魔力障壁に魔力を注ぎ込んだが、千雨が放った魔弾は彼等の盾を易々と貫き、彼等の魔力と意識を刈り取って行く。 避ける事も防ぐ事も叶わない、全方位からの全力攻撃だ。 倉田達は目の前にいる正体不明の魔法使いの敗北を幻視した。 しかし彼等は忘れていた。 最初に彼等は、今以上の攻撃を彼女に加えていた……という事実を。 同時にリンカーコアも最大出力で魔力を生成して、片っ端からフィールド型防御魔法に注ぎ込む。 防壁は千雨一人がギリギリ入る程度の範囲、その範囲に桜通り一帯の魔力素を集中させる。 それは最早、魔力のみならず物質的な硬度さえ持った障壁 となっていた。 彼等の意識は闇に落ちていった。 「くそっ!何だって言うんだあの連中、マトモじゃねぇぞ」 【魔法使い達の中でも強硬派の集団だと思うのですが、彼等は何か妙なイデオロギーでもあるんですかね】 「確か自分達の事を善き魔法使い、とか言ってたよな、いい大人がそういう事を口にするってどうなんだ?」 【確かに会話ログにそれらしい言葉がありますが、彼等の世界ではとりたてて異常な文言ではないのでしょう。 マスターに関しては、ジュエルシードの封印作業時に度々目撃されていますから、それが問題視されたんでしょうか】 「ジュエルシードの事が公に出来ない以上、麻帆良の魔法使い達は敵と認識した方が良いのか?」 【どうでしょうね。 いっその事、彼等の手を借りるのも一つの手ですよ?】 「それはパス。 私は平穏な生活を取り戻したいんだ、ジュエルシードの回収が終わったら私は日常を満喫するって決めているんだよ」 【左様ですか】 「何だよ、何か言いたげだなおい」 【いいえ?別に何でもありません。 ただ、この都市で日常と嘯いても空々しいと思うのですが。 それともマスターは外部進学を考えておられるんですか?】 アロンダイトの言葉に千雨は返す言葉が出なかった。 確かにコイツの言う通り、非日常から逃げ出す最も有効な手段は、ここ麻帆良学園都市から出る事である。 そうすれば少なくとも、魔法使いや結界といった事象からは距離を取る事が出来る。 この学園都市が日本国内にある以上、進学する際に麻帆良外の学校を選択する事も可能なはずだ……多分。 しかし、ここまで考えた時、千雨の脳裏にとある可能性が浮かび上がってきた。 「…………ん……あれ?」 【どうされました?マスター】 「重要な事に今更気が付いた……」 千雨は真っ青になって呟いた。 【は?】 「何で進学する時、そのまま此処に残る事を選択したんだ? 小学校であんな目にあったのなら普通は別の学区に移るだろう……」 【親御さんの希望とか】 「いや、成績がある程度あれば外部の進学校の受験位はさせてくれるだろ? 別の街に移るとか、麻帆良から出るとか、そういう選択肢がスッパリ抜けてたんだよ……。 今更ながらに恐ろしいぜ、自分でも気が付かない内に進学先を決めてたんだ」 【下手な洗脳よりも性質が悪いですね……】 「それもこれもあのクラスに集める為だったんだろうな……。 こうなるとますます魔法使いに係わり合いたく無くなってきたな」 【ですね、私も空恐ろしくなってきました。 そうなると、あの担任教師に係わるのも極力避けるべきでしょうね】 「ああ、そうなると魔力感知を妨害する魔法を恒常的に掛け続ける必要が出てくるな」 【少々、マスターの負担が増える事になりますが宜しいのですか?】 「しょうがないだろう、下手に目を付けられて魔法使いに捕捉されるよりかはいくらかマシだ。 新手の訓練だとでも考えておくよ」 【了解しました、それでは現時点より魔力認識阻害魔法<マギリングハイド>をマスターの体表に展開します】 「ん、っとキツイな……。 これってフィールド型の幻術魔法になるんだよな?」 【はい、潜入工作員が使用する魔法が元になっています。 幻術魔法には珍しく、長時間の使用を念頭に組まれているので今の様な状況にはうってつけですね。 この魔法を発展させ複合し変化させる事で、魔力結合阻害空間<アンチマギリンクフィールド>の術式になるのではないかと言われています】 「へぇ、そんな事まで研究されていたんだ」 【犯罪者も魔法を使いますからね。 AMFが実用化されれば、魔法を使わないでもいい重要施設の防護に役立つという発想ですよ】 「なるほどね、じゃあ帰るか……っく」 【マスター、大丈夫ですか?】 便座から立ち上がった瞬間、受けたダメージと<マギリングハイド>の負荷で顔を顰めた千雨に、アロンダイトが気遣わしげな声を掛ける。 そんなアロンダイトに千雨は不機嫌な声で答えた。 「ああ、何とかな。 今夜は魔法を使ったからな、一晩眠れば普通に誤魔化せるだろうさ」 【<マギリングハイド>は適時最適化の処理を行う様にしますね】 「頼んだ、じゃあ帰るか」 そうアロンダイトに告げた千雨はトイレから出ると、コンビニへの義理で安いスナック菓子を購入し、寮への道を辿っていった。 千雨は小学生で苛められ(ハブられ)てたのに何故この地に残ったのか……で、出た答えがこの思考誘導。 自分で思いついてゾッとした。 書き直した点について 感想を読んでいると色々と言われたので、ちょっとソフトに&ネギま!らしく修正。 リリカル世界とネギま!世界の常識が食い違う話ですね。 しかし、書き直してコンビニのトイレのシーンを読み直したら、千雨の「マトモじゃない」発言は笑えてしまった。 後、もう一つ勘違いのネタとしてエヴァンジェリンという存在についての考察があります。 ネギま!世界のエヴァは知っての通り吸血鬼ですが、そんな 存在や種を知らない千雨とアロンダイトは当然の事ながら彼女を普通の人間と認識しています。 バリアジャケット未着用時の場合は、レジストに全力を傾ければ何とか無効化できる感じ。 千雨の魔力光について これ、実はパクティオーカードの色調を参考にしました。 一応、青や銀といった他の候補もあったんですが、ちょっとありえねー位の反則級レアスキルを持っているので、それなら魔力光も特殊なもので良いかな と思いました。 色のイメージとしてはリインフォースの<デアボリックエミッション>を思い浮かべてくれれば良いかと。 倉田センセを再度戻した件について……orz 感想を読んで再び確認すると……うわああああああああああああああああ という感じでした、やっぱり軸がブレると碌でもない結果になるね。 倉田というアンチというかヘイトというか、そんなキャラを何故出したかとうのは、偏に私が臆病だからですね。 腹を決めた人なら、ガンドルフィーニ辺りにやらせるんでしょうけど、そこまでの度胸がないんです。 で、度胸がないから感想にビビって、こんな無様を曝すという悪循環。 ソフトにするか以前に戻すか考えて、再度読み直してみると。 麻帆良大橋でのカタルシスや、近右衛門との交渉や千雨のスタンスに齟齬が出てくる……ので、 倉田先生には反面教師になって貰う事に……。 ヘイトはいかんという感想をくれた方には申し訳ありませんが、このSSでは大体これ位のヘイトが出ると納得して読んで下さい。 始業式の翌日、つまり本格的に中学三年生の日常が始まった日。 クラスメイトの一人であるところの神楽坂明日菜に担がれた、担任教師のネギ・スプリングフィールドである。 いや、年齢からするとそうおかしい光景ではないのかもしれないが、彼の立場を考えるとあの扱いはどうなのだろう。 半泣きだし……。 第04話「子ネコとガイノイド……と、オコジョ妖精」 その日の授業中、ネギは開始から終了十分前の今まで上の空だった。 玄関口での出来事から、何か学校絡みでトラブルを抱えているのだろうと千雨は推察したが、授業時間が進むにつれネギの様子はますますおかしく なっていく。 ぼうっとしながら授業をしているかと思えば、教卓にあごを乗せて、はあ、とアンニュイな溜め息をつく。 そんな担任教師の様子を見てクラス中がざわめき始める、正直授業になっていない。 「な、何かネギ先生の様子がおかしくない?」 「う、うん。 ボーっとした目でわたしたちを見て」 「あんなため息ばかり……」 「ちょっと、ちょっと、これってもしかしてこないだの?」 「あー、あのパートナー探してるってゆー」 「ネギ先生王子説事件!?」 「じゃあ、まだ探してるの?」 「えーうそー」 周囲から漏れ聞こえてくる声に、千雨は呆れていた。 自分が知らない間にあの子供教師はまたぞろ騒動を起こしていたらしい。 漏れ聞こえてくる話を組み立ててみると、どうやら先生は某国の王子で、麻帆良で教師をしているのは人生のパートナー=王妃を探す為だとかどうとか ……なんともお馬鹿な設定だった。 いやいや、それってどこのマンガだよ、十歳で教師ってだけでも無茶なのに王子とかありえねぇだろ、設定詰め込みすぎだ。 しかも魔法使いとかいう 隠しパラメーターまであるし。 千雨はいつもの如く、心の中でクラスメイト達に突っ込みを入れていた。 ザワザワと騒ぎがだんだんと大きくなるが、ネギはまったく気づいていない。 「セ、センセー。 読み終わりましたけど」 「えっ!? あ、はい。 ご苦労様です。 和泉さん」 指定された範囲の英文を朗読し終えた和泉亜子の言葉に、あわててそう返事するネギだったが、誰が見ても聞いていなかった事が丸分かりな反応だ。 いいんちょ辺りは違う意見かもしれないが……。 長々と朗読させられた和泉はいい面の皮である、いや彼女自身はどうもそれどころではないようだが……というか何故赤くなる。 呆れる千雨を他所に、ネギは授業とは関係ない質問を和泉にする。 「えーと。 あの、和泉さん。 つかぬことをお伺いしますが……やっぱり、やっぱり皆さんくらいの年の方が、あの……パートナーを選ぶとして、十歳の 年下の男の子なんていうのはいやでしょうか?」 「なっ!?」 「ええええー!」 担任自ら授業を放棄したその質問にクラス中が沸きあがる。 「そ、そんなセンセ。 ややわ急に……ウ、ウチ困ります。 まだ中三になったばっかやし……で、でもあのその……今は特にその、そういう特定の男子は いないって言うか」 あわあわと和泉が返事をする。 はあ、とネギはその言葉にうなずくと、今度は宮崎のどかに矛先を向けた。 「宮崎さんはどうでしょう?」 「へっ……ひ、ひゃはいっ。 えと……あう、あああのっ、わっわたっ私はーーーあのーーー」 テンパっているのか周囲をワタワタと見回し、どもりながらも答えを返すのどか。 そんな彼女の姿に、早乙女ハルナや朝倉和美といった連中の目が光る。 あと、何故か隣の綾瀬夕映が拳を握って必死に宮崎を見ていた。 騒ぎは加速度的に大きくなっていく、よくも隣のクラスから苦情が出ないものだと感心する。 そういった騒ぎの最中、返事をしようとしいるのどかを押し退けてアグレッシブに主張する生徒が一人。 我等がいいんちょこと雪広あやかその人である。 「わ……わわ、私はーーあの、オオ、オケッ……」 「はい、ネギ先生っ!」 そのままぼうっとしているネギに、手を上げアピール。 「は、はい。 いいんちょさん」 「わたくしは超OKですわ!!」 「ネギ先生、ここで耳寄り情報。 ウチのクラスは特にノーテンキなのが多いから大体……」 そんな委員長を押しのけて、朝倉が3-Aの恋人事情を説明しはじめる。 千雨はもう勘弁してくれと心の底から思った。 「何だかなぁ、アイツ仕事する気あるのか?」 『さぁ、どうでしょう。 パートナーというのがなにを指すのか分かりませんが、あまり褒められた行為ではない事は確かですね』 『つうかさ、給料貰ってるんだから、やる事やれって感じだよ。 そういや、朝方から様子が変だったよな。 学校に来たくなさそうだったのを神楽坂に無理矢理連行されて来ていたみたいだし』 『例のガイノイド……絡繰茶々丸でしたか、彼女に挨拶されていた時に怯えていましたね。 彼女に苛められでもしたのでしょうか』 『いや、それは無いんじゃないか? 絡繰って存在自体はアレだけど、行動としてはマトモな部類に入るからな』 『そうなんですか?人間よりも行動がまともなガイノイドというのは何か間違っていると思わないでもないですが……』 『というか、なんで私がネギ先生の心配をしてるんだ?おかしいだろ。 話変えるぞ。 とりあえず、探策魔法からだ、魔法陣の発生は抑えることが出来ないんだよな?』 いつの間にかネギの心配をしている事に気が付いた千雨は、憮然となって無理矢理に話題を変える。 『はい、ミッドと麻帆良の違いが如実に現れた不具合ですね。 あちらでは社会的に魔法が認知されているので、危険なものでない限り魔法の発動は許容されるんですよ。 まぁ、魔導師自体が簡単に魔法を使用しない傾向にあるというのもありますが』 『ほとんどの魔法が戦闘に使えるしな、基本鉄火場でしか使用しないんだろうさ。 そうなると結界敷設後か、人目が無い場所でないと使えないな』 『そうですね。 ただ、広域探策魔法は結界内で行っても意味はあまりないでしょう』 『分かってるって、麻帆良全域を結界で覆えれば話は早いんだろーけどな』 『愚痴っていてもしょうがありません、ここは前向きに行きましょう。 結界を広域に敷設できない以上、広域探策はマスターの自室か人目がない場所という事になります』 『そろそろ寮はヤバそうな気がする、できればどっか良い場所を探そう』 『了解です。 そうなると候補地は限られますね』 『あぁ、一番の安全牌は麻帆良外縁部の森。 次点が教会の裏手辺り……。 この間の桜通りの時にできれば良かったんだけどな、あの連中さえ出てこなけりゃ何とかなったんだよ……くそ』 『とりあえずその中でマスターの生活圏と被るのは教会裏手になります。 外縁部の森は少々離れすぎていますから、マスターが疑われる原因になりかねません』 『やっぱそうなるか……教会の裏手も正直遠慮したい所なんだけどな、こればっかりは自業自得だと諦めるか』 『マスター、やはりある程度の生活圏拡大を行うべきでは?』 『やるべきなんだろうけどな……、基本的に私はインドア派なんだよ。 あまり日に焼けたくもないし……いや分かってはいるんだ、とりあえず外縁部まで足を伸ばしても奇妙に思われなくなれば、その分魔法行使に適した 場所が見つかるっていうのはな。 アロンダイトと出会って、ジュエルシードを回収し封印する事に関しては否定も拒絶もしない事を決めていた。 何故なら人命に係わったり、災害に類する 話なので、やらないと酷い事になるのが分かっているからだ。 しかし、魔法使い達との接触は違う、彼等と接触を持つとジュエルシードの封印が全て完了しても魔法を始めとする裏の事情に係わる事になりかねない。 それだけは到底許容できなかった、千雨はこれ以上非常識な世界に係わるつもりは毛頭ないのだ。 千雨はジュエルシードの封印が終了したら、余程の事がない限りバリアジャケット以外の魔法は使わないようにしようと心に決めていた。 ジュエルシードは日常を破壊しかねない要因だから封印する。 非日常と係わり合いになりたくないから、魔法使いとの接触はしないようにする。 この二つが、アロンダイトと出会った千雨が決めた事だった。 会場は何を考えているのか、女子寮にある大浴場・涼風。 参加者は全員水着着用を義務付けられていた、参加意欲が日本海溝よりも低い千雨は学校指定 の水着である。 驚いた事に、この馬鹿げたイベントにはクラスメイトのほぼ全てが参加していた、しかも殆どが自前の水着着用だ。 もう何をどう突っ込んでいいものやら、千雨はせめて何事も無く早く終わるように念じながら浴槽の片隅に腰を落ち着けた。 そうこうする内に、このイベントの主賓であるネギが長瀬楓と大河内アキラに抱えられて来た。 何やら頭には袋が被せられている為、傍目には拉致されて 来たようにも見える。 まぁ、実際そう違いは無いのだろうが……。 長瀬と大河内は浴場に到着するやいなや、袋を被せたままのネギを浴槽に放り込む……というか投げ込んだ。 ちなみに服は脱がされている。 一応クラスメイトが群れている辺りに放り込まれているので、死ぬ事は無いだろう。 浴槽に放り込まれたネギは、あれよあれよという間にクラスメイトに集られる。 クラスメイトの群れの中から色々と洒落にならない言葉が飛び出しているが、千雨は心の平穏の為に無視を決め込んだ。 『マスター、あれは俗に言う逆セクハラというものでは?』 『無視しとけ、ネギ先生がPTSD患ったって私は係わり合いになるつもりは無いからな。 てーか、これが原因でウェールズに帰ってくれねーものかね…… ん?』 『マスター?』 『いや、何か変な感じがしたんだが』 千雨が不意に感じた奇妙な感覚を確認しようと意識をこらそうとしたその時、浴場内に黄色い悲鳴が響き渡った。 『何だ?またネギ先生の暴発魔法か?』 『いえ、どうやら違うようです……何ですかね? あのけったいな生き物は』 よく見ると浴場のそこかしこで裸のクラスメイト達が右往左往している、湯気ではっきりとはしないが何かを追いかけているようだ。 しばらく傍観していると、その集団は脱衣所へと向かって行く。 その時、このイベントに参加していなかった明日菜が制服姿のまま浴場に現れた。 追いかけられていた謎生物は明日菜を見つけると彼女に飛び掛って行ったがそこはそれ、麻帆良四天王と肩を並べる程の身体能力を持つ女だけのことはある。 近くにある洗面器をやおらに掴み取ると、その謎生物に向けて思い切り振り回した。 明日菜が振り回した洗面器は謎生物を弾き飛ばしたが、彼女も無傷ではなかった。 明日菜の制服のボタンが全て弾け飛んだのだ。 「うわ、係わりたくねぇー」 湯気の中に消えていく謎生物を見ながら千雨は心の底から呟いた。 よくよく見るとネギの右肩には、白い物体が付属している。 しかし、最近思うのだが、ネギ先生は魔法を隠すつもりはあるのだろうか?あの異常な運動能力を持つ明日菜も大概だが、それに付いて行ける十歳と いうのも凄いを通り越して異常だと思う、果たして彼にその自覚はあるのだろうか。 騒ぎになっていないから結界が働いているのだろうが、あまりにも杜撰すぎる。 そんなふうに考えている千雨にアロンダイトが語りかけてきた。 『マスター』 『どうした?ジュエルシードの反応でもあったか』 『いえ、今の所それらしい反応はありません。 それよりもネギ先生の肩に乗っていた生物ですが』 『ん?あれ生き物だったのか……って、教師が学校にペット持ち込むなよ』 『いえ、あれは昨日浴場で騒ぎを起こした魔法生物です。 恐らくこちら側の使い魔なのでしょう』 『え……マジか?』 『はい、身体的特徴や魔力波動も間違いなく一致していますから、まず間違いないでしょう』 『おいおい、あんなセクハラ生物を女子校に持ち込むなって、安心して学生生活送れねぇだろう。 いや、もしかしてそれが目的なのか?』 『どういう事ですか?マスター』 『いや、ネギ先生の暴発魔法だけどさ、実は巧妙にカモフラージュした確信犯とかありえなくないか?』 『え?いや、流石にそれは、多分……無いんじゃないでしょうか』 千雨とアロンダイトは、あまりにも失礼な想像をしながらネギの背中を見送った。 その翌日の放課後、探策魔法を使用する場所を探して千雨は麻帆良をうろついていた。 とりあえずの目的地にしているのは、次点として候補に挙がった麻帆良教会の裏手である。 あの近辺は宗教施設ということもあってかなり閑静な場所だ、目的に沿う可能性は高い。 時折休憩を挟みながら教会への道をそぞろ歩いていると、存外気分が晴れている事に気が付いた。 たまにこうして歩くのも悪くないかと、川沿いにある桜や何気ない麻帆良の景色を携帯で撮りながら歩く。 麻帆良女子中等部から一時間も歩かない場所にその教会はあった。 西洋建築がメインになっている麻帆良学園都市に相応しく、教会はヨーロッパ風の荘厳なものだ。 千雨はふぅと息を吐くと、教会の周辺を見渡す。 周囲には目立った建造物は無く人気も少ない、普通に見たら文句無しの立地だ。 後は魔法的な仕掛けがあるかどうかである。 教会に近付く前に<マギリングハイド>が正常に働いている事を確認すると、千雨は改めて周囲を探索していく。 慎重に周囲を探査していった結果、魔力素はそこそこ高いものの問題はないと感じた。 「ここなら何とかいけそうだな」 【はい、早速裏手に回って探策魔法を試してみますか?】 「そうだな……いや、今日の所は止めておこう。 明日が休みだから時間がある日に回そう、発見次第封印したいしな」 【了解です、では今日は寮へ帰りますか?】 「いや、ちょっと裏の森を確認しておく、もしかしたら何か不具合があるかもしれない」 そうして教会の裏手に行くと、そこは猫だまりになっていた……。 そこにいるのは野良なのだろう、そこそこ薄汚れてはいるものの十匹前後の猫が教会裏の陽だまりで思い思いに寛いでいた。 千雨は猫を特に嫌っているわけではないので、猫達がいる陽だまりを迂回して森に入り込む。 そのまま五分程だろうか、森の中を歩き回った千雨が教会裏に戻ろうとすると、裏庭には何故か茶々丸がいた。 何をしているのか、そう思って森の中の樹にその身を隠して覗き込んで見てみると、どうやら先程の猫達に餌をやっていたらしい。 なるほど、あの猫達は絡繰が来る事を見越して集まっていたのかと千雨は理解した。 そう思って出て行こうとした足はすぐにまた止まった、何故かネギと明日菜が教会の建物に隠れて此方を覗き込んでいるのだ。 「何してるんだ?あいつら」 【さぁ、可能性としては街で見かけた絡繰茶々丸を追ってきたは良いものの声を掛け損ねている。 といった所でしょうか】 「かなぁ……というか先生の仕事はいいのか? 放課後だからって仕事が無くなる訳じゃないだろうに」 【その辺はサポートが付いているのかもしれませんね】 「いや、その辺で十歳扱いされてもこっちが困るんだよ。 どうせならその人員を担当教師にしてくれって話だろうが」 【おや、ネギ先生達が出てきましたよ】 「ん?何か様子が変だな」 千雨の言葉の通り、教会の影から出てきたネギと明日菜は普段と様子が違っていた。 何と言うか妙に緊張している。 茶々丸はそんな二人を見ると、足元にじゃれついていた猫を森へと放した。 猫達が周囲からいなくなると、二人は茶々丸と話し始める。 切れ切れに聞こえてくるその話しの内容に依ると、ネギはやはり厄介事に巻き込まれていたらしい。 ネギとトラブったのは絡繰が言うマスターなる人物、絡繰はその仲間といった立場にあるようだ。 恐らく絡繰の主はそれなりの腕を持った魔法使いか何かなのだろう、もしかしたら噂の吸血鬼かもしれない。 主の方は打倒し難いと感じたネギ達は、先に絡繰を倒そうとここに来たのだろう。 まぁ、戦いという視点で言うのならまず間違いの無い選択ではあるのだが、それなら何故ここに神楽坂がいるんだ? あいつも魔法使いというオチなのだろうか、しかしアイツからは特にそういった力は感じなかったんだが……。 そういう風に千雨が考え込んでいる最中に戦闘が始まったのか、ネギの詠唱らしき声が聞こえてくる。 「行きます!契約執行十秒間 ネギの従者『神楽坂明日菜』!」 【マスター、神楽坂明日菜の身体にネギ先生から魔力が注がれていきます。 ブースト系の魔法で神楽坂明日菜の運動能力を強化したようです、魔力障壁も確認しました】 千雨はアロンダイトの報告で何が起こっているのかを知った。 麻帆良の魔法使い達の目的、そしてネギ先生が教え子になにをしたのかも。 「こいつがパートナーってヤツか! ふざけやがって、麻帆良の魔法使いども、ウチのクラスの連中をあのガキの手駒にするつもりだ」 そんな中、事態は次の状況へ移行した。 明日菜が稼いだ時間を利用して、ネギが魔法の詠唱をしていたのだ。 【マスター、高密度魔力を感知。 弾数は11です】 「あのガキ、絡繰を壊すつもりか?! <マギリングハイド>解除!<ラウンドシールド>間に合うか?」 【やってみます】 千雨は移動と同時にアロンダイトを起動、自身もバリアジャケットとフェイスガードを身に纏う。 しかし、そんな千雨の横をいち早く駆け抜ける小さい影があった。 千雨はその気配に気を取られて、茶々丸を救う為の僅かな時間を失う。 茶々丸のカメラアイが見たのは、数日前ここに放した白い子猫だった。 初めて会った時、その子猫は事故に遭ったのか、左後肢を引き摺っていた。 時折、猫達の事で世話になっている獣医に手当てして貰った所、何とか普通に生きていける程度に回復した為、ここに放したのだ。 その子猫が、目の前で力なく横たわっていた。 そんな時だった、森の中から黒いセーラーに身を包み、フェイスガードで顔を隠した少女が飛び出してきた。 「貴女は……」 呆然とした様子の茶々丸の声が裏庭に響いた、その声にネギ達はどんな感情を抱いただろう。 様々な感情があっただろう。 しかし、最も大きく感じている感情は安堵だった。 絡繰茶々丸を壊(殺)さなくて済んだという安堵。 咎人にならなくて済んだという安堵。 そうしてそんな感情が過ぎ去った後、襲ってきたのは後悔だった。 教え子を、クラスメイトを殺そうとしていたという後悔。 そのクラスメイトを庇った子猫を傷付けたという後悔。 そんな重苦しい空気を、その場にいる者全員が聞いた事が無い声が打ち破った。 『今の魔法か』 『はい、先程計測した数値を換算すると、猫の体組織では耐えられないはずです』 『まぁな、あれだけの攻撃を子猫に耐えろってのが無理な話さ』 『はい、恐らくほとんどの魔力はジュエルシードが吸収したのでしょう』 『暴走は確実だな』 『はい、しかも寸前までの願望をベースにする為、ネギ先生と神楽坂明日菜が危険に曝される可能性が高いと思われます』 『余計な事をしてくれるよな、このタイプは初めてだけど、どうなるんだ?』 『データがありませんから確実な事は言えませんが、行動に関する指向性がある分、強力になるものと思われます』 『くそっ、人に恨みでもあんのかあのガキ…… アロンダイト、私の声に変調を効かせろ、パターンは任せる。 だけど、その代わりに、さっきまでここにいた子猫に当たってしまった。 子猫は力なく横たわっていてピクリとも動かない。 ま、まさか死んでしまったんだろうか。 茶々丸さんや明日菜さんも動きを止めている。 誰もが息を呑む中、森の中から飛び出してきた女の子の声が辺りに響いた。 「ここから離れろ」 「え?」 「聞こえなかったのか、ここから離れろと言ったんだ」 綺麗な声だった、木乃香さんが時々見ているアニメーションに出てくるキャラクターの声に似ている綺麗な声。 だけどその声が紡ぐ言葉は、顔の上半分を覆っている仮面も相俟って、どこまでも固く冷たかった。 「どういう事よ、その前にその子猫を病院に連れて行かなきゃいけないでしょう」 アスナさんが女の子に話しかける。 だけど、女の子の言葉は冷たいままだった。 「うるせぇ、口答えするんじゃねーよ。 こっちは親切で言ってやってんだ、さっさと行け」 「ちょっと!何よその言い方、理由位教えてくれたっていいでしょ」 そう言ってアスナさんは動かない子猫に手を伸ばしたけど、女の子はその手を持っている杖で遮る。 「危ないじゃない!」 「危ねーのはお前だ。 さっさとその子猫から離れろ」 女の子はそう言うと、持っていた杖を両手に持ち直すと、倒れている子猫を睨みつける。 僕達や茶々丸さんを完全に無視して。 そんな中、今まで黙っていた茶々丸さんが女の子に話しかけた。 「その子猫が、貴女の敵……なのですか?」 「別に敵ってワケじゃねーよ、けどアンタは知っているみてーだな。 ならアンタ等がいてもしょうがない事位は理解しているだろ? 理解したのなら、そこで突っ立っている連中も連れて行ってくれ。 さっきも言ったけど邪魔だからな」 女の子の言葉に頷く茶々丸さん。 彼女は足元に放っていたスーパーのレジ袋を持つと、アスナさんを促して僕の方へ歩いてくる。 息を呑んで身構えていると、茶々丸さんから意外な言葉が飛び出てきた。 「ネギ先生、一先ずここから離れましょう」 「え?」 「ど、どういう事よ?茶々丸さん!」 「此処にいると彼女の邪魔になりますので。 理由は十分に離れた場所でお教えします」 僕とアスナさんは、茶々丸さんの真摯な言葉と態度に思わず首を縦に振っていた。 けれどそれは遅かったのかもしれない。 切羽詰った女の子の声が響いたかと思ったら、凄まじい魔力が辺りに撒き散らされていく。 咆哮と魔力の元を探ると、やはりと言うべきだろうか。 僕の魔法を茶々丸さんの代わりに受けた子猫から出ているものだった。 けれど、僕達が見る事が出来たのはそこまで。 女の子が魔法を使ったのだろう、女の子と子猫の姿が不意に消えてしまったのだ。 「え?あれ? どういう事?なんであの子と子猫が消えちゃってるのよ!」 アスナさんはキョロキョロと周囲を見回している、かくいう僕も驚いている。 多分、転移魔法だと思うのだけど、どうやったのか全く分からない。 茶々丸さんを見ると珍しく驚いているようだ、けれどもそれはそんなに長い事ではなかった。 普段通りの表情に戻ると、さっきの女の子との約束通り、僕等を連れて教会の裏庭から離れていく。 そうして教会から少し離れた場所にある公園のベンチに僕達は腰を落ち着けた。 「茶々丸さん、さっき言ってた理由って?」 開口一番、アスナさんが茶々丸さんに質問をした、どこまでもシンプルで必要な質問。 質問をされた茶々丸さんは、少し考え込んだ後、約束どおり理由を語り始めた。 「じゃ、じゃあそんな魔獣をどうやって退治するんですか? あ、もしかして気が弱点とか」 「いえ、残念ながらそれらしきモノは発見されておりません。 報告書によると、気による攻撃もそれ程効果は無いようです。 ただ同時期に出現する彼女が消えた後には、魔獣もまた消えていますので、彼女が関係している事は間違いないかと」 「だったら大変じゃないですか!あの子を助けないと!」 そう言って教会にとって返そうとした僕だけど、茶々丸さんに肩を掴んで止められた。 茶々丸さんの手を振り解こうと暴れたけれども、彼女の手は少しも揺るがない。 そんな僕に茶々丸さんは噛んで含める様に話しを続ける。 「落ち着いてくださいネギ先生。 先程にも言った通り、彼女が介入する事で魔獣がいなくなるという事は、彼女にはその手段があるという事です。 それに魔獣に対して有効な攻撃手段を持たない私達がいると最悪、彼女の邪魔になりかねません」 「あ……。 そ、そうですね」 茶々丸さんの言葉は確かに正しかった。 そう思って、恐らく戦闘が始まっているだろう教会の方を見ていると、アスナさんが少し不機嫌そうに話し始める。 僕や他の魔法使い達が目指している到達点の一つ、僕達は世の為人の為に魔法を使う事を本分としている。 ならば何故あの女の子は僕達を嫌っているんだろう。 「一応はそういう事になっています。 それではネギ先生、マスターのお世話がありますので私はこれで失礼させてもらいます」 そこまで言うと、もう言う事は無いと思ったのか、茶々丸さんは背中と足からロケットを噴射して飛び去って行った。 僕は、僕とアスナさんは、飛び去っていく茶々丸さんを止める事も出来ず、ただ見送る事しかできないでいた。 内心の苛立ちを抑えながら、目の前にいる軽トラを上回る体躯の巨大な肉食獣型暴走体を睨みつけていた。 「くそ、この間受けた傷も治りきっていないっていうのに……ムカつく」 【マスター、落ち着いて下さい】 「分かってる、サーチャーと結界強度は万全だな?」 【はい、サーチャーは教会を中心とする半径1kmをカバーしています】 「よし」 暴走体は、己を囲う様に発生した奇妙な空間に苛立ちを覚えたのか、せわしなく周囲を見回している。 対する千雨は、数種類の魔法を脳裏に準備しつつ暴走体を油断無く睨みつける。 千雨と暴走体の間にチリチリとした緊張が漂う。 そんな中、暴走体が唐突に動いた、向かった先は千雨ではなく結界の壁面である。 あくまでも標的は茶々丸の敵という事なのだろう。 とんでもない轟音が結界内に響き渡る。 音は結界内の空気までも揺り動した、直接攻撃を受けたわけではない千雨でさえも身体が揺れた事を自覚する程だ。 「ちょ、おい!これは洒落にならねーよ!」 【これは、流石に予想外ですね……。 下手をすると結界が持たなくなる可能性がありますよ】 「やべーな、悠長に睨み合いなんてしている場合じゃないぞ。 例のヤツを使って一発で決める。 暴走体はこっちで相手する、設置場所は分かるな?任せるぞ!」 【了解、設置場所はフェイスガードに表示します】 千雨は飛行魔法<エアリアルフィン>を発動させるやいなや、<ブラストショット>を射出して暴走体の意識を結界から逸らす。 暴走体の周囲、攻撃が当たるかどうかという空間を、ツバメに匹敵するスピードで千雨が翔ける。 己の爪が届くかどうかという微妙な距離を飛び回る存在に苛立ったのか、身体を撓ませた暴走体は、宿主を髣髴とさせる動きで千雨に襲い掛かっていく。 一撃でもまともに当たってしまったら、即座に戦闘不能に追い込まれるだろう巨大な爪の一撃を、千雨は急激な方向転換で辛うじて回避する。 空振りしてこちらに背を向ける暴走体の背面に向けて<ブラストショット>を撃ち込む千雨だったが、その目論見は敢え無く崩れ去った。 「何だありゃ?ふざけやがって、こっちを馬鹿にしてんのか! アロンダイト、結界の損耗と仕掛けの仕込みはどうなってる」 【幸い結界壁面に対しての破損は最初の一撃以外、あまり見受けられません。 設置は6つまで完了しました】 「時間差発動は?」 【計算済みです】 「よし、なら後4つ仕掛けてくれ、仕掛けが終わったらすぐに起動。 直後に仕留めるぞ」 【分かりました、設置終了後に仕掛けの起動と<ブラストカノン>の発動準備に移行します】 「頼んだ」 そう言うと、千雨は三度目の<ブラストショット>を撃ち込みながら、仕掛けに追い込むべく空を翔る。 仕込みが終わったのか、千雨が持つアロンダイトがデバイスモードからシューティングモードへと変形を遂げた。 暴走体もこれから向かう先がどういった所か分かっているのだろう。 限界まで身体を撓ませると、千雨ごと結界を粉砕せんと、溜めに溜めた全身のバネ を一気に解放して地面を蹴りつけた。 暴走体はその白い体躯を必殺の砲弾と変えて、千雨と結界の綻びへと突っ込んでいく。 対する千雨は、アロンダイトを小脇に抱えると、左手を暴走体に向けて防御魔法<ラウンドシールド>を展開する。 誰が見ても無謀な行為だった。 先の突進の威力を目の当たりにしたのなら、誰も今の千雨の様な行動は取るはずがない。 しかし、左手を掲げる千雨の口には不敵な笑いが浮かんでいた。 そう、千雨には勝算があった。 それは暴走体の衝動であり。 何よりも千雨が逃げながら打ってきた布石の存在だ。 それは、一瞬の出来事だった。 暴走体の突撃は、千雨が構えた<ラウンドシールド>を打ち破り、脆くなった結界の綻びに彼女を叩きつける事で結界の崩壊を決定的にした。 暴走体の攻撃により吹き飛ばされた千雨は、まるで交通事故に遭ったかの様に地面を転がり滑ってようやく止まった。 結界が解除され、打ち倒された千雨が伏せる教会の裏手に静寂が漂う。 しかし、暴走体が勝った訳ではなかった。 戦いは未だ続いていたのだ。 暴走体は初め、己の身に何が起きたのか把握できなかっただろう、彼の本能では今頃、奇妙な空間を飛び出して自由になっていたはずなのだから。 しかし、彼は今奇妙な黒い光輪に身体を縛り付けられて、その身を拘束されていた。 そう、その光輪こそ千雨の布石、捕獲系魔法<レストリクトロック>だった。 <レストリクトロック>は暴走体の身体を突撃した時の姿勢の状態で、空中に拘束していた。 暴走体は拘束を逃れようともがくが、その身体は限界まで伸びた状態で固定されている為、全力を出す事は叶わない。 だが、対峙する千雨も無事ではなかった。 暴走体との接触で吹き飛ばされた時に緩衝材として利用した結界は破壊され、その身を覆うバリアジャケットも今は殆ど機能していない。 ジャケットの上層部分ともいえるセーラーの上着は破壊されて、インナーが露出している。 最終的な防御機構でもある<リアクターパージ>まで使用した証左だ。 暴走体を罠に掛ける為に自身と結界の脆くなった部分を的として利用したのだ、ある程度の危険は承知していたので、いくつか保険は用意していたが その殆どを突破された。 苦笑を浮かべた千雨は、身体を襲う痛みを堪えながら立ち上がると、アロンダイトを構えて暴走体に話しかける。 「そうそう簡単に逃がさねーよ、その為に七面倒くせー手順を踏んだし結界だって潰したんだ、大人しく封印されとけ」 【マスター、魔法使いが接近中です、封印作業を急いでください】 「分かった、って訳だ。 個人的にはテメーの気持ちも分からんでもないけどな、こっちの事情もある。 やるぞアロンダイト」 【了解、<ブラストカノン>】 「っ撃てーーーーーーー」 千雨のコマンドと共に漆黒の魔力光が麻帆良の空を引き裂き、暴走体の魔力を根こそぎ吹き飛ばしていった。 <ブラストカノン>の余剰魔力が教会の裏手に薄靄を作る。 そんな中、千雨は宿主から弾き出され、空中に浮かび上がったジュエルシードの封印を完了させて周囲を見回す。 そう時を置かずに目当てのものは見つけることが出来た。 今回の宿主だった子猫である。 暴走体からの復元過程で治癒しないかと期待していたが、結局のところ傷付いたままだった。 アロンダイトは何も言って来ない、千雨は子猫を左手に抱えると、自身に幻術魔法を施してその場を後にするのだった。 片割れは先日の会議で発言していた瀬流彦という魔法先生だ。 「神多羅木先生、どうやら例の魔法使いがこの辺りで魔法を使っていたみたいですね、残留魔力が一致しましたよ。 それと何故かは分かりませんが、ネギ君の魔力も検知されました」 「彼の魔力が?彼の勤務地である麻帆良女子中等部とはそれなりに離れいてるじゃないか、それが何故こんな所に?」 「さぁ、もしかしたら魔法の練習をしに来ていたのかもしれませんね」 「だと良いんだがな」 サングラスと口元を覆う髭が特徴的な神多羅木という教師は、銜えタバコをもみ消すと、教会の近くにある茂みに向かって指を弾く。 それが彼の魔法だったのだろう、神多羅木の手元から生み出されたカマイタチが茂みを刈り取ると、一匹のオコジョがガタガタ震えていた。 「ん?神多羅木先生。 アレってオコジョ妖精ですよ」 「みたいだな。 おい、一つ聞きたい事があるんだが?」 神多羅木の言葉にガタガタ震えていたオコジョ妖精が必死に頷く。 「へ、へい、何でござんしょ! アッシに分かる事なら何でも答えさせてもらいやす!」 「手間が省けたじゃないか瀬流彦先生、ここで何があったか彼から聞ければかなりの進展が見込めそうだ」 「そうですね。

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