宇多 丸 映画 批評。 宇多丸 『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』

ライムスター宇多丸が評論した映画リスト<2019年>

宇多 丸 映画 批評

コメント: [特記]ゆうメールにて配送のため日祝配送不可。 配送日及び時間指定はできません。 また郵便追跡はできませんのでご了承ください。 帯・ハガキ・チラシにつきましては、原則付属致しません。 全ての商品はアマゾンコンディションガイドラインに準じて出品を行っているものとなります為、事前の状態・仕様のお問い合わせにはお答え致しておりません。 詳しくはAmazonマーケットプレイス コンディション・ガイドラインをご確認下さい。 「限定」「初回」などの表記があっても特典や内容物のない場合がございます。 【ザ・シネマハスラー】…… ギャラクシー賞受賞のトークマスターにしてヒップホップ界随一の映画狂・宇多丸による、現在もっとも信頼に足る映画評論コーナー。 時に舌鋒鋭く、また時には贔屓目たっぷりに論じまくる! 血潮たぎるハスリングの軌跡を記した、リスナー・映画ファン待望の一冊。 映画博徒の生き様、とくと見さらせ! 2008年4月6日放送の第1回『カンフーくん』から、2009年3月21日放送『SR サイタマノラッパー』まで、計50回分の放送を全て収録。 さらに宇多丸による補足コメント・詳細な脚注付き。 ・宇多丸語り下ろしインタビュー ・橋本Pなど、おなじみの番組スタッフによる座談会 ・しまおまほの描き下ろしマンガ「ミューズのぼんやりシネマハスラー」 結構、映画館で見るのも楽しいです。 しかし、高いのも無論あるけども(僕の地域は交通費含め)ぜんぜんなにもない、自分の興味があるのが、そしてあるときはいっぱいあるけど行けない、とか。 折角名古屋に用があるからミッドランドスクエアでついでに映画を見ていこうと思ったら、直近で見れるものが、貞子3Dとピカチュウ名探偵しか無かった。 ずっと名古屋にいてもいいにしろ、観たいのは無い。 自然、レンタルDVDが多くなります。 あと、地上波、BS、映画は続かないし続いたとしてもきりがあるから、アメリカドラマよりも好きですけど、もはや 観るものがなくなりました(興味のあるもの)で、面白い映画、というのをネットで検索する。 レンタルは結局焦るので、いいもので安いなら買いたい。 ネットで紹介、だいたい高い(微妙に古くても)なんか、時のオミットであるのか、紹介とかされないけど面白いものが結構あることに気付く、かつ、それ、DVD安かったりするのである。 昔は自分の記憶を頼りにしていたが、限界があり、1980~1990中盤までなら田山力哉先生(それより前なら淀川先生を)ゼロ年代からは、松本人志のシネマ坊主三部作を参考に 面白そうなものをメモしながら読んでる そして、ミッシングリンクとして2008年からは本書を(アマゾンでその日の午後七時48分みたいなものを買った。 新品で安かったし、例えばネットお勧めのエッチっぽい奴なんてだいたい3000円オーバーが基本) 書評は何故か最初はサブカルの悪い部分を煮詰めたような文章だな、と思ったが。 読む度になにも気にならなく、膝を叩く描写でいっぱいだ。 最初他人を警戒していたがだんだんいい人だと分かって友達になっていく課程に似ている。 で、あの日、僕は、とか、新人映像作家の単館上映とかをレビューして認めたり まさに批評家の仕事だ。 こんな映画あったんだ、と、本当に嬉しい。 映画好きでも案外なにも見てないものである。 浦沢直樹原作映画について 最近の浦沢作品は、つまらないのに つまらないと言えない空気が出ていて、お洒落な脅迫みたいな感じがして まあ、その辺ですよ。 まるで面白いと思わなかったけども、なんか、でも大勢で大ヒットして、みんな熱狂してんだろうな、と、当時思ってました。 あの辺から漫画ブームが去って行ったような。 面白くないものを空気で大作巨匠作家の作品みたいにゴリ押しすると、 みんながだんだん、こんなもんだと思って醒めていく。 宇多丸先生の、二十世紀少年批判、君塚良一批判、フジ系の大作(風)映画批判に関しては同意すると共に、かつて福田和也先生が作家の値うちにおいて丸谷才一の女ざかりを口を極めて批判した(文壇が空気を作ってなんの才気もないものをベストセラーにしている!)、批評家の良心と同じものを感じました。 言うまでもない事ですが本放送での、宇多丸氏の語りあってこそ面白いコーナー。 それが書籍化された所で、あの面白さの半分も伝わらないんじゃないかと危惧しておりました。 実際、読んでみたら、活字からも宇多丸氏の語りの熱量が伝わり、十分に楽しめました。 『こういう視点でこの映画を観ると楽しいかもよ?』『そういう見方してるだけじゃ、この映画の本当の価値は分からない』『誉められた映画じゃないけど、ここの部分だけはすごいから観る価値があるんですよ!』『どうしてこの映画が面白いか理解してる?』『ぶっちゃけダメはダメなんだけど、そこも魅力的なんですよ!』と次々と独自の切り口で評論し、今まで観てきた映画の何気に素通りしていた部分の魅力に気付き、新たな面白さを得る事もあるので素晴らしいです。 そして改めて思うのが『作り手側の無自覚なモラルの欠如』が感じられる映画への批判の凄まじさです。 しかし、そういう一連の『ダメ映画』の批評はこのシネマハスラーの真骨頂というべきで、 容赦なくボロカスにけなしているのに実に『面白く、楽しく』感じられ、例え自分とは意見が違ったとしても、堪能してしまいます。 『少林少女』が実験映画+新しい記号的表現のポストモダン的映画だった事とか・・ ただのお堅い批評モノなら、いくらでもあると思いますが、エンターテイメントとして十分に機能している批評モノはなかなかないのではないかと思います。 オススメです! 著者はミュージシャン、映画評論家、ラジオDJ等で活躍中の人物。 TBSラジオの持ち番組で行なっている映画評論コーナーで語り倒した内容を書き起こしてまとめた一冊です。 取り上げられているのは2008年から2009年にかけて日本公開された映画50本。 語り口は軽妙洒脱であると同時になかなか辛辣。 しかし言っていることは正鵠を射ています。 『ミスト』を「選択と結果を巡る話」と指摘しているのは大いにうなずきました。 あの映画は確かに「決意をもった選択」が「悲劇的な結果をもたらす」物語でした。 『キサラギ』や『ザ・マジックアワー』に対して私が抱いた違和感も、著者の言うとおり「すべてをセリフで説明し」ているという、映画ではなく演劇的な手法によっているためということで説明がつくと納得した次第です。 またいくつかの映画は「ある種の需要にこたえる一定の美意識」があるという、映画業界の大人の事情のようなものにも著者は目を向けています。 『パコと魔法の絵本』しかり、『ハッピー・フライト』しかり。 特に後者は全日空全面協力のもと、『エアポート』シリーズのようないわゆる航空パニック物にはできないという制限があったであろうことを推測しています。 そのほか、これまで気がつかずにいた映画のトリビアもいくつか知ることができました。 『未知との遭遇』でゴビ砂漠のど真ん中に大型船が横たわっているシーンは『アラビアのロレンス』で砂漠を歩いてスエズ運河にたどりつくという場面へのオマージュであること。 (ただし著者が「ゴビ」と記憶している砂漠は正しくは、映画の設定上はサハラ砂漠であり、撮影地はカリフォルニアのモハベ砂漠です。 ) 『レボリューショナリー・ロード』は、『タイタニック』のジャックがもし生き延びてローズと結婚した後に倦怠期を迎えた時期を描いた映画でもあるという記述も膝を打った箇所です。 忘れていましたが、デカプリオ、ウィンスレットの二人だけではなく、キャシー・ベイツまで担ぎ出してキャスティングしているというのはその証左でしょう。

次の

ライムスター宇多丸さんの映画批評がすごいと思ったのですがどう...

宇多 丸 映画 批評

photo by TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』というラジオ番組をご存知でしょうか? ライムスターという日本語ヒップホップユニットのMCである宇多丸さん。 一方で、大の映画好き、映画批評家という一面もお持ちで、「ウィークエンド・シャッフル」では、「週間映画時評シネマンディアス宇多丸のムービーウォッチメン」という映画批評コーナーで、毎週映画批評を放送されています。 今回の記事では、「ウィークエンド・シャッフル」のヘビーリスナーである筆者が、「ムービーウォッチメン」(以前は「ザ・シネマハスラー」というコーナー名)の中でもお気に入り&オススメ映画批評の神回を10選+3本、ご紹介します!• オススメ映画批評10選 スポンサーリンク 十三人の刺客 ちゃんと大型活劇というのをちゃんと撮ってる。 おっおっ面白れえええ~!! 吾郎ちゃん演じる斉韶が近年映画でここまでって言うくらい本当に極悪 ぼくが初めて宇多丸さんのラジオを聴いて、初めて聴いた批評なので、強烈に印象に残ってしまいます。 この映画を観てどこに興奮したのか、残念に思ったのか、それらを言語化し、批評するとはどういうものか、教えてもらった一本ですね。 「みなごろし」演出には震えたなあああ~ 三池崇史監督作品の中ではバツグンに面白いのは間違いなし!来年は人気マンガの実写映画『無限の住人』の公開が控えていますが、三池崇史監督の時代劇なら期待できるかも? バトルシップ やっぱアメリカの祭りはこうでねいとぉ!! 伏線も割りときっちり回収してる。 あの打ち上げのシーンに宇宙人混じってても良い これぞ神回!決して絶賛というわけではありませんが、いやあ、 「海上だんじり祭り」という表現は的確すぎます。 寄せられたリスナーからのコメントも熱すぎる。 楽しすぎてラジオ聴きながら「ふふっ」と笑ってしまいました。 あまりネタバレがないので、ぜひ聴いてみてください。 観に行きたくなること間違いなし! 宇多丸さんの批評どおり、ストーリーのつじつまとか、バカが過ぎるとかそういうの関係なく、アガる映画というのは、それすなわち「映画的完成度の高い作品」と言えるのではないでしょうか。 桐島、部活やめるってよ 絶賛の嵐! キャラクターに関しては最高レベルで実在感を感じさせるような台詞であり演技であり演出がなされている。 とにかく青春時代とか若いということが何か甘酸っぱいとか懐かしいとかそういうポジティブなもんじゃねえってこと おそらく宇多丸さんの映画批評の中では、シネマハスラー本編以外の動画も含めて、もっとも多く語られた作品ではないでしょうか。 まさに大絶賛。 リスナーさんの感想も、宇多丸さんの批評も、非常に熱量が高い。 ぼく自身もこの作品にやられちゃったひとりで、宇多丸さんの批評を繰り返し聴いて、何度もブルーレイを観なおしました。 ぼくの『桐島、部活やめるってよ』レビューはこちら。 パシフィック・リム 複数回観るのが当然と言わんばかりの異常事態。 ここまでやってもらって文句なっか言ったら、バチが当たるよ。 動くことそのものにカタルシスが生まれる。 「5回しか鑑賞してなくてごめんなさい」レベルの、怪獣映画ファン、ロボット映画ファン、SF映画ファン必見の作品です。 ぼくも複数回観に行って、ブルーレイも買いました。 リスナーから脅迫めいたリクエストが届くくらい、批評を熱望されていたので、宇多丸さんの解説にも熱が入っています。 つい最近、立川シネマシティで『パシフィック・リム』の極上爆音上映が鑑賞できたのは僥倖。 立川シネマシティで観たパシフィック・リムのレビュー記事です。 イコライザー ナメてた相手に実は殺人マシーンの友だちがいましたムービー ナメてた映画が実は傑作でした あの食器を洗ってる背中だけで泣けてきちゃって泣けてきちゃって 映画も批評もじゃっかん玄人向け、人を選びます。 が、面白い。 観た人は、「なぜこの作品が面白かったのか」を宇多丸さんが詳細に、愛を持って解説されているので、また観たくなること間違い無し! ギンティ小林さんの超名言「ナメてた相手が殺人マシーンでしたモノ」を初めて耳にした批評でもあります。 マッドマックス 怒りのデスロード 映画史更新レベルの一作にマジになってる。 超面白い映画5本分のアクション。 1カットあたりウン億点、単純計算で少なく見積もっても5千億点。 宇多丸さんが選ぶ2015年のシネマランキングでTOP1に輝いたのも納得です。 文句なしにアガる作品であることは間違いない。 宇多丸さんも時間内では語り足りなかったご様子。 当初は「絶対観たい」候補に入れていた作品ではなかったんですが、 観に行って頭をぶん殴られた思いです。 まさに映画史に残るレベルでやばい作品を観た。 この作品も、個人的に立川シネマシティの極上爆音上映で5回観たのはいい思い出。 詳しいレビューはこちらをどうぞ。 クリード チャンプを継ぐ男 先に断言させていただきますけど、事前の予想を遥かに超えて... ぼくこれ、ちょっとびっくりすくるくらいの大傑作だという風にぼくは思っています。 開幕数秒で、「あっ、これいい映画でしょ」っていう風に確信できる感じ。 もうねえ、目から失禁っていうか、ジョオオオオっていうね。 批評で目頭が熱くなったのは、後にも先にも、宇多丸さんのこの批評だけです。 ぼくがどこに感動し、涙したのかを的確に言語化してくれています。 何度も聴きたくなる名批評。 ファンの多い超人気シリーズなので、賛否が分かれるのは致し方ないのですが、これ本っっっ当にいい映画なんですよ。 もう音楽が流れてきただけで涙腺が崩壊するレベルで。 『クリード チャンプを継ぐ男』ぼくの生涯ベスト級の1本です。 シン・ゴジラ 昨今の日本映画の悪癖であるテンポの悪さとか、登場人物がやたらと感情的に叫ぶんだりとかそういうのを徹底的に排除したクールなつくり。 非常に恐ろしい美しさに半ば陶然としながら初めてこういう場面で悲しくて泣いちゃって 日本的インフラが反撃するっていう... この発想がフレッシュでアガる! オタク的な一辺倒な絶賛にならず、また突き放して外野から批判するわけではなく、ちゃんと愛を持って批評されています。 ぼくも宇多丸さんが指摘されているところと同じシーンで「美しすぎてうっとり」しちゃいました。 コメント数がやばいです。 笑 語りたくて仕方のない作品ですもんね。 ぼくも劇場に6回観に行きましたし。 ということは、『シン・ゴジラ』が傑作ということに他ならない。 君の名は。 僕、劇場で見ていて、「うわ〜、画、すっげえな! まずアニメとしてすげえな! 日本型アニメのある意味ちょっと到達点だな、これ!」みたいに。 好みとかはともかくとして。 現行トップランカーが集結して、技術的にはもう本当に最高クオリティーを達成している作品だと思います。 いろんな観客がそれぞれの「あ、見たことある。 知ってる、知ってる」な好きな要素を入り口に楽しめるという、まあよくも悪くもイマドキのエンタメの潮流を感じさせなくもないという作り。 興行収入が100億円を超え、記録的大ヒット、大絶賛の作品ですが、やっぱりスルーしちゃいけない「ここちょっとおかしくない?」ってところもあって。 そこをちゃんと指摘されてます。 面白いところはバツグンに面白かったけど、「おや?」と思うところも批評してこそ、名批評だと思うのです。 もちろん、そんな短所をカバーするくらいパワーのある作品ですけどね。 ぼくもやられちゃいましたし。 さすがに「すきだ」は、ズルい!泣くに決まってるだろ!! スポンサーリンク 何者 もうあの時代に引き戻さないでくれえ!と、久々に。 これこそまさにスクリーンに向かって、おい!人に向かって指をさすな! 決して万人に勧めやすい、わかりやすい面白さで満たされているわけではない。 就職活動が舞台となった映画ですが、「就活したことない」「自分ではSNSやっていない」とおっしゃる宇多丸さんも、「普遍的な話だ」「刺さった」と評されています。 青春を生きてきた人、いま生きている人、すべての人に観てほしい映画ですね。 ぼくにとっても、『桐島、部活やめるってよ』レベルで語りたくなる作品のひとつ。 ムービーウォッチメンでは語りきれなかったということで、補足がこちら。 この世界の片隅に <NEW> 5,000億点です!日本映画史に残る大傑作。 正直まいりました。 すいやせんした! のんさんはすずである。 リスナーさんからの感想メールが大量だったのはもちろん、約95%が大絶賛という異例な事態だったようです。 「いま平和公園になってるところって、あの時代は商店街だったんだ。 人が暮らしていたんだ」という宇多丸さんの気付きは、ぼくもハッとさせられました。 『この世界の片隅に』が如何に「生きている人たち」を描いていたかを気付かされる瞬間ですね。 宇多丸さんのおっしゃっているとおり、1回観ただけで全てを理解するのは不可能だし、何度も観かえして作品のディテールを味わう作品です。 まだ観てない人は劇場へ! 筆者のレビューはこちら ある意味、面白かった批評3選 STAND BY ME ドラえもん オチを安易に「帰ってきたドラえもん」にしてしまっていいのかっていう問題。 ジャイ子を暗い未来のシンボルとして扱っていいのか問題。 元の漫画を読めば絶対にそっちのほうがやっぱり良く出来てるしドラ泣きもできる 宇多丸さんの批評からは、ご本人がドラえもん大好きだからこそ、愛のある指摘が満載です。 ぼくはドラえもんの原作が大好きなんですが、まずこの映画の「ドラ泣き」という宣伝文句が気持ち悪いと思ったし、感動エピソードだけの詰め合わせに節操がないとも思いました。 少なくとも、語りたいほど好きな実写映画ではありません。 のび太が失敗したり、ブラックな笑いのあるエピソードがあってこそのドラえもんだろ! ただ、フル3Dで描かれたキャラクターたちは「すげえ」の一言でしたけど。 Zアイランド まず、はっきり言えるのはですね、これ品川さんご自身で書かれている脚本。 明らかにこれ、練り込み不足ですよね。 なにがしたいの?なにがしたいのかな、これ?っていう。 正直、残念ながら、期待外れでした。 すごい期待外れでした。 正直、品川さんの次回作への期待値も前より下がっちゃったぐらいですね。 じつはこれ、「ムービーウォッチメン」のコーナーで批評されたものではなく、オープニングのフリートーク部分で批評されたものです。 というのも、宇多丸さんが『Zアイランド』を批評するに至った、ちょっとしたいざこざがありまして。 詳しくはこちらの書き起こし記事をご覧ください。 それで肝心の批評ですが、酷評につぐ酷評です。 まあ、ちょっとしたいざこざの一件がなければ、また批評も違っていたのかもしれません。 徹底的に品川祐氏の監督としての手腕に言及されています。 松本人志氏といい、品川祐氏といい、芸人さんが監督された映画とは食合せが悪いのかな? HiGH&LOW THE MOVIE まあ「EXILEだんじり祭」ですよね。 まあ、久々の「奇祭紛れ込み系」。 いままででいちばん近いのは、やっぱり『バトルシップ』だと思いますけどもね。 はっきり言って僕、全編もうこんなに映画を見ている間中、爆笑しまくっていたことはない。 もう涙を流して笑っていて。 とにかく、突っ込みどころがあるからこそ、単体の作品としてはダメダメなところが多いからこそ、ファンの参加意識が生まれる余地がある 酷評続きだとあんまりなので、個人的に楽しかった回を最後に。 サイリウム振ったり、声を出してもOKっていう応援上映を体験された宇多丸さん。 応援上映というコンテンツを中心に語られています。 とはいえ、ファンの人からも、ファンじゃない人からも叩かれるほど、「触れちゃいけない」感のある映画なんですよね、これ。 YouTubeにアップされた動画のコメント欄が荒れてるのも特徴です。 ただ、批判するなら批判するでちゃんと理由がほしいところではありますけど。 リスナーさんもおっしゃっているとおり、 ムチャクチャだけどドラッグ的な中毒性のある映画でした。 笑 ぼくもハマっちゃってドラマの1話から観なおしましたし。 というわけで、まとめ。 いかがでしたか? 今回のチョイスはぼくの好みが9割以上反映されています。 「普段あんまりラジオを聴かない、映画批評は見ない」という方でも楽しめる回を厳選したつもりです。 これをきっかけに、宇多丸さんのラジオ番組を聴いたり、ぼくのレビューを読んでいただけたりする方が増えると、とても嬉しい限りです。

次の

【書き起こし】ライムスター宇多丸のタマフル映画批評「ピンクとグレー」

宇多 丸 映画 批評

先日、宇多丸くんに焼鳥屋でおごってもらって、書評を書くと約束してしまいました。 ラッパーで、ラジオで映画批評もする著者が、マンガ雑誌の読者の悩み相談に対して参考になる映画を紹介していく連載の単行本化。 たとえば「周囲から男らしくしろと言われるのが嫌です」という36歳の会社員に対しては、アメリカの80年代青春映画『ブレックファスト・クラブ』を推薦する。 主人公のひとりのアマレス選手は、「男らしく」ふるまわなければという圧力によって、ひ弱なクラスメートをイジメてしまったことを後悔する。 最後に宇多丸くんは「『らしくない』のは勲章です」と相談者を肯定する。 「なんでインテリよりもヤンキー(体育会系・不良)のほうが女性にモテるんでしょう?」という相談には、ウディ・アレンの実体験を基にした『アニー・ホール』などを例にとって、文系男子の自意識過剰と傲慢さを我が身のこととして振り返りながら、説明する。 つまり、「めんどくさい奴はモテない」。 宇多丸くん本人は自他ともに認めるめんどくさい奴だ。 メル・ギブソン監督の残酷アクション『アポカリプト』を愛してやまないのだが、筆者が「あれはコーネル・ワイルド監督の『裸のジャングル』のパクリだよ」などとめんどくささを発揮すると、「そうかもしれませんが、『アポカリプト』のほうが絶対面白いッス!」とめんどくささで返す。 お互いにめんどくさい。 でも、宇多丸くんの映画批評はめんどくさくない。 礼儀正しく、慎重で、丁寧で、両論併記で、決して押し付けがましくない。 成績順に生徒の名前を廊下に貼り出すことで知られる都内某受験校出身者らしい優等生的な抑制のきき方が長所でもあり、物足りなさでもある。 でも、このバランスの良さはカウンセラーやセラピストにはまさに最適。 宇多丸くんはやっぱり精神科医の息子なんだなあ。 実際、精神科の治療にも映画は使われているそうだ。 宇多丸くん自身も映画に救われた。 彼は日本人のラップはしょせんニセモノではないかと悩んでいたが、自転車レースの本場イタリアに憧れるアメリカの田舎の自転車オタクを描いた『ヤング・ゼネレーション』(ピーター・イエーツ監督)に共感し、自分を肯定されたと感じた。 彼はその後もピーター・イエーツ監督の映画を追いかけたのだろう。 『最高のルームメイト』まで出てくるのだからうれしくなる。 『刑事コロンボ』のピーター・フォークが百歳以上の老人を演じるコメディで、日本ではビデオしか出ていないイエーツ晩年の滋味あふれる映画だ。 この引き出しの多さが素晴らしい。 音楽も話も、面白さは引き出しの多さで決まる。 引き出しは才能だけでは増えない。 山ほど見聞きして体験しなくては。 「この世に価値はあるのか」という相談者に引き出してみせるのは、『続・猿の惑星』。 確かにあのラストは史上最大のちゃぶ台返しだ。 「人生が二度あれば」という相談に引き出すのは、映画でなく楳図かずおの短編漫画『夏の終わり』! これは『ねがい』と並ぶ楳図かずおのトラウマ短編! 知識も自制心もある宇多丸くんは、映画の紹介を書いても決してネタバレはしない。 こんな書き方で、その映画を観てない人に伝わるんだろうか? 俺だったらもっと書いちゃうのに、と苛立つくらいだ。 ただ、『隣る人』という児童養護施設のドキュメンタリー映画の紹介は、ずんっと来た。 筆者はこの映画を観ていないのだが、少女が「大好き、大好き、大好き」と書き殴るシーンの描写だけで……いやー、年取ると涙もろくなっていけねえや。 宇多丸くんは今、映画好きの間では、かなりの権威だ。 新作映画が公開されると、自分自身の感想が間違っていないかどうか、宇多丸くんの批評を聴いて「答え合わせ」する、という人たちも少なくない。 筆者と彼の批評を比べて優劣つけたりしてる奴もいる。 しかし本書で宇多丸くんは「映画はクイズではない」と書いている。 大事なのはストーリーでも結末でもない。 映画に答えなどない、と。 (まちやま・ともひろ 映画評論家) 単行本刊行時掲載 寄せられた難問・珍問に相談マスターの二人はどう答える? 宇多丸 今回、私が本を出しまして。 ジェーン・スー おめでとうございます。 宇多丸 すみません、恥ずかしながら。 『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』という、相談者の悩みに映画を使って答えるという本なんですけども。 それで、皆さんよくご存知な相談スキルを持つジェーン・スーパイセンに学びたいなというのもあって……。 スー パイセンとかやめて下さい(笑)。 宇多丸さんの方が先輩なんですから。 宇多丸 それで今回、来場者の方々から事前にお悩みを頂戴したんです。 でもスーさんによると、回答は全て二種類に収斂されていくという。 スー 怒られるわ! 宇多丸 いいよいいよ。 みんな気が楽になると思うので言っちゃって下さい。 スー そうですか? まず、一つ目は「ヒマだから」(笑)。 宇多丸 そんな悩みが出てくるのは、あなたがヒマだからだ、と。 もう一つは? スー 「それは悩みではなく、あなたのワガママです」。 宇多丸 どっちも結構バッサリ(笑)。 スー 悩んでるふりをして、我を通したいだけっていう方が結構な数いまして。 宇多丸 何で私のこの思い、わかってくれないの? と。 なるほどね。 今回の回答はその二つということで。 スー いや、終わっちゃったじゃないですか(笑)。 ちゃんとやろう、ちゃんとやろう。 まず最初のお悩みです。 四〇代、男性。 何かにつけて正解を求めてしまいます。 仕事の進め方、息子の叱り方、パブリックスペースでの振る舞い方等々。 私の行動はこれでいいのかと常に不安になります。 スー これけっこうわかります。 宇多丸 子育てなんか特に、正解がないって頭ではわかっていても、皆さん悩まれているだろうなと。 スー 正論としては「正解というのはなくて、自分が選んだものを自分で正解にしていくしかないんだよ」と私はいつも言っています。 宇多丸 第三者の意見をもらうような機会はないんですかね。 スー それもまた、誰に聞くかによるから難しい。 宇多丸 そのチョイス自体が、誰に聞くのが正解なのかってなるよね。 スー 正解地獄ですよ! 宇多丸 だから複数の人に聞けばいいじゃんって。 そうするとだんだん、あいつの正解とこいつの正解が全く違うじゃねえかみたいになってきて、世界の認識が雑になっていく。 スー そうですね。 人それぞれ、正解は違うんだって。 宇多丸 そう。 もう一つ万能回答がありました。 「人それぞれ」(笑)。 程度によりますけど、何が正解か、考え続けているって悪いことじゃないんじゃない? スー ある程度までだったら健全ですよね。 これが正しいのか、あれが正しいのかっていう、いろいろな視点を持っているということですもんね。 宇多丸 例えばパブリックスペースで子供がマナーに反する行動をしてたりしますけど、俺、そういうときにどうすべきか、それこそすごい悩むんですよね。 前に、銀行のATMの床で、知らない子供がおもちゃの車で遊んでたことがあったんですよ。 さあどうしようかと。 他の人たちもかわいいねって甘やかしてて。 まぁいいかなと思ってたんだけど、そのうちその子が調子に乗ってきて、全然関係ない人のATMの機械の足元に入ってじゃれつき始めたわけ。 「今、おまえは一線越えた!」と(笑)。 ここは顰蹙を買うかもしれないけど言うべきだと思って、「坊や、もうお兄ちゃんなんだからさ、もうちょっと格好よくいけるでしょう」と言ったんですよ。 そしたら、恥ずかしそうにして止めてくれた。 ただ、その子のお母さんは何も言わないんです。 「すみません」もなし。 何なら「はあ? 何介入してきてんの」みたいな。 そんぐらいのバイブスを出してきているわけ。 俺は、いや、日本の未来を考えたらこれが正解なんだ。 俺が言わなかったら「マッドマックス」みたいな世界になっていくんだ! と心の中で(笑)。 スー 逡巡があったとして、そこで思い切るっていうことも大事ですね。 宇多丸 そうそう。 ただ、公共の場でガキが騒ぐのは許さんとか、そういう正解の決めつけもよくないし。 難しいなと思いながら行動しましたが、その難しいなと悩むぐらいがいいのかなと。 スー 仰るとおり。 これが正解だって過信していることの方がよっぽど怖いです。 宇多丸 そうですよね。 決めつけるんじゃなければ、正解を求めるのはいいんじゃね? ということでいかがでしょうか。 四〇代、女性。 独身です。 先日あるライブで、ボーカリストの若々しさ、荒々しさに心を奪われ、すごく興奮してしまいました。 子宮がうずいたというか、このまま枯れたくない、まだ女でいたい。 しかし、男性から誘われることがなくなりました。 かといって何をどうしたらいいのかわかりません。 いざというときに雌豹になる方法を教えてください。 宇多丸 いや、すごいなぁ(笑)。 スー いいですか、ガツンと言っちゃって(笑)。 「子宮がうずく」とか「雌豹になる」とか書いてるけど、本当はそんなこと思ってないでしょ! ちょっと前の世間が考える、世間に気持ち悪がられるババアのスペックみたいのを、あえて自分でつけちゃってるような気がする。 たぶんもっと違う感情があるはずなのに、先に自分を落として、責められないようにしているというか。 宇多丸 もう一回青春したくなりました、それ自体はいいのに、何かそこで「子宮がうずき出した」、ウヘヘッ。 スー そう。 ウヘヘッみたいな(笑)。 キモキモババアでござるみたいな。 男性にしても女性にしても、世代ごとに何かステレオタイプのキャラクターってあるじゃないですか。 それをみんなやりすぎなんですよ。 特におばさんは多い。 宇多丸 意識的にせよ無意識的にせよ、そのイメージに合うように行動し出しちゃう。 スー 特に四〇過ぎた女は、「ばばあでござい」みたいな人か、絶対にばばあなんて言わせない! っていう二手に分かれがち。 中道ばばあがいないんですよ。 友達同士で「私らばばあのくせにウヒヒ」とか言っているのは別にいいと思うんですけど、それを自己規定としてしまうと、思考停止だと思うんですよ。 何かもうちょっと……素直な気持ちはどうなの? って。 別に四〇過ぎて恋愛したって誰にも迷惑かけないじゃん。 宇多丸 四〇なんてまだ若いですしね。 ちなみにこの方は「誘われることがなくなりました」と仰ってるけど、アラフォーになって、出会いとか、いい塩梅の男はどう見つけたらいいですか。 スー うーん、私、恋愛に関しては大間のマグロ釣り戦法なので(笑)。 冬の凍てつく海に竿を一本だけ持っていって、魚群探知機も使わずに勘だけでシャーッと。 一年に一本釣って三〇〇万、それで暮らしていくみたいな。 宇多丸 参考になるのかな、この例え。 スー モテる人って、トロール船なんですよ。 大きい網を腰につけて、ずーっと深海を歩いてると、雑魚がどんどん引っかかってくる。 でもその網を引くだけの腰の力があるし、水揚げした後に非情にも「はい、これも雑魚、これも雑魚」ってできる。 ただ、この年になったら、そんなモテは難しいですよ。 宇多丸 大きなモテじゃなくても、どうしたら出会えるの? っていうのはあると思うんですよ。 スー 出会いがないのは、自分で勝手に周りの人を恋愛対象の外に置いてるからじゃないですかね。 男女ともに、自分のことを素直に好きな人がいたら、その人のことを好きになる確率が高いと思うんですよ。 だから、「向こうから誘われない」とかじゃなくて、自分が好きっていうのを素直に出すのが、一番いい出会いになるんじゃないかなと思うんですけど。 宇多丸 それだと思います。 僕も、とにかく「素直に」「優しく」この二つしかなくね? と思ってて。 好きだったら好きって伝えて、それで嫌な気持ちになる人はいないしさ。 だからガンガン行って、だめでも優しくちゃんと着地していけばいいと思いますけれどもね。 スー 告白しなきゃいいんですよ。 宇多丸 告白しなきゃだめでしょ! どうするの、じゃあ。 スー いきなり「好き好き」っていうのを言葉にするんじゃなくて、会えているときに、すごくうれしそうな顔をちゃんとするとかね。 「好き」がバレてもいいんですよ。 バレて、相手がOKだったら、向こうも何か言ってくるから。 それで明らかにシカトされたら、あ、この人は気がないんだって。 宇多丸 傷を深める前にフェードアウトすると。 コミュニケーションの詰め方として当たり前のことなんだけど、その距離感ってけっこう難しい。 今日来てた他の相談でも、「相手はどう思ってるんでしょうか」っていうのがいっぱいあった。 でも、逆にあなたは相手のことをどう思ってるんですか? 自分は安全圏にいて損しないまま、誘われないって言ってるのはどうなの? って。 スー 私が言ったら嫌われるんじゃないか、っていうのはあると思うんですよね。 でも、世間はおまえを拒絶しているほどヒマじゃねえよって話ですよね。 宇多丸 それもやっぱりヒマ問題になる。 勝手にうじうじ。 行動する前からうじうじしているみたいな。 スー 好意は出していくに限る! 宇多丸 格好つけずに、素直に言ってみようかということですかね。 スー それにはまず、自己規定としてのステレオタイプおばちゃんをやめましょう! 映画が好きなんですけど、自分が面白いと思った映画がことごとく批判されてて、自分の感性がおかしいのかなと。 どう対処したらいいでしょうか。 宇多丸 批判してたのってまさか僕じゃないでしょうね(笑)。 でもわかりますよ、その気持ちすごく。 高橋ヨシキさんというすごく仲のいい映画ライターがいますけど、実は好みは全然一致してなくて。 僕が大絶賛した映画を、結構ヨシキさんはケチョンケチョンにするわけ。 しかも、マジ容赦なく、こっちの気持ちとか全く考えずに論理的に畳みかけてきて、だんだんこっちも元気なくなってくる(笑)。 この方が心折れてくると言うのはよく分かる。 ただ、最初に自分が観て面白いとか、何か感じたからには絶対何か理由があるわけです。 そこから、こう感じたのは何故なんだろうとか、考えるようにしていくのはどうでしょう。 さっきの「正解」の質問じゃないけど、映画の見方に正解なんてあるわけないので。 ある一つの作品を一人の人が褒めることもけなすこともできるし、ある作品に対してどう光を当てるかによって、物の見方なんて全然変わってくるし。 なので、今後私の言うことで気に入らないことがあるかもしれませんけど、それは俺の意見だから!(笑) スー 宇多丸さんを権威にしないというのもリスナーの責務の一つだと思いますよ。 「宇多丸がああ言った」とか「あいつが言ってんだから間違いない」とか言ってる人は、絶対何年後かに「あいつが言っているからだめなんだ」と簡単に寝返ったりしますから。 宇多丸 いいこと言いますねえ(笑)。 『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』の「まえがき」にも書いていますけど、僕としては、ラジオにしても、その映画を僕がどう捉えるか詳しく語ることで、こういう見方もあるという判断材料を提供しているわけで。 別にそれ以外の考え方や思考の道筋だって幾らでもあるんですけどね。 スー 宇多丸さんはラジオで「映画時評」と言ってますけど、まず「評」という言葉を使う時点ですごいリスクと勇気が必要なことだと思います。 それを背負った上で、今しゃべっていることは絶対ではないというのを常に同じ出力で出していくって、物すごいエネルギーが要ることで、それを十年ぐらい続けているって本当すごいなと思うんですよね。 宇多丸 いえいえ、とんでもないです! ということで……。 スー 褒められて終わると(笑)。 宇多丸 素直なのがいいんです!(笑) 2017年1月27日神楽坂にて (うたまる ラッパー・ラジオパーソナリティ) (じぇーん・すー 作詞家・コラムニスト) 単行本刊行時掲載.

次の