俺ガイル13巻。 【俺ガイル】12巻出た!読んだ!そしてネタバレ感想・考察!

俺ガイル13巻感想 八幡の雪乃への関わり方と結衣ルートの可能性

俺ガイル13巻

雪ノ下雪乃の依頼とは? 俺ガイル初期のころは女王様然とした凛々しい印象が強かった雪ノ下雪乃(ゆきのん)ですが、巻を重ねるごとに弱さというか脆さが浮き彫りになってきましたね。 しかし、今回の12巻では、雪ノ下が自分自身の問題に真正面から向かい合う決意をします。 その問題とは、母親と姉の陽乃のことですね。 雪ノ下が昔やりたいと思っていたことは、父の仕事の後を継ぐことだったそうですが、それに関してはすでに姉の陽乃という存在がいる。 そして雪ノ下に関することは、すべて母親が決めてきた。 雪ノ下雪乃はその優秀さとは裏腹に、本当に大事な決断を自ら行う、ということをずっとしてこなかったんですね。 雪ノ下の依頼は「最後を見届けてもらう」ということ 雪ノ下は比企谷八幡と由比ヶ浜結衣の二人に次のような依頼を出します。 自分のやりたいこと、すなわち「父親の仕事を継ぐ」ということについて、家族にはっきりと意思表示を行った上で、希望が叶うかどうかをきっちりと確かめる• 自分の意思でちゃんと決めて、考えて、納得して、そして諦めたい• その最後を見届けてもらいたい そして、雪ノ下は家族と向かい合うべく、一度実家に戻ると宣言します。 やっと雪ノ下が本当の意味で前に進むことになりそうですね。 由比ヶ浜結衣はすべての答えを知っている? 雪ノ下の依頼を聞いた由比ヶ浜は、その依頼内容が本当に雪ノ下が望むところなのかと疑問を呈します。 それを聞いた雪ノ下も「もしかしたら、違うかも」と答えますが、雪ノ下自身もまだ完璧な答えにたどり着いていないのでしょうね。 12巻を読んでいて思ったのですが、由比ヶ浜だけは雪ノ下、八幡、そして由比ヶ浜自身が追い求める答えをすべて知っているような気がします。 そして、その答えはきっと受け入れがたい内容なのでしょう。 残酷な真実の答えを知るよりも、真実をうやむやにしたまま楽にやり過ごすことのほうがいいことっていっぱいありますからね。 だから由比ヶ浜はあえて口に出すことをしないのでしょうね。 でもそれを許さないのが八幡と雪ノ下。 3人の行く末が気になってしょうがありません。 比企谷小町の受験結果は? 俺ガイル12巻では世界の妹こと比企谷小町がついに受験します。 俺ガイル作中で八幡が通う総武高校は、八幡曰く「偏差値60くらい」のなかなか学力レベル高めの高校です。 小町の中学校の成績では厳しい、ということで兄の八幡にも勉強を教えてもらいつつ、塾にも通い頑張ってましたよね。 入学試験の手応えは?ご褒美はご飯をごちそう 一日目は筆記試験、ここでほぼ趨勢が決まるようなのですが、筆記試験を終えた小町いわく結果は「ぼちぼち」とのこと。 今更じたばたしてもしょうがない、という小町の覚悟の決まり方を見て少し安心する兄の八幡は、二日目の面接試験終了後にご褒美として一緒にご飯を食べることを提案。 川なんとかさんと一緒にカフェ 二日目の面接試験はお昼ごろに終わるので、八幡お兄ちゃんは総武高校の近くのマリンピアで時間を潰しながら待つことに。 そんな中、マリンピア出口のすぐ横にあるサンマルクカフェのカウンター席に座っている川なんとかさんと、その妹の川崎京華(かわさきけいか)を見つける。 京華の熱烈なお誘いに負けて、一緒にお茶することになってしまった八幡。 川なんとかさんいわく、買い物に来ただけ、ということらしいのですが、弟の川崎大志(かわさきたいし)もまた同じ総武高校を受験しているので、八幡と同じく入学試験が終わるのを一緒に待っていたようです。 本当にどちらも仲のイイ兄妹(姉弟)ですよね。 12巻で一番の名シーンだと思う 面接が終わった小町は一緒にご飯を食べるという最初の提案ではなく、家に帰って家事をしたい、ということでお買い物だけして家に帰ることに。 帰ってからパタパタと家事をこなし、一段落ついたところで、小町は折り目ただしく正座をし、受験を手助けしてくれた兄に対してお礼の言葉を述べます。 このシーンはぽんかんさんのイラストもしっかりと描かれており、個人的には12巻で一番の名シーンだと思います。 俺ガイル第三期がアニメ化されたときの楽しみがひとつ増えました。 (アニメ化されるよね?) 一色いろはの存在感が依然と高い 俺ガイルに一色いろは(いろはす)が登場してから、依然として高い存在感を放ち続けてますよね。 一色いろはが登場したてのころは、正直あまり好きなキャラではありませんでした。 いわゆる女子に嫌われる女子ってやつです。 しかし、八幡の助けを受けて生徒会長に就任してからは、いつの間にか一色いろはの魅力にやられている自分ができあがっていたという。 巻を重ねるごとに一色いろはの八幡への好感度が徐々に高くなっていく様子が、なんともいいんですよね。 一色いろはが早口でまくし立てて、最後に「ごめんなさい」で締めくくるくだりにしても、最初は完全な拒絶だったのが、だんだんと脈あり?な内容へと変わっていくところが目が離せません。 というわけで、俺ガイル12巻のいろはすも絶好調です。 今回のいろはす無茶ぶりはプロム 俺ガイル12巻の一色いろはは唐突にプロムを提案します。 プロムとはアメリカやカナダなどの高校で行われる卒業パーティーのことで、正式にはプロムナード(舞踏会)と呼びます。 一色いろはがなぜ突然プロムなどといいだしたのか? 何か個人的な目的があるようなのですが、その真意は12巻ではまだ明かされていません。 プロムの応援に関しては、今回は雪ノ下が単独で手伝うことになるのですが、そのことがまた大きな問題へと発展してしまいますが、それもまた13巻を待たなければなりません。

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【ネタバレ】俺ガイル14巻の感想というかなんというか|ATB|note

俺ガイル13巻

それでも、比企谷八幡の日常は続いていく。 プロムの問題は解決し、奉仕部の勝負も終わった。 比企谷に残された最後の仕事は、雪ノ下のお願いを叶えること。 比企谷はその願いを叶えるため、放課後、由比ヶ浜に声をかける。 比企谷八幡が言う「全部」とは 全部終わったら、ちゃんと話すよ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 「何があったか、聞いてもいい?」という小町に対する比企谷の返答。 比企谷はまだやるべきことが残っているからと言う。 比企谷に残されているやるべきこととは、由比ヶ浜のお願いを叶えることだろう。 由比ヶ浜の願いを叶えた後なら、比企谷は小町に話すのだろうか。 しかし比企谷がその話をするのは「いつとも知れない、遠い遠い未来」だとも言っている。 それこそ、高校も卒業して二人と離れ離れになり、比企谷が完全に別れを受け入れたそのときになったら、という意味かもしれない。 いずれ、この関係性にも慣れる時がくる。 由比ヶ浜のお願いの一つである、ダミープロム運営の打ち上げ。 比企谷と由比ヶ浜が打ち上げの場所を相談していると、生徒会室から出てくる雪ノ下や一色たちと出くわす。 比企谷と雪ノ下は、お互いに姿を認識しながらも、面と向かって話せないでいた。 教室に戻る比企谷八幡の変化 「教室戻ろっか」 言って、由比ヶ浜がすっと立ち、スカートに付いた砂を払う。 俺も続いて立ち上がり、わずかに残っていた缶の中身を飲み干した。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 昼休みが終わり、比企谷は由比ヶ浜、戸塚と一緒に教室に戻っている。 俺ガイル1巻でも、同じ場所、同じメンバーで、昼休みが終わって教室に戻るシーンがあった。 当時は、由比ヶ浜や戸塚と一緒に教室に戻るのをためらうほどだったのに、今となってはごく自然に行動している。 この一年間で、比企谷の心のありようは大きく変化したのだろう。 比企谷八幡が安心したこと ……大丈夫そうだな 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 プロムの進捗状況を雪ノ下たちから聞いたあとの、比企谷の言葉。 その感想はプロムに対してではなく、雪ノ下と由比ヶ浜を見て言ったのだと思う。 奉仕部での活動がなくなったことで、二人の関わりあいも無くなってしまうのではと、比企谷は心配していたのだろう。 きっと、その香りをかぐたびに、思い出す季節がある。 ダミープロム運営の打ち上げは、予想外のメンバーも加わったおかげで、思いのほか盛り上がりを見せる。 また後日、比企谷は由比ヶ浜の家に招かれて、小町の誕生日用のお菓子を作る。 比企谷はこうして、由比ヶ浜のお願いを一つずつ叶えていく。 比企谷八幡が思い出してしまう言葉 そのせいで思い出してしまう。 酔った、あるいは酔ったふりをしたあの人が言った言葉を。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 ダミープロム運営の打ち上げでのこと。 皆が楽しそうにしているのに、比企谷は自分だけ違うところにいるような感覚に陥っている。 その空間の雰囲気に酔えないのだろう。 だから以前、陽乃さんに「君は酔えない」と言われたことを思い出したのだと思う。 比企谷八幡が入れた隠し味 そうでもない。 しれっと隠し味があってだな…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 クッキーのお礼にと、比企谷は手作りのフルーツタルトを由比ヶ浜に渡す。 比企谷は、由比ヶ浜の母親に教わった隠し味を入れたと言っている。 由比ヶ浜は母親から隠し味を聞いたとき、顔が赤くなっていたことからして、その答えは「愛情」だと思う。 比企谷が「真心」と答えたとき、由比ヶ浜の母親は何も言わずにただ微笑んだだけだった。 きっと、比企谷が答えをわかっていながらわざと言わなかったことに、由比ヶ浜の母親も気づいていたのだろう。 そして、雪ノ下雪乃は静かに手を振る。 卒業式当日を迎えた。 式典が終わり、残すはプロムのみ。 比企谷と由比ヶ浜も一色に頼まれて、プロムの準備に参加する。 比企谷にとって、このプロムが雪ノ下と関わる最後の仕事となる。 比企谷の中で蟠っている言葉 俺とはもう関係のないことだが、それでも、彼女が残した言葉は俺の胸の内で澱のように蟠っている。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 卒業式に来ている陽乃さんを見て、比企谷の胸の内によぎった言葉。 それはおそらく、雪ノ下との関係を「共依存」だと言われたことだろう。 プロムの勝負を最後に、もう雪ノ下に関わることは終わりにすることで、その関係は解消されたはず。 雪ノ下陽乃が見に来たもの けど、妹だけじゃない。 きっと君の決断も見に来てる 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 葉山が比企谷に言った「君の決断」とは、雪ノ下との関わり方についてのことだろう。 陽乃さんは比企谷と雪ノ下の関係を共依存だとして、その関係から抜けだすべきだと諭していた。 今回行われるプロムで、比企谷が雪ノ下を不必要に手助けしようとせず、今までの関係から脱却できるのかを、陽乃さんは見定めるつもりなのだと思う。 比企谷が抵抗しなかった理由 ただ成り行きで流されるまま、抵抗することなく、俺ではない誰かに責任転嫁した結果、ここに居合わせている。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 一色に連れられるままに、プロムの手伝いに向かった比企谷。 そのままついていけば、雪ノ下に会うことはわかっていたはず。 本心では、雪ノ下と関わるために自らプロムの手伝いをしたかったのだと思う。 けれども自分の意志で来たと認めたくないから、手伝いを頼まれたことを言い訳にしたのだろう。 一色いろはが意外に思ったこと いや、なんかめっちゃしゃべるなーと思って…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷たちの会話を聞いていた一色が漏らした感想。 きっとそれは比企谷に対してだけでなく、雪ノ下に対しても思ったことかもしれない。 前回、二人が生徒会室の前で会ったときは、一色を間に挟まないと話ができていなかった。 それなのに今度はやたらと饒舌にしゃべる二人の様子を見て、意外に思ったのだろう。 踊らされた?雪ノ下の母 そうなんですって。 彼、お上手なの。 私も踊らされたくらい 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷はダンスが得意だという雪ノ下の母親。 比企谷が「プロムの際には踊ってご覧に入れますよ」と言ったことを受けての発言だけれども、本当のダンスが上手いと言いたいのではないはず。 プロム開催を交渉するにあたって、比企谷の策に乗せられたということだろう。 比企谷八幡が我慢したこと よく我慢したじゃない。 ……あれでいいんだよ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷とのすれ違いざま、陽乃さんが言った言葉。 雪ノ下の母親との会話において、雪乃下をフォローしなかったことを褒めているのだと思う。 これまで事あるごとに比企谷が雪ノ下を助け、それが結果としていびつな依存関係を招いていると陽乃さんは示唆していた。 これから雪ノ下が一人立ちするために、比企谷は何も手を貸さずに見守るべきだと言いたいのではないか。 一色いろはが意図したこと なのに、今みたいな手練手管を使った。 その意図くらい、さすがに俺でもわかる。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 生徒会の一員として、奉仕部のメンバーを招かないかという一色の提案。 それが真剣なお願いの仕方であれば、性格上、比企谷も断ることはなかっただろう。 比企谷の性格を知りながらあえてあざとく振る舞ったのは、比企谷に断る余地を与えてくれたからに他ならない。 比企谷八幡がした想像とは ふと自分がした想像がばかばかしくて笑ってしまった、こんな顔は。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷がしてしまった想像とは、ロミオとジュリエットの有名なシーンのこと。 ジュリエットは自分の部屋の高窓ごしに、外にいるロミオと言葉を交わす。 本来、ロミオである男性役が下手側、ジュリエットである女性役が上手側なので、比企谷と雪ノ下の位置関係は反対になっている。 私たちの関係性はあんなにわかりやすく幸せな結末を迎えることはない。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 雪ノ下も同じ想像をして「幸せな結末」と言っているが、ロミオとジュリエットは基本的に悲劇とされる物語である。 ロミオとジュリエットでは最後、二人の自殺によって幕を閉じるから。 雪ノ下にとってはそれでも幸せな結末だと思えるほどに、比企谷に対して強い気持ちを抱いているのだとわかる。 颯爽と、平塚静は前を歩く。 プロムは無事に終わり、雪ノ下は自分の道を選び、比企谷も由比ヶ浜も自分たちの選んだ結末を受け入れようとしていた。 しかし、雪ノ下陽乃は納得しておらず、別れ際に比企谷にある言葉を告げる。 陽乃の言葉を聞いて思い悩む比企谷のもとに、平塚先生が現れる。 何を認められない?雪ノ下陽乃 わたしはそれを認めるわけにはいかないの 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 父親の仕事に携わりたいという雪ノ下の発言について、陽乃さんは認めるわけにいかないと言う。 これまで跡取りとして、自分の人生を費やしてきたからという理由も少なからずあるはず。 しかしその後の会話で、後継の問題はどちらでもいいとも言っている。 陽乃さんは、雪ノ下の発言が心からの願いではないことを知っていたからこそ、それを認められなかったのではないか。 ……だって、あの子の願いは、ただの代償行為でしかないんだから 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 代償行為と言うからには、本来は別のお願いがあったことを示唆している。 陽乃さんは、雪ノ下が本当に願っていることの内容についても気づいているのだろう。 雪ノ下雪乃が口にしようとしたこと 言葉の続きはついぞ聞こえはしなかったが、どんなことを口にしようとしたのかはおおよそ理解できていた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 プロムの打ち上げが終わった別れ際に、雪ノ下は比企谷に何かを言おうとしている。 その手前、今まで助けてもらったことへの感謝と、もう大丈夫だという旨の発言をしていた。 だからもう自分のことはいいのだと、あとは由比ヶ浜の気持ちに応えてほしいと言おうとしたのではないか。 最後に奉仕部の部室でした会話でも、雪ノ下は「由比ヶ浜さんのお願いを叶えてあげて」と言っていた。 いつかのように、由比ヶ浜結衣は希う。 高校二年生の終わりも間近に迫ったある日の放課後。 比企谷と由比ヶ浜は、帰りに立ち寄った公園でこれからの話をする。 由比ヶ浜は、最後のお願いを口にしようとするが…。 比企谷八幡の声が上ずった理由 「四月になったらいつでも見れるだろ」 そう言いはしたものの、俺の声音は少し上ずっていた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 小町の制服姿が見たかったという由比ヶ浜に対する、比企谷の発言。 今まで通りの関係が続くのであれば、その発言に何ら嘘偽りはないはず。 心の中では、四月まで由比ヶ浜との関わりが続いているとは思えなかったのかもしれない。 由比ヶ浜に言わせたくなかったこと その言葉の先を、俺が聞く資格はない。 俺はまだ言うべきことを言ってないのだから。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷は由比ヶ浜の言葉の先をどのように捉えたのか。 きっとその直前の緊張したような仕草を見て、由比ヶ浜から気持ちを告げられると察したのだと思う。 比企谷は由比ヶ浜の気持ちに応えることはできないとわかっていた。 だから、由比ヶ浜が不必要に傷つくのを避けるために、言葉を遮ったのだろう。 由比ヶ浜が待たなくていい理由 ……けど、お前はそれを待たなくていい 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷が由比ヶ浜に言った言葉。 比企谷は、自分がいつかちゃんと気持ちを伝えられるようになるけど、由比ヶ浜はそれを待たなくていいと言っている。 比企谷は、由比ヶ浜に気持ちを伝えることはないということ。 由比ヶ浜と恋人になることはないのだと示している。 想いは、触れた熱だけが確かに伝えている。 終わったはずのダミープロムの計画を再度立ち上げたせいで、比企谷はまたしても応接室に呼び出される。 応接室には雪ノ下とその母親、陽乃さんが揃っている。 終わったはずの計画が復活したことに対し、雪ノ下たちは比企谷の真意を測りかねていた。 雪ノ下陽乃がけしかけたこと 不満なんて特にないわ。 雪乃ちゃんはあれで満足してたみたいだし、お母さんもあれでいいんでしょ?なら、わたしが口挟むことじゃないじゃない 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 プロムの結果に不満があったかと聞かれて、陽乃さんが言った言葉。 「お母さんもあれでいいんでしょ?」と言われて、雪ノ下の母親が何も答えなかったのは、本当は何も納得していないからだろう。 もう一度、その扉は開かれる。 海浜総合高校との合同プロム開催に向け、比企谷と雪ノ下は準備を進める。 ダミープロム運営時のメンバーに加え、葉山や三浦たちまで参加し、そこには由比ヶ浜の姿もあった。 比企谷が必死だったのが嬉しい?雪ノ下雪乃 「仕方ないだろ。 あの時は時間なかったし、必死だったんだよ」 「そう、必死だったの」 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷がダミープロムの製作に必死だったと聞いて、雪ノ下は楽しげに呟いている。 雪ノ下は初めから、比企谷のプロムが勝敗度外視の当て馬であることに気づいていた。 ダミープロムもすべて雪ノ下と関わる目的で作られたことを知っているはず。 だから、自分のために必死になってくれていたことが嬉しかったのだろう。 比企谷の千葉好きが気になる?雪ノ下雪乃 ……そう。 ならいいわ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷が東京に出るかもと聞いて、雪ノ下は一瞬立ち止まっている。 比企谷が東京に行ってしまったら、雪ノ下とは離れ離れになってしまうから。 雪ノ下の父親は県議会議員であり、雪ノ下自身も将来は父親の仕事を継ぎたいと考えている。 父親の地盤を継ぐのだから、雪ノ下の将来の職場はどうしても千葉になる。 だから、将来的には比企谷も千葉に戻ってくると聞いて安心したのだろう。 比企谷も千葉が好きだからと言うが、暗に雪ノ下のことが好きだからと言っているに等しい。 比企谷と雪ノ下の関係 そんなんじゃねぇよ。 ……ていうか、それどころじゃねぇ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 雪ノ下と付き合っているのかと聞かれた、比企谷の答え。 「それどころじゃねぇ」ということは、恋人どころじゃない、それ以上の関係であることを意味している。 その意味を察した葉山も、サウナから出ていくときに「熱いな」と言っている。 去るのが惜しい?由比ヶ浜結衣 うん。 もう行かなきゃね…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 スーパー銭湯から離れて食事の場所へ行くとき、由比ヶ浜が呟いた言葉。 由比ヶ浜はこの先、比企谷と雪ノ下がいる場所には入っていけないと感じている。 だから、いよいよ自分が去る決意をしなければならないと、由比ヶ浜は思って言ったのだろう。 ベンチから立ち上がった勢いのまま振り返らずに歩き出した様子から、由比ヶ浜の決意が感じ取れる。 由比ヶ浜結衣が思い出したこと 前に二人で出かけた時に、そんなこと言ってたなーって思いだして、ちょっとだけ辛くなって、ちょっとだけ笑顔が下手になった。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 由比ヶ浜が思い出したのは、小町の誕生日プレゼントを考えるためにイケアに行ったときのことだろう。 詳しくは俺ガイル第12巻を参照。 お互いに小さい頃の夢を話し合っているとき、比企谷の夢について由比ヶ浜は「アイドルとかはすごい夢見がち」だと言った。 それに対して比企谷は「小さい頃の俺とか超可愛いからな」と言っていた。 その青は、月日に色あせても変わらず青い。 離任式の日、海浜総合高校との合同プロム当日。 比企谷たちは悪戦苦闘しながらも、なんとかしてプロムをやり遂げる。 終了後の会場で後片づけをする比企谷のもとに、平塚先生が現れる。 雪ノ下の母がしたお願い 比企谷くん。 ご迷惑おかけするけど、よろしくね 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 雪ノ下の母親から比企谷に投げかけられた言葉。 プロムの件だと思って比企谷は返答しているが、雪ノ下の母親は意味ありげに笑みを浮かべている。 おそらく雪ノ下の母親が言っていたのは、雪ノ下とのお付き合いについてのほうだろう。 一体どこから聞き及んだのだろうか。 平塚先生がそらんじたもの 聞いたことないのか?青春とは嘘であり悪である…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷との会話の中で、ふと平塚先生がそらんじたフレーズ。 それは2年生のはじめに比企谷が提出したレポート「高校生活を振り返って」の最初の一文。 そのレポートの内容がきっかけで、比企谷は奉仕部での活動を命じられた。 だから、比企谷八幡はそう言った。 新学期が始まってなお、比企谷と雪ノ下はプロムの後処理に追われていた。 奉仕部の部室で作業をする二人のもとに、入学したての小町がやってくる。

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『俺ガイル』14巻 感想・考察 だから青春は「本物」を求め続ける

俺ガイル13巻

それでも、比企谷八幡の日常は続いていく。 プロムの問題は解決し、奉仕部の勝負も終わった。 比企谷に残された最後の仕事は、雪ノ下のお願いを叶えること。 比企谷はその願いを叶えるため、放課後、由比ヶ浜に声をかける。 比企谷八幡が言う「全部」とは 全部終わったら、ちゃんと話すよ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 「何があったか、聞いてもいい?」という小町に対する比企谷の返答。 比企谷はまだやるべきことが残っているからと言う。 比企谷に残されているやるべきこととは、由比ヶ浜のお願いを叶えることだろう。 由比ヶ浜の願いを叶えた後なら、比企谷は小町に話すのだろうか。 しかし比企谷がその話をするのは「いつとも知れない、遠い遠い未来」だとも言っている。 それこそ、高校も卒業して二人と離れ離れになり、比企谷が完全に別れを受け入れたそのときになったら、という意味かもしれない。 いずれ、この関係性にも慣れる時がくる。 由比ヶ浜のお願いの一つである、ダミープロム運営の打ち上げ。 比企谷と由比ヶ浜が打ち上げの場所を相談していると、生徒会室から出てくる雪ノ下や一色たちと出くわす。 比企谷と雪ノ下は、お互いに姿を認識しながらも、面と向かって話せないでいた。 教室に戻る比企谷八幡の変化 「教室戻ろっか」 言って、由比ヶ浜がすっと立ち、スカートに付いた砂を払う。 俺も続いて立ち上がり、わずかに残っていた缶の中身を飲み干した。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 昼休みが終わり、比企谷は由比ヶ浜、戸塚と一緒に教室に戻っている。 俺ガイル1巻でも、同じ場所、同じメンバーで、昼休みが終わって教室に戻るシーンがあった。 当時は、由比ヶ浜や戸塚と一緒に教室に戻るのをためらうほどだったのに、今となってはごく自然に行動している。 この一年間で、比企谷の心のありようは大きく変化したのだろう。 比企谷八幡が安心したこと ……大丈夫そうだな 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 プロムの進捗状況を雪ノ下たちから聞いたあとの、比企谷の言葉。 その感想はプロムに対してではなく、雪ノ下と由比ヶ浜を見て言ったのだと思う。 奉仕部での活動がなくなったことで、二人の関わりあいも無くなってしまうのではと、比企谷は心配していたのだろう。 きっと、その香りをかぐたびに、思い出す季節がある。 ダミープロム運営の打ち上げは、予想外のメンバーも加わったおかげで、思いのほか盛り上がりを見せる。 また後日、比企谷は由比ヶ浜の家に招かれて、小町の誕生日用のお菓子を作る。 比企谷はこうして、由比ヶ浜のお願いを一つずつ叶えていく。 比企谷八幡が思い出してしまう言葉 そのせいで思い出してしまう。 酔った、あるいは酔ったふりをしたあの人が言った言葉を。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 ダミープロム運営の打ち上げでのこと。 皆が楽しそうにしているのに、比企谷は自分だけ違うところにいるような感覚に陥っている。 その空間の雰囲気に酔えないのだろう。 だから以前、陽乃さんに「君は酔えない」と言われたことを思い出したのだと思う。 比企谷八幡が入れた隠し味 そうでもない。 しれっと隠し味があってだな…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 クッキーのお礼にと、比企谷は手作りのフルーツタルトを由比ヶ浜に渡す。 比企谷は、由比ヶ浜の母親に教わった隠し味を入れたと言っている。 由比ヶ浜は母親から隠し味を聞いたとき、顔が赤くなっていたことからして、その答えは「愛情」だと思う。 比企谷が「真心」と答えたとき、由比ヶ浜の母親は何も言わずにただ微笑んだだけだった。 きっと、比企谷が答えをわかっていながらわざと言わなかったことに、由比ヶ浜の母親も気づいていたのだろう。 そして、雪ノ下雪乃は静かに手を振る。 卒業式当日を迎えた。 式典が終わり、残すはプロムのみ。 比企谷と由比ヶ浜も一色に頼まれて、プロムの準備に参加する。 比企谷にとって、このプロムが雪ノ下と関わる最後の仕事となる。 比企谷の中で蟠っている言葉 俺とはもう関係のないことだが、それでも、彼女が残した言葉は俺の胸の内で澱のように蟠っている。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 卒業式に来ている陽乃さんを見て、比企谷の胸の内によぎった言葉。 それはおそらく、雪ノ下との関係を「共依存」だと言われたことだろう。 プロムの勝負を最後に、もう雪ノ下に関わることは終わりにすることで、その関係は解消されたはず。 雪ノ下陽乃が見に来たもの けど、妹だけじゃない。 きっと君の決断も見に来てる 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 葉山が比企谷に言った「君の決断」とは、雪ノ下との関わり方についてのことだろう。 陽乃さんは比企谷と雪ノ下の関係を共依存だとして、その関係から抜けだすべきだと諭していた。 今回行われるプロムで、比企谷が雪ノ下を不必要に手助けしようとせず、今までの関係から脱却できるのかを、陽乃さんは見定めるつもりなのだと思う。 比企谷が抵抗しなかった理由 ただ成り行きで流されるまま、抵抗することなく、俺ではない誰かに責任転嫁した結果、ここに居合わせている。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 一色に連れられるままに、プロムの手伝いに向かった比企谷。 そのままついていけば、雪ノ下に会うことはわかっていたはず。 本心では、雪ノ下と関わるために自らプロムの手伝いをしたかったのだと思う。 けれども自分の意志で来たと認めたくないから、手伝いを頼まれたことを言い訳にしたのだろう。 一色いろはが意外に思ったこと いや、なんかめっちゃしゃべるなーと思って…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷たちの会話を聞いていた一色が漏らした感想。 きっとそれは比企谷に対してだけでなく、雪ノ下に対しても思ったことかもしれない。 前回、二人が生徒会室の前で会ったときは、一色を間に挟まないと話ができていなかった。 それなのに今度はやたらと饒舌にしゃべる二人の様子を見て、意外に思ったのだろう。 踊らされた?雪ノ下の母 そうなんですって。 彼、お上手なの。 私も踊らされたくらい 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷はダンスが得意だという雪ノ下の母親。 比企谷が「プロムの際には踊ってご覧に入れますよ」と言ったことを受けての発言だけれども、本当のダンスが上手いと言いたいのではないはず。 プロム開催を交渉するにあたって、比企谷の策に乗せられたということだろう。 比企谷八幡が我慢したこと よく我慢したじゃない。 ……あれでいいんだよ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷とのすれ違いざま、陽乃さんが言った言葉。 雪ノ下の母親との会話において、雪乃下をフォローしなかったことを褒めているのだと思う。 これまで事あるごとに比企谷が雪ノ下を助け、それが結果としていびつな依存関係を招いていると陽乃さんは示唆していた。 これから雪ノ下が一人立ちするために、比企谷は何も手を貸さずに見守るべきだと言いたいのではないか。 一色いろはが意図したこと なのに、今みたいな手練手管を使った。 その意図くらい、さすがに俺でもわかる。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 生徒会の一員として、奉仕部のメンバーを招かないかという一色の提案。 それが真剣なお願いの仕方であれば、性格上、比企谷も断ることはなかっただろう。 比企谷の性格を知りながらあえてあざとく振る舞ったのは、比企谷に断る余地を与えてくれたからに他ならない。 比企谷八幡がした想像とは ふと自分がした想像がばかばかしくて笑ってしまった、こんな顔は。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷がしてしまった想像とは、ロミオとジュリエットの有名なシーンのこと。 ジュリエットは自分の部屋の高窓ごしに、外にいるロミオと言葉を交わす。 本来、ロミオである男性役が下手側、ジュリエットである女性役が上手側なので、比企谷と雪ノ下の位置関係は反対になっている。 私たちの関係性はあんなにわかりやすく幸せな結末を迎えることはない。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 雪ノ下も同じ想像をして「幸せな結末」と言っているが、ロミオとジュリエットは基本的に悲劇とされる物語である。 ロミオとジュリエットでは最後、二人の自殺によって幕を閉じるから。 雪ノ下にとってはそれでも幸せな結末だと思えるほどに、比企谷に対して強い気持ちを抱いているのだとわかる。 颯爽と、平塚静は前を歩く。 プロムは無事に終わり、雪ノ下は自分の道を選び、比企谷も由比ヶ浜も自分たちの選んだ結末を受け入れようとしていた。 しかし、雪ノ下陽乃は納得しておらず、別れ際に比企谷にある言葉を告げる。 陽乃の言葉を聞いて思い悩む比企谷のもとに、平塚先生が現れる。 何を認められない?雪ノ下陽乃 わたしはそれを認めるわけにはいかないの 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 父親の仕事に携わりたいという雪ノ下の発言について、陽乃さんは認めるわけにいかないと言う。 これまで跡取りとして、自分の人生を費やしてきたからという理由も少なからずあるはず。 しかしその後の会話で、後継の問題はどちらでもいいとも言っている。 陽乃さんは、雪ノ下の発言が心からの願いではないことを知っていたからこそ、それを認められなかったのではないか。 ……だって、あの子の願いは、ただの代償行為でしかないんだから 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 代償行為と言うからには、本来は別のお願いがあったことを示唆している。 陽乃さんは、雪ノ下が本当に願っていることの内容についても気づいているのだろう。 雪ノ下雪乃が口にしようとしたこと 言葉の続きはついぞ聞こえはしなかったが、どんなことを口にしようとしたのかはおおよそ理解できていた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 プロムの打ち上げが終わった別れ際に、雪ノ下は比企谷に何かを言おうとしている。 その手前、今まで助けてもらったことへの感謝と、もう大丈夫だという旨の発言をしていた。 だからもう自分のことはいいのだと、あとは由比ヶ浜の気持ちに応えてほしいと言おうとしたのではないか。 最後に奉仕部の部室でした会話でも、雪ノ下は「由比ヶ浜さんのお願いを叶えてあげて」と言っていた。 いつかのように、由比ヶ浜結衣は希う。 高校二年生の終わりも間近に迫ったある日の放課後。 比企谷と由比ヶ浜は、帰りに立ち寄った公園でこれからの話をする。 由比ヶ浜は、最後のお願いを口にしようとするが…。 比企谷八幡の声が上ずった理由 「四月になったらいつでも見れるだろ」 そう言いはしたものの、俺の声音は少し上ずっていた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 小町の制服姿が見たかったという由比ヶ浜に対する、比企谷の発言。 今まで通りの関係が続くのであれば、その発言に何ら嘘偽りはないはず。 心の中では、四月まで由比ヶ浜との関わりが続いているとは思えなかったのかもしれない。 由比ヶ浜に言わせたくなかったこと その言葉の先を、俺が聞く資格はない。 俺はまだ言うべきことを言ってないのだから。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷は由比ヶ浜の言葉の先をどのように捉えたのか。 きっとその直前の緊張したような仕草を見て、由比ヶ浜から気持ちを告げられると察したのだと思う。 比企谷は由比ヶ浜の気持ちに応えることはできないとわかっていた。 だから、由比ヶ浜が不必要に傷つくのを避けるために、言葉を遮ったのだろう。 由比ヶ浜が待たなくていい理由 ……けど、お前はそれを待たなくていい 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷が由比ヶ浜に言った言葉。 比企谷は、自分がいつかちゃんと気持ちを伝えられるようになるけど、由比ヶ浜はそれを待たなくていいと言っている。 比企谷は、由比ヶ浜に気持ちを伝えることはないということ。 由比ヶ浜と恋人になることはないのだと示している。 想いは、触れた熱だけが確かに伝えている。 終わったはずのダミープロムの計画を再度立ち上げたせいで、比企谷はまたしても応接室に呼び出される。 応接室には雪ノ下とその母親、陽乃さんが揃っている。 終わったはずの計画が復活したことに対し、雪ノ下たちは比企谷の真意を測りかねていた。 雪ノ下陽乃がけしかけたこと 不満なんて特にないわ。 雪乃ちゃんはあれで満足してたみたいだし、お母さんもあれでいいんでしょ?なら、わたしが口挟むことじゃないじゃない 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 プロムの結果に不満があったかと聞かれて、陽乃さんが言った言葉。 「お母さんもあれでいいんでしょ?」と言われて、雪ノ下の母親が何も答えなかったのは、本当は何も納得していないからだろう。 もう一度、その扉は開かれる。 海浜総合高校との合同プロム開催に向け、比企谷と雪ノ下は準備を進める。 ダミープロム運営時のメンバーに加え、葉山や三浦たちまで参加し、そこには由比ヶ浜の姿もあった。 比企谷が必死だったのが嬉しい?雪ノ下雪乃 「仕方ないだろ。 あの時は時間なかったし、必死だったんだよ」 「そう、必死だったの」 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷がダミープロムの製作に必死だったと聞いて、雪ノ下は楽しげに呟いている。 雪ノ下は初めから、比企谷のプロムが勝敗度外視の当て馬であることに気づいていた。 ダミープロムもすべて雪ノ下と関わる目的で作られたことを知っているはず。 だから、自分のために必死になってくれていたことが嬉しかったのだろう。 比企谷の千葉好きが気になる?雪ノ下雪乃 ……そう。 ならいいわ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷が東京に出るかもと聞いて、雪ノ下は一瞬立ち止まっている。 比企谷が東京に行ってしまったら、雪ノ下とは離れ離れになってしまうから。 雪ノ下の父親は県議会議員であり、雪ノ下自身も将来は父親の仕事を継ぎたいと考えている。 父親の地盤を継ぐのだから、雪ノ下の将来の職場はどうしても千葉になる。 だから、将来的には比企谷も千葉に戻ってくると聞いて安心したのだろう。 比企谷も千葉が好きだからと言うが、暗に雪ノ下のことが好きだからと言っているに等しい。 比企谷と雪ノ下の関係 そんなんじゃねぇよ。 ……ていうか、それどころじゃねぇ 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 雪ノ下と付き合っているのかと聞かれた、比企谷の答え。 「それどころじゃねぇ」ということは、恋人どころじゃない、それ以上の関係であることを意味している。 その意味を察した葉山も、サウナから出ていくときに「熱いな」と言っている。 去るのが惜しい?由比ヶ浜結衣 うん。 もう行かなきゃね…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 スーパー銭湯から離れて食事の場所へ行くとき、由比ヶ浜が呟いた言葉。 由比ヶ浜はこの先、比企谷と雪ノ下がいる場所には入っていけないと感じている。 だから、いよいよ自分が去る決意をしなければならないと、由比ヶ浜は思って言ったのだろう。 ベンチから立ち上がった勢いのまま振り返らずに歩き出した様子から、由比ヶ浜の決意が感じ取れる。 由比ヶ浜結衣が思い出したこと 前に二人で出かけた時に、そんなこと言ってたなーって思いだして、ちょっとだけ辛くなって、ちょっとだけ笑顔が下手になった。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 由比ヶ浜が思い出したのは、小町の誕生日プレゼントを考えるためにイケアに行ったときのことだろう。 詳しくは俺ガイル第12巻を参照。 お互いに小さい頃の夢を話し合っているとき、比企谷の夢について由比ヶ浜は「アイドルとかはすごい夢見がち」だと言った。 それに対して比企谷は「小さい頃の俺とか超可愛いからな」と言っていた。 その青は、月日に色あせても変わらず青い。 離任式の日、海浜総合高校との合同プロム当日。 比企谷たちは悪戦苦闘しながらも、なんとかしてプロムをやり遂げる。 終了後の会場で後片づけをする比企谷のもとに、平塚先生が現れる。 雪ノ下の母がしたお願い 比企谷くん。 ご迷惑おかけするけど、よろしくね 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 雪ノ下の母親から比企谷に投げかけられた言葉。 プロムの件だと思って比企谷は返答しているが、雪ノ下の母親は意味ありげに笑みを浮かべている。 おそらく雪ノ下の母親が言っていたのは、雪ノ下とのお付き合いについてのほうだろう。 一体どこから聞き及んだのだろうか。 平塚先生がそらんじたもの 聞いたことないのか?青春とは嘘であり悪である…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14 比企谷との会話の中で、ふと平塚先生がそらんじたフレーズ。 それは2年生のはじめに比企谷が提出したレポート「高校生活を振り返って」の最初の一文。 そのレポートの内容がきっかけで、比企谷は奉仕部での活動を命じられた。 だから、比企谷八幡はそう言った。 新学期が始まってなお、比企谷と雪ノ下はプロムの後処理に追われていた。 奉仕部の部室で作業をする二人のもとに、入学したての小町がやってくる。

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