ブラインド テスト。 オーディオ対決! その1 6千円のデジタルアンプと100万円のアナログアンプ

オーディオ対決! その1 6千円のデジタルアンプと100万円のアナログアンプ

ブラインド テスト

大抵の人はことのことを知らないから、スピーカーケーブルの違いはブラインドテストで明確になると考え、太さが違うケーブルを「同じ長さ」に切りそろえて、取っ替え引っ替え比較視聴をやってしまう。 そして、 「これこそが、スピーカケーブルによる音の変化である」 「ケーブルで音が変わることを実証した」 と勘違いする。 極端に太さが違うケーブルを「同じ長さ」に切りそろえて比較すれば、差が出るのは当たり前のこと。 それはもちろん、ケーブルの音の差などではない。 ブラインドテストを試みると統計的に「有意差」が見つかることがある。 この結果から、 「オーディオは、何をやっても、音が変わるんだ」 という結論を出してしまう。 そんな人たちに、「計測でわからないものが、なぜ聴感でわかるのか?」と質問すれば、「未だ解明されていない、未知な部分があるんだ」ということにして考えるのをやめてしまう。 「オーディオは、何をやっても、音が変わる」 理由 例えば、ピンケーブルを変えて、音が変わったという統計的な結果を得たとする。 しかしそれは、ピンケーブルの音の差ではない可能性が高い。 なぜかというと、「ピンケーブルを変える」という操作をすると、 別のものが同時に変わってしまうため。 この「別のもの」とは何だろう。 それを理解するにはまず、比較試聴で聴く音が次の3つの総和になることを知る必要がある。 人間が聞く音=主観(心理的変動分)+ 物理的変動分 + 実際の変化 2 私たちが知りたいのは「実際の変化」。 ブラインドテストは「主観」を排除するが、「物理的変動分」については排除できない。 これが「別のもの」の正体だ。 この中身には次がある。 1.出力感度(音量)の変化 2.試聴点までの伝達特性の変化 3.スピーカの特性変化 4.接触抵抗の変化(ケーブル類の場合) 5.直流抵抗の変化(ケーブル類の場合) 出力感度(音量)の変化 出力感度(同じソースを再生した時の耳に届く音量)は機器によって違う。 チェンジのたびに校正信号を使って試聴点の音圧を正確に校正しなければならない。 ボリウムにギャングエラーがある場合はこれも調整して排除しなければらなない。 試聴点までの伝達特性の変化 人間の存在が伝達特性を乱す。 そこで自分はできるだけ吸音効果の高い服を着て、動けないよう椅子に拘束バンドで固定する。 友人にチェンジをお願いして作業が終わったら部屋から退出してもらう。 テスト中は頭を1センチたりとも動かしてはならない。 スピーカなど機器の特性変化 スピーカーの特性(f0、Qなど)が温度によって変わる [3]。 アンプやケーブルの特性も温度の影響を受ける。 これらの影響を無くすために、チェンジごとに十分な時間の「慣らし運転」が必要になる。 接触抵抗の変化と直流抵抗の変化 ケーブル類は抵抗値を精密に測って長さを調整する。 端子にはハンダ付けするか、コンタクトオイル など を使うなどして接触抵抗を十分小さくする(ケーブル抵抗の2桁以下)に管理しなければならない。 このように考えると、聴感で評価するための実験環境を整えることが困難なことがわかる。 ブラインドテストによって先入観を廃しても、有意な実験をすること自体、かなり難しい。 「試聴」でまともな評価は出来ない 音楽ソースを使って人間が聴感で判断するという評価方法は、最も「曖昧」で、「不正確」で、「信頼性の低い」方法である。 そもそも、耳や頭の形が個人によって違うため鼓膜に同じ音が届いていない。 上の式2で、主観と物理的変動分の2つを取り除いたら、「実際の変化」が見えるだろうか。 電源コード、ハンダ、トランスポートの実際の変化は、とても人間が知覚できるとは思えない。 結局、音の違いを知るためのテストは、計測器とテスト信号を用いるやり方が一番正確だ。 計測で変化が認められないことは、「 未だ解明されていない」「 未知な部分の影響」ではなくて、「 聴感においても変化がないことの証」にほかならない。 アンプやスピーカーケーブルの音は存在するか アンプやスピーカーケーブルでは物理的変動分の大きな要因としてDFがある。 ところが、スピーカケーブルやアンプを比較するためにDFを意識して抵抗値を揃えた例を見ない。 従い、従来実施されきたこれらの音の比較視聴は、単にDFの違いを聴いていたに過ぎないと考えている。 DFを一定にして(抵抗値を揃えて)ブラインドテストすれば、「アンプやケーブルに固有の音」などというものが存在しないことを証明できるはずだ [1][2]。 真空管アンプの音のカラクリ 真空管アンプのDFは一般に10以下だから、グラフ1から真空管アンプは低出力の割に低音が良く出て、響きが多い(過渡応答の悪い)音と予測できる。 これは一般に言われている真空管アンプの音の傾向と一致する。 「真空管アンプは、トランジスタアンプより10倍の駆動力がある」などという論評があるが、このような性質を知らない人が解釈した結果だろう。 半導体アンプに細いケーブルを組み合わせれば(DFを落とせば)、真空管アンプそっくりの音が、ずっと低歪で再現できるはずだ。 ブラインドテストで評価できるのはスピーカーだけ 結局、聴感でわかる差が出る機器はスピーカーくらいである。 他の機器の「実際の変化」は微妙で、物理的変動分の中に埋もれてしまって見えない可能性が高い。 <関連商品> デジタルで波形が記録された信頼できる音源CD。 ゲイン校正に役立ちます ゲイン校正に。 ブラインドテストに必須のアイテム <関連記事> 1.

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腕試しレベルチェック

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ブラインドテスト (Blind Test) ブランデッドテスト (Branded Test) 目的・用途• 品質・性能に絞って製品評価したい• ブランド名を明らかにしたくない• ブランド名が決まっていない• 消費者が、製品の品質・性能だけでなく、ブランド名で購買を決定する商品カテゴリーに向いている 特徴• 商品自体の客観的な評価を得るために、銘柄名を隠して行うテスト。 特定銘柄に対して持っている評価やイメージ、先入観などを取り除いて製品そのものの評価を得たいとき• 製品パッケージには無印の白箱やテスト用のラベルなどが用いられる• どの銘柄であるか明らかにした上でのテスト• 特定銘柄に対して持っている評価やイメージ、先入観なども含めて評価を得たいとき• 市販されている(市販される予定の)製品のパッケージを使用して行う。 【1】ブラインドテストを行い、【2】ブランデッドテストを行い両方の結果を得る。 【1】ブラインドテストを行うグループと、【2】ブランデッドテストを行うグループに分けて結果を比較する。 (十分なサンプル数が確保できるとき)• ブランド効果は、【2】-【1】で求められる。 Monadic Test (MT:モナディックテスト) Direct Comparison Test (DCT:直接比較法) 特徴• どの調査対象者も、1つだけのテスト製品だけをテストする方法。 1人の調査対象者が、2種類以上の製品をテストし、それを直接比較する方法。 テスト製品が複数ある場合は、テスト製品分のグループを設定する必要がある。 2種類ならば、Pを先にテストするグループ、Qを先にテストするグループなど提示順を設定する。 テストの状況は、現実の製品購入時の判断プロセスに近い状況を再現。 製品の品質・性能面の特徴を具体的に把握できる• 他のどのモナディックの結果とも比較が可能である(過去の結果と比較するなど)• DCTはMTよりも評価の差が大きく出やすい。 テスト製品間差が微細なとき、優劣の判断を出したいときに適している。 テスト製品が2種類以上のときは、マッチド・サンプル(性別、年齢、職業、使用状況などを同質にしたグループ)を組む手間がある。 過去の結果など比較する結果ないときは、結果の良否の判断は限られる• 先にテストした製品の評価が後の製品評価に影響しやすい(そのため、P先行、Q先行グループと設定し、順序効果を消去する方法をとる)• どのテスト製品も絶対的に評価が低いときがある• テスト状況はMTより人工的である。 直接比較法の種類 Sequential Monadic Test (シークエンシャルモナディック法) PとQ両方の絶対評価と比較評価をとりたい場合• 対象者が2製品を使用して、2製品を評価するテスト。 対象者は2製品をテスト使用し、1製品目を絶対評価した後に2製品目の絶対評価を行い、さらに2製品の比較評価を行う。 P先行、Q先行グループと設定し、順序効果を消去する方法をとる。 シークエンシャル:「連続する」という意味。 モナディック評価が2つ続くということ。 Proto-Monadic Test (プロトモナディック法) Pの絶対評価と、既存品や競合品との比較評価をとりたい場合• 対象者が2製品を使用して、2製品を評価するテスト。 対象者は2製品をテスト使用し、1製品目を絶対評価した後に2製品の比較評価を行う。 2製品目の絶対評価(モナディック評価)は行わない。 プロト:「最初の」という意味。

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オーディオの真実

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大抵の人はことのことを知らないから、スピーカーケーブルの違いはブラインドテストで明確になると考え、太さが違うケーブルを「同じ長さ」に切りそろえて、取っ替え引っ替え比較視聴をやってしまう。 そして、 「これこそが、スピーカケーブルによる音の変化である」 「ケーブルで音が変わることを実証した」 と勘違いする。 極端に太さが違うケーブルを「同じ長さ」に切りそろえて比較すれば、差が出るのは当たり前のこと。 それはもちろん、ケーブルの音の差などではない。 ブラインドテストを試みると統計的に「有意差」が見つかることがある。 この結果から、 「オーディオは、何をやっても、音が変わるんだ」 という結論を出してしまう。 そんな人たちに、「計測でわからないものが、なぜ聴感でわかるのか?」と質問すれば、「未だ解明されていない、未知な部分があるんだ」ということにして考えるのをやめてしまう。 「オーディオは、何をやっても、音が変わる」 理由 例えば、ピンケーブルを変えて、音が変わったという統計的な結果を得たとする。 しかしそれは、ピンケーブルの音の差ではない可能性が高い。 なぜかというと、「ピンケーブルを変える」という操作をすると、 別のものが同時に変わってしまうため。 この「別のもの」とは何だろう。 それを理解するにはまず、比較試聴で聴く音が次の3つの総和になることを知る必要がある。 人間が聞く音=主観(心理的変動分)+ 物理的変動分 + 実際の変化 2 私たちが知りたいのは「実際の変化」。 ブラインドテストは「主観」を排除するが、「物理的変動分」については排除できない。 これが「別のもの」の正体だ。 この中身には次がある。 1.出力感度(音量)の変化 2.試聴点までの伝達特性の変化 3.スピーカの特性変化 4.接触抵抗の変化(ケーブル類の場合) 5.直流抵抗の変化(ケーブル類の場合) 出力感度(音量)の変化 出力感度(同じソースを再生した時の耳に届く音量)は機器によって違う。 チェンジのたびに校正信号を使って試聴点の音圧を正確に校正しなければならない。 ボリウムにギャングエラーがある場合はこれも調整して排除しなければらなない。 試聴点までの伝達特性の変化 人間の存在が伝達特性を乱す。 そこで自分はできるだけ吸音効果の高い服を着て、動けないよう椅子に拘束バンドで固定する。 友人にチェンジをお願いして作業が終わったら部屋から退出してもらう。 テスト中は頭を1センチたりとも動かしてはならない。 スピーカなど機器の特性変化 スピーカーの特性(f0、Qなど)が温度によって変わる [3]。 アンプやケーブルの特性も温度の影響を受ける。 これらの影響を無くすために、チェンジごとに十分な時間の「慣らし運転」が必要になる。 接触抵抗の変化と直流抵抗の変化 ケーブル類は抵抗値を精密に測って長さを調整する。 端子にはハンダ付けするか、コンタクトオイル など を使うなどして接触抵抗を十分小さくする(ケーブル抵抗の2桁以下)に管理しなければならない。 このように考えると、聴感で評価するための実験環境を整えることが困難なことがわかる。 ブラインドテストによって先入観を廃しても、有意な実験をすること自体、かなり難しい。 「試聴」でまともな評価は出来ない 音楽ソースを使って人間が聴感で判断するという評価方法は、最も「曖昧」で、「不正確」で、「信頼性の低い」方法である。 そもそも、耳や頭の形が個人によって違うため鼓膜に同じ音が届いていない。 上の式2で、主観と物理的変動分の2つを取り除いたら、「実際の変化」が見えるだろうか。 電源コード、ハンダ、トランスポートの実際の変化は、とても人間が知覚できるとは思えない。 結局、音の違いを知るためのテストは、計測器とテスト信号を用いるやり方が一番正確だ。 計測で変化が認められないことは、「 未だ解明されていない」「 未知な部分の影響」ではなくて、「 聴感においても変化がないことの証」にほかならない。 アンプやスピーカーケーブルの音は存在するか アンプやスピーカーケーブルでは物理的変動分の大きな要因としてDFがある。 ところが、スピーカケーブルやアンプを比較するためにDFを意識して抵抗値を揃えた例を見ない。 従い、従来実施されきたこれらの音の比較視聴は、単にDFの違いを聴いていたに過ぎないと考えている。 DFを一定にして(抵抗値を揃えて)ブラインドテストすれば、「アンプやケーブルに固有の音」などというものが存在しないことを証明できるはずだ [1][2]。 真空管アンプの音のカラクリ 真空管アンプのDFは一般に10以下だから、グラフ1から真空管アンプは低出力の割に低音が良く出て、響きが多い(過渡応答の悪い)音と予測できる。 これは一般に言われている真空管アンプの音の傾向と一致する。 「真空管アンプは、トランジスタアンプより10倍の駆動力がある」などという論評があるが、このような性質を知らない人が解釈した結果だろう。 半導体アンプに細いケーブルを組み合わせれば(DFを落とせば)、真空管アンプそっくりの音が、ずっと低歪で再現できるはずだ。 ブラインドテストで評価できるのはスピーカーだけ 結局、聴感でわかる差が出る機器はスピーカーくらいである。 他の機器の「実際の変化」は微妙で、物理的変動分の中に埋もれてしまって見えない可能性が高い。 <関連商品> デジタルで波形が記録された信頼できる音源CD。 ゲイン校正に役立ちます ゲイン校正に。 ブラインドテストに必須のアイテム <関連記事> 1.

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