詠みかけけり 意味。 百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキングベスト20も!

古典 全訳とポイント 古文 「大江山」

詠みかけけり 意味

「丹後(の母上のもと)へ(使いとして)おやりになった人は帰って参りましたか。 いかに心もとなく思すらむ。 」 どんなにか待ち遠しくお思いのことでしょう。 」 と言ひて、局の前を過ぎられけるを、 と言葉をかけて、局の前を通り過ぎなさったが、 御簾より半らばかり出でて、 (それを聞いた小式部内侍は)御簾から半分ばかり(身を)乗り出して、 わづかに直衣の袖をひかへて、 わずかに(中納言の)直衣の袖を押さえて、 大江山いくのの道の遠ければ 大江山を越え、生野を通って行く丹後への道が遠いので、 まだふみも見ず天の橋立 私は天の橋立を踏んでみたこともありませんし、母からの文なども見てもおりません。 と詠みかけけり。 と(即座に歌を)詠みかけた。 思はずにあさましくて、 (定頼中納言は)思いもかけぬことに驚きあきれたので、 「こはいかに。 「これはどうしたことだ。 かかるやうやはある。 」 このようなことがあるものか。 」 とばかり言ひて、返歌にも及ばず、 とだけ言って、返歌もできずに、 袖を引き放ちて逃げられけり。 (小式部内侍の手から)袖を振りきってお逃げになった。 小式部、これより 小式部内侍は、この時から、 、歌詠みの世に覚え出で来にけり。 歌人の世界に名声が広まったという。

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さわやかな夏の俳句33選|夏の俳句が読める本3選

詠みかけけり 意味

切れ字「かな」句切れなし• 「そら」と「しだれざくら」の対比• 「そらよりしだれざくら」の省略 になります。 切れ字「かな」(句切れなし) 俳句には、切れ字というものがよく使われます。 感動の中心を表す言葉で、「かな」「や」「けり」などがその代表的なものです。 「…だなあ」というくらいの意味です。 この句では、 「しだれざくらかな」の「かな」が切れ字に当たります。 作者は見事なしだれざくらに感動してこの句を詠んだことが分かります。 また、この句は最後に「しだれざくらかな」としめるので、途中で切れるところはありません。 そのため、この句は 「句切れなし」の句となります。 「そら」と「しだれざくら」の対比 対比とは、複数のものを並べてその共通点や相違点を比べ、それぞれの特性を一層際立たせて印象的に表現する方法です。 この句では 「まさおなる空 青く、高く広がる空 」と「しだれざくら 淡い桜色で枝垂れる桜 」が対比されています。 広々と晴れやかで、色彩イメージも豊かな句となっています。 「空よりしだれざくらかな」の省略 省略とは、本来なら入るべき言葉を省略して印象的を強める技法のことです。 「空よりしだれざくら」という部分は、文法的には「空より枝垂れてきている、しだれざくら」、「空より垂れてくる、しだれざくら」という意味になります。 字数の限られた俳句だからこそ、 思い切って省略しているのです。 天から桜の枝が伸びてきているような、見事な枝垂桜が目に浮かびます。 「まさをなる空よりしだれざくらかな」の鑑賞文 【まさをなる空よりしだれざくらかな】の句は、 春の桜の美しさを素直に詠みこんだ句となっています。 作者の視点は一度「まさおなるそら」、天に上ります。 そしてみごとに花開いた「しだれざくら」の枝を伝わるようにすっと降りてきます。 青い空に映える桜の花、まるで青い空のかなたからスッと枝をおろしてきたような大木の桜なのでしょう。 ひらがなが多用されているところも、春の日のやさしい陽光や、穏やかな風を思わせ、やわらかな印象を与えます。 天から伸びてくるような桜と青空の構図が印象的な上に、 しだれざくらのみに焦点を当てて詠み切っているところがシンプルな句と言えます。 作者「富安風生」の生涯を簡単にご紹介! 富安風生 とみやすふうせい は明治 18年( 1885年)愛知県に生まれました。 本名は謙次といいます。 風生忌 「みちのくの伊達の郡の春田かな」 俳人・富安風生の1979 昭和54 年2月22日の忌日。 高浜虚子に師事し、逓信省の俳誌「若葉」を主宰しました。 作風は温和で、穏やかな句を詠む俳人として知られました。 94歳の長寿を保ち、多くの後進を育て、昭和 54年( 1979年)永眠しました。 富安風生のそのほかの俳句 (富安風生句碑 出典:).

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古今著聞集小式部の内侍大江山品詞分解現代語訳

詠みかけけり 意味

「丹後(の母上のもと)へ(使いとして)おやりになった人は帰って参りましたか。 いかに心もとなく思すらむ。 」 どんなにか待ち遠しくお思いのことでしょう。 」 と言ひて、局の前を過ぎられけるを、 と言葉をかけて、局の前を通り過ぎなさったが、 御簾より半らばかり出でて、 (それを聞いた小式部内侍は)御簾から半分ばかり(身を)乗り出して、 わづかに直衣の袖をひかへて、 わずかに(中納言の)直衣の袖を押さえて、 大江山いくのの道の遠ければ 大江山を越え、生野を通って行く丹後への道が遠いので、 まだふみも見ず天の橋立 私は天の橋立を踏んでみたこともありませんし、母からの文なども見てもおりません。 と詠みかけけり。 と(即座に歌を)詠みかけた。 思はずにあさましくて、 (定頼中納言は)思いもかけぬことに驚きあきれたので、 「こはいかに。 「これはどうしたことだ。 かかるやうやはある。 」 このようなことがあるものか。 」 とばかり言ひて、返歌にも及ばず、 とだけ言って、返歌もできずに、 袖を引き放ちて逃げられけり。 (小式部内侍の手から)袖を振りきってお逃げになった。 小式部、これより 小式部内侍は、この時から、 、歌詠みの世に覚え出で来にけり。 歌人の世界に名声が広まったという。

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