タナトス の 誘惑 小説。 【YOASOBI/夜に駆ける】歌詞の意味を解釈!「タナトスの誘惑」の世界に寄り添ったナンバーを解説。

「夜に駆ける」の歌詞の意味とは?YOASOBIが物語を音楽で表現した世界に浸る

タナトス の 誘惑 小説

「さいなら」 北さんからメッセージが来て、慌てて心当たりへ駆け出していく。 「っ!北さん!!」 俺の叫び声に気付き、フェンス越しに振り向く北さんは、黄昏の空と重なってとても綺麗だった。 「おん、侑」 「北さん!!そっちは危ないです!こっちに戻ってきてや.... !」 「.... 侑が言うんやったら、そうするわ」 北さんはひとつ苦笑いをした 帰り道、2人で並んで歩くが会話はない。 「死神が見えんねん」 藪から棒に言われたその言葉に驚いたが一瞬で察した そうか.... 北さんは「タナトス」に支配されとる人なんや.... そうですか」 「おん」 「... でも!俺は北さんがっ.... 北さんと.... 」 「... 侑がそう言うんやったらもう少し生きてみようか」 「っ!!北さんっ.... 」 それから何度もタナトスの衝動に襲われる北さんを 引き止め、抱きしめ合い「生」を繋ぐ。 こういう日々を繰り返していた 毎回毎回本当に死んでまうんやないかって不安で苦しくてしゃーない。 けど、きっと、いつか、北さんと2人で、平穏な日々を送れるんやって信じて。 今日も北さんと「生きる」。 ------- 部活の昼休憩がもうすぐ終わる頃、 北さんの姿が見当たらない。 「なぁ北さん見た?」 「そういや見てへんな」 「アランくーん、北さん見てへん?」 「北なら部室行ったでー」 「俺ちょお行ってくるわ」 少しヒヤヒヤしつつ速足で部室へ向かう 今まで「こういう事」の時は連絡があった。 でも、まさか、いやでも...... 最悪の事態を恐れて足取りは早くなり無我夢中で駆け出していた。 部室棟の階段に見慣れた後ろ姿が座っていた。 「はぁっは... よかった...。 北さ」 もうすぐ練習始まりますよ、と声をかけようとした。 否、話しかけることが出来なかった。 北さんは目の前の「空」をジッと見つめていた。 その目は、まるで、まるで。 「っ、北さん!」 「!おぉ侑か。 どないした?」 「もうすぐ休憩終わりますよ」 「さよか、ありがとな。 ほな戻ろか」 「.... 」 立ち上がった北さんは動こうとしない俺に違和感を感じ声をかける。 「侑?」 「北さん... 」 「... 」 「さっき、見えとったんですか?」 「... 」 「やっぱ、そうなんですね..。 」 「わかったんか」 「まぁ... 見蕩れてとる目ぇしとったから」 「はは、さよか」 見蕩れていた相手が俺やない....。 その目が俺に、俺だけに.... っ 思えばいつだってその目は俺だけに向けられていたものでは無い。 俺は北さんの1番やないんか... ? 1度でも俺だけを写してくれたことがあったやろうか、 っ.... ! 「北さんは!!俺だけを見てくれへんのですか!? どうして!いつも.... !!俺は... !」 目頭が熱くなるのを感じる。 そんな俺を北さんはただ無言で見ていた。 落ち着いたら戻りや」 とだけ残して体育館へ戻って行った。 分かっとる。 北さんはちゃんと俺が好きやと思う。 やから引き止めれば戻ってきてくれる。 せやけど.... いつまでこれを続ければええんや.... 先が、思い描いていたはずの未来が 見えない。 ----------- それから それからまた同じ日々を繰り返していた。 でも一つだけ違った。 俺が引き止めた後、北さんはこう言うようになった 「... もうあかん。 疲れてもうた」 と。 どんなに、何回引き止めても、何回愛を囁いても、未来を描いても、それが根本に伝わることは無かった。 視界が滲み、足元がぼやける っ俺も、俺も....。 なんでなん.... っ北さん.... 「北さん、」 「... なんや」 「もう、っ終わりにしようや..... 」 絞り出した言葉に空気が揺れる 北さんの顔を見ようと顔を上げると、心臓が震えた。 さよか」 北さんは笑っていた。 嗚呼、綺麗だ....。 思えば初めて「笑った」のを見たかもしれない。 普段の笑顔ではなく、何かがようやく落ち着いたような、笑顔 北さんは、俺を待っとったんか...。 「侑」 手を差し出される 「行こか」 「はい。 」 俺はその手をとった。 涼しい風が頬を撫でる 「北さん寒ない?」 「大丈夫や」 静寂が訪れる 「侑」 「はい?」 「すまんな、巻き込んで」 北さんの口から出たのは謝罪の言葉だった。 「なーに言うんとんのですか」 「俺は北さんが好きなんや。 やから、これは俺の選択です!北さんが気にする事なんかなんもないですよ」 「!... さよか、ありがとうな侑」 「北さんはどうなんです?俺は、ちゃんと気持ち伝えたんやから」 すると北さんは少し嫌そうな顔をする 「今更言わんでも知っとるやろ... 」 「えぇやないですかー、北さんの口から聞きたいんですー!最後やし!」 「... そやな笑 侑。 俺も侑が好きや。 静かにせぇ」 「へへ」 再び静寂が訪れ、どちらからともなく手を繋ぐ。 北さんを見やると、少し微笑んで、 世界が逆さまになった。 まるで今、この世界には 2人しかいないようだ。 風の中を泳ぎながら、 繋いだ手が離れないように強く、強く握り合う。 「北さん、綺麗や... 」 「はは、侑も、綺麗やで」 ー夜を駆ける、「タナトスの誘惑」.

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YOASOBIって何者?「夜に駆ける」に隠された真実に迫ってみた

タナトス の 誘惑 小説

YOASOBIは音楽を努める 「Ayase」とボーカルを担当する 「幾田りら」で構成された音楽ユニットであり、本楽曲のアニメーションイラストは 「藍にいな」が担当しています。 第一章「夜に駆ける」公開されました。 原作小説「タナトスの誘惑」の世界を、藍にいな さんによる最高のMVと一緒に形にさせていただきました。 綴られているように 「夜に駆ける」は、星野舞夜が手掛けた小説「タナトスの誘惑」が元になっています。 私の本楽曲との出会いはYouTubeのおすすめでした。 色彩の良いイラストに釣られて再生をクリックし、鮮やかな鍵盤と幾田さんの歌声に一撃で魅了された私ですが、ルーツを調査し小説の世界観を歌で表現していると知って更に感激しました。 だからこそ味わい深いストーリーが生まれていたのだなと。 物語の全容を知れば感じ方も変わってきます。 それでは本題の楽曲考察に移っていきましょう。 まずはタイトルから。 楽曲名「夜に駆ける」とは 「夜に駆ける」とはそのままの意味だと 夜を疾走する。 となるのですが、実は本楽曲においては 二人で飛び降りていくさま を比喩する言葉として使われています。 MVを見ると分かるのですが、まさにクライマックスのシーンと重なります。 衝撃的なラストシーンに辿り着くまでの情景とは? 本題の歌詞に迫っていきましょう。 歌詞 沈むように溶けてゆくように 二人だけの空が広がる夜に 「さよなら」だけだった その一言で全てが分かった 日が沈み出した空と君の姿 フェンス越しに重なっていた 初めて会った日から 僕の心の全てを奪った どこか儚い空気を纏う君は 寂しい目をしてたんだ いつだってチックタックと 鳴る世界で何度だってさ 触れる心無い言葉うるさい声に 涙が零れそうでも ありきたりな喜びきっと二人なら見つけられる 騒がしい日々に笑えない君に 思い付く限り眩しい明日を 明けない夜に落ちてゆく前に 僕の手を掴んでほら 忘れてしまいたくて閉じ込めた日々も 抱きしめた温もりで溶かすから 怖くないよいつか日が昇るまで 二人でいよう 君にしか見えない 何かを見つめる君が嫌いだ 見惚れているかのような恋するような そんな顔が嫌いだ 信じていたいけど信じれないこと そんなのどうしたってきっと これからだっていくつもあって そのたんび怒って泣いていくの それでもきっといつかはきっと僕らはきっと 分かり合えるさ信じてるよ もう嫌だって疲れたんだって がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君 もう嫌だって疲れたよなんて 本当は僕も言いたいんだ ほらまたチックタックと 鳴る世界で何度だってさ 君の為に用意した言葉どれも届かない 「終わりにしたい」だなんてさ 釣られて言葉にした時 君は初めて笑った 騒がしい日々に笑えなくなっていた 僕の目に映る君は綺麗だ 明けない夜に溢れた涙も 君の笑顔に溶けていく 変わらない日々に泣いていた僕を 君は優しく終わりへと誘う 沈むように溶けてゆくように 染み付いた霧が晴れる 忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に 差し伸べてくれた君の手を取る 涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく 繋いだ手を離さないでよ 二人今、夜に駆け出していく 作詞作曲:Ayase スポンサーリンク 歌詞の意味・解釈 前提として 楽曲の基本情報の欄でも述べたように、「夜に駆ける」は原作小説「タナトスの誘惑」が元になっているため、そちらをご覧いただくことで歌詞の解像度がグッと上がります そのため今回の考察では、 歌詞と小説をリンクさせて解説させて頂きました。 小説の要点もおさえつつ解釈を行っています。 感想的な要素も強く入っちゃいました では、歌詞を細かく見ていきましょう。 1番 沈むように溶けてゆくように 二人だけの空が広がる夜に まるでこの世界に二人だけしか存在しないと思えるような妖艶な夜。 これが本楽曲の舞台。 情景はどのように展開されていくのでしょうか。 歌詞を追っていきます。 「さよなら」だけだった その一言で全てが分かった 日が沈み出した空と君の姿 フェンス越しに重なっていた まず前提として押さえておきたいポイント。 原作小説「タナトスの誘惑」の中では 生に対する欲動に支配される人間と、死に対する欲動「タナトス」に支配される人間が存在する。 そしてタナトスに支配されている人は「死神」が見える。 死神は、それを見る者にとって1番魅力的に感じる姿をしていて、それはまさに「理想の人」の姿をしている。 という世界設定があります。 ちなみに楽曲の主人公が好意を寄せている君 彼女 は、タナトスに支配されています。 だから「さよなら」と主人公に連絡しては、高いところから飛び降りようとする。 初めて会った日から 僕の心の全てを奪った どこか儚い空気を纏う君は 寂しい目をしてたんだ いつだってチックタックと 鳴る世界で何度だってさ 触れる心無い言葉うるさい声に 涙が零れそうでも ありきたりな喜びきっと二人なら見つけられる 原作小説で描かれていましたが、主人公と君が関係を持ったのも、飛び降りようとする君を引き止めたことがきっかけでした。 はじめて君を見た日、主人公は奇々怪界な雰囲気を感じながらも、どこか闇のある君に何故か自然と惹かれていきます ここは物語最後の伏線 飛び降りようとする君とそれを引き止める僕。 それを繰り返すことで主人公はいつか円満な二人の未来が訪れると確信しています。 だから付き合って以降も何度も君を引き止める。 サビ1 騒がしい日々に笑えない君に 思い付く限り眩しい明日を 明けない夜に落ちてゆく前に 僕の手を掴んでほら 忘れてしまいたくて閉じ込めた日々も 抱きしめた温もりで溶かすから 怖くないよいつか日が昇るまで 二人でいよう サビ1では、• 僕の手を掴んでほら• 怖くないよ• 二人でいよう など前向きな言葉が綴られていく。 なぜなら毎回「さよなら」と連絡を送ってくる君の行動から「君は自殺を引き止めて欲しいのでは?」と読み取っているから。 君が生を望んでいると勝手に解釈しているから、キラキラした温かい世界に誘おうとしているのです。 全ては 「魅力的な君」のため。 二人で手を取り合えば、俗に言う「幸せ」に近づいていけると信じて疑っていないのです。 完全に「タナトスの誘惑」の世界観に寄り添っていることが分かります。 原作を読んだ方は既にご存知かと思いますが、ここからのクライマックスまでのどんでん返しがすごい。 2番 君にしか見えない 何かを見つめる君が嫌いだ 見惚れているかのような恋するような そんな顔が嫌いだ 信じていたいけど信じれないこと そんなのどうしたってきっと これからだっていくつもあって そのたんび怒って泣いていくの それでもきっといつかはきっと僕らはきっと 分かり合えるさ信じてるよ はじめに紹介したように、 「タナトス」である君は 死神 自分の中で最大の理想像 が見えています。 君は自分には憂いの表情しか見せてくれないのに、死神には恋をしているような表情をする。 自分との態度の違いに苛立ちや焦りを感じながらも、やはり君への想いは解けないから 「いつか分かり合える」と必死に言い聞かせています。 歌詞にあるのはまさにその情景。

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「夜に駆ける」という曲が中毒性が高すぎる!もとになった小説「タナトスの誘惑」についても紹介します。

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昨日のツイートでも紹介したように、 「夜に駆ける」という曲が中毒性が凄くていい曲なので紹介したいと思います。 この曲は 「の誘惑」という小説をもとに作られた曲なので、その小説についても紹介します。 夜に駆けるとは? この夜に駆けるという曲は、 YOASOBIという日本の音楽ユニットが作った曲です。 このYOASOBIという音楽ユニットは、が運営している小説&イラスト投稿サイト「monogatary. com」に投稿された 小説を音楽にするスタイルの方々で、作曲の Ayaseさんとボーカルの ikuraさんの二人で活動しています。 この歌のもとになった小説が 星野舞夜さん原作の 「の誘惑」です。 この小説については後ほど説明します。 中毒性が凄い 夜に駆けるという曲は、中毒性がとても凄いです。 昨日始めて聞いた僕ですが、すでに20回以上聞いています。 それだけ 心地よく、中毒性が高い曲です。 この曲の中毒性はどんな要因があるのかを自分なりに解説したいと思います。 ikuraさんの歌声 まず、曲を聴くときにはボーカルの声が一番耳に入ってくる方が多いと思います。 ikuraさんの声は、 とても透き通っていて万人が「好きな声」と感じる歌声をしていると思います。 さらにikuraさんの発声技術も天才的で、リズム感もよく聞き心地がいいです。 中毒性がある曲は聞き心地がいい曲ばかりです。 キャッチーなメロディ AyaseさんはボカロPでこの曲の他にもいろいろな曲を作っています。 Ayaseさんの曲は メロディがキャッチーで印象的なものが多いです。 この曲もキャッチーなメロディで印象的であり、中毒性もあります。 他のAyaseさんの曲も聴いてみてください。 小説に沿った歌詞 この曲は「の誘惑」という小説をもとに作られています。 そのため、小説に登場した言葉も多く使われており、展開も小説通りです。 これは、小説を読んだ人にしか分かりませんが、 小説の物語が美しい歌詞として歌われています。 その歌の展開も中毒性のある一つの要因といえます。 の誘惑とは? の誘惑について少し説明します。 先ほどにも書いたように、星野舞夜さんが書いたの誘惑は、少しダークな話です。 タイトルの 「」とは、神話で 「死神」を意味しています。 の誘惑とは「死神の誘惑」、すなわち 「自殺」をテーマとして書かれている小説だと思います。 あらすじ 主人公である男性のもとに「さよなら」と書かれた一つのメールが届きました。 この送り主は主人公の彼女です。 彼女は自殺願望を持っており、以前にも何度か自殺をしようとする彼女を止めていました。 自殺を止めるために屋上へ行くと、そこには「死神が呼んでいる」という彼女がいました。 死神の存在を否定すると泣き叫ぶ彼女。 「早く死にたいの」という彼女に対して、主人公は「僕も死にたいよ!」と叫びました。 すると... 衝撃の結末をぜひご自分で読んでみてください。 5分ほどで読むことができるので、おすすめです。 曲を聴く前に読んだほうがさらに曲を楽しむことができるでしょう。 まとめ 中毒性のある「夜に駆ける」という曲を紹介しました。 小説をもとにした曲なので、ぜひ小説を読んでから曲を聴いてみてください。 iroirohanasu.

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