占い 石井ゆかり。 月で読む あしたの星占い(すみれ書房)

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占い 石井ゆかり

コミュニケーションといえば双子座や天秤座が挙げられますが 実は牡牛座も、トーク上手だということ、ご存じでしょうか。 うまいというか、とにかく話すことが好きなのです。 声がきれいな人も多いのです。 各星座に、特徴となる身体の部位がわりあてられています。 まず、頭を牡羊座に置いて、 足の指先が魚座の最後にくるように、ぐるっとえびぞりになります。 そうすると、 各星座がなんとなく、からだのあちこちにあてはまります。 これが、チャームポイントになったり、 逆に疾患を得やすい所になったりするわけです。 特に、出生図でたくさん星が集まっていたり、 火星や土星といった星がそのあたりにあったりすると、 そこをケガしたり病気したりしやすくなる、といわれています。 そのように見ると、牡牛座は、口からノドを扱います。 だから、喉元とかあご、口元がうつくしかったり、 声がきれいだったり、という方がおおいのです。 自然、話し好きになります。 口を動かしていることが純粋にたのしいのかもしれません。 牡牛座は、好き嫌いがハッキリしている星座、といわれます。 地の星座は、人間が身体で感じる感覚を認識することに、 とても優れています。 だから、職人や芸術家ができやすいのです。 スポーツをする人も、地の星座が強いひとがおおいようです。 地の星座は、牡牛座と乙女座と山羊座です。 細かい作業や技術的な熟練は、乙女座がすぐれています。 山羊座も感覚は鋭いのですが、 それを現実的に「使って成果をあげる」ことに頭が行きます。 で、牡牛座はどうか。 牡牛座は、感じたことを、楽しむのです。 とにかく楽しいのです。 そして、楽しんでいることを、確信しています。 こう書くと、なんかヘンな感じがするでしょうか。 ヘンだとおもうのは、もしかしたら 牡牛座の方だけかもしれません。 というのも、他の星座は、いろんなハードルが 「自分が楽しんでいて、すごく楽しい!」 っていう思いを邪魔してくるのです。 側にいる人間がどう思っているかだの、 社会的に見てどう思われるかだの、 家族がどうの、時間がどうの、みてくれがどうの、、、 あれこれが気になって、楽しみを十全に楽しむことがどこか、 出来づらい人が多いのです。 牡牛座は、そういうまやかしにはとらわれません。 いい! となったら、 いい! のです。 確信しています。 そこがすばらしいのです。 牡牛座は頑固だとか、安定志向だとかよく言われますが、 たしかにそういうところがあるかもしれません。 でも、それは、 自分が生き物として感じていることをきちんと肯定できるという 素晴らしい才能のおかげなのだと思います。 自分が感じたことを肯定できれば、それ以上の意見はありません。 自分が「今」感じていることが正しいのですから、 浮薄な変化など不要です。 牡牛座には、おいしい食べ物やきれいなものに目がない人が多いのです。 美や快に敏感な星座は他に、天秤座があります。 ですが、牡牛座の「きれいなもの」は、 天秤座のすきなものとはちょっとちがいます。 天秤座は、どちらかというとスタイリッシュ、ハイセンスです。 牡牛座は、愛らしいとか、質感がよいとか、目にあざやかとか、 いい仕事しているとか、そういうきれいさを好むことが多いようです。 だから、全体としてのバランスはあまり考慮されなかったりします。 周りから見たら「ちょっとキッチュ?」という格好をしている人も たまにいます。 天秤座は、モノの価値を「評価し判定する」のですが、 牡牛座は、直接「感じる」のです。 比較したり対照したり体系化したりには、それほど興味がないのです。 形ある「もの」をそのまま直接楽しむことがとても得意なのです。 書画骨董、お高級な食器やふとん、家具やエクステリア、 牡牛座の心を動かすモノは、銀座の大通りや百貨店にあふれています。 牡牛座はそれらを涎をたらしながらためつすがめつして、 既に買ってあるモノたちとのバランスやコーディネートとかはあまり考えず、 たのしくコレクションしたりします。 もちろんこれは強めな比喩ですが、 それくらい、モノをストレートに楽しめるということなのです これらは、五感を楽しませているわけです。 この「感覚」の力は、 相対する人間とのコミュニケーションや、 自分自身を吟味するときなども、 同じ様なアプローチにを生み出します。 自分がすなおに感じていること。 それが基本なのです。 感じる、というのは、 水の星座のようにどこかイメージの中で感じるのとは違います。 具体的で、あたたかいのです。 そして、自分が感じたことを当然のごとく信じ切っています。 ですから、 進み出すまでには時間がかかることが多い牡牛座ですが、 進んでいるときは迷いはありません。 体の中に最も信頼できる磁石が内蔵されているからです。 水や風の星座のようにちいさな揺れにびりびり反応したりしません。 安定的で信頼性の高い、GPS以上のアナログ磁石。 そんなイメージがあります。 自分が感じていることが基本なので、 他人がどう感じているか、ということには、 若いウチは無頓着なところもあります。 でも、自分がひとたび理解したり感動したりしたことには、 とても忠実です。 年齢を重ねて、体験を重ねて、 人々の中で揉まれるウチに、だんだんと 人の感じていることも自分で感じられるようになります。 これは努力目標ですので、 意識して「ひとのきもちに気がつくようにしたい」とおもっている人と そうでない人とのあいだには、 ものすごい乖離があります。 牡牛座の持つ素晴らしい特徴群のうちのひとつ 「やさしさ」 が、 それを受け取る人間にとって意味あるものとなるかどうか。 洞察の力は、がんばって育てねばなりません。 人の気持ちがわかりにくい牡牛座は、 人間関係でときどき、痛い思いをすることがあります。 とても気が合うと思った相手が、 実は自分に合わせてくれていただけだった、 ということがたまにあるからです。 たくさんたくさん自分の話をくりだしてしまう所がある牡牛座。 悪気が無く、ストレートで、ほんとう!にイノセントなのですが、 ときどき、他人にほとんど興味が無くなるのは、ちょっと悪い癖かもしれません。 また、「安定していたい」「安心していたい」というきもちがとても強いので、 あまり良くない状況にでも、必死でしがみついてしまうところもあります。 ぱっと居場所を変えたらもっとずっとラクになれるかもしれないのに、 なぜか、 慣れた苦しみの方を選んでしまう面も、あります。 牡牛座にとって、転居や転職はもっとも苦しいことだったりします。 ですが、その「苦しみ」は、 実は自分の心が作り出している「安定幻想」のせいだったりするのかもしれません。 辛くて仕方がないときは、 どうしてもまもりたい、失いたくない、手に入れたい、 とおもうものを、じっと心の中でみつめて、 両手でしっかり握っているところを想像してください。 そして、その両手を、 ぱっ とはなして見てください。 どうですか。 そのイメージした「なにか」は、どうなったでしょうか。 逃げていったか、なくなってしまったか、かわらずにそこにあるのか。 もしかわらずにそこにあったとしたら、 貴方の苦痛は、貴方が作り出した幻想です。 もし手を離したとたんに貴方から離れていってしまったとしたら、 それは、貴方のモノではありません。 あきらめて、べつのものを探したほうが、いいのかもしれません。 貴方は独占欲の強い人ですが、 目の前のものが自分のモノなのか他人のモノなのかについては、 ほんとうは誰よりもよく感知しているひとです。 モノを長く楽しむためにはどうするかというと、 たいせつにまもるのです。 牡牛座は、何事もたいせつにします。 自分が好きだと感じたものは、 たいせつにたいせつに、とっておきます。 そして、それが傷つくようなことは、できるだけしません。 牡牛座の特徴はもうひとつ、 変えないように、守ること、です。 時間が止まってしまったみたいに、牡牛座の気持ちは信用できます。 普段蟹座とか双子座とかとつきあっているひとは、 牡牛座のあり方が決して信用できないでしょう。 すきだよ、と牡牛座の星が言ったら、 それはケンカ別れしても10年経っても状況がどんなふうでも、 貴方の見た目が変わろうが誰かと結婚しようが子供ができようが二重スパイだろうが、 再会したらしたら昔と同じに すきだよ。 ほぼ変わりません。 そう言ったなら、そういうふうに生きているんです。

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石井ゆかり星占い:うお座の本質

占い 石井ゆかり

中でも皆が「大好き」と口をそろえるのが、石井ゆかりさんです。 毎朝無料占いが届く公式Twitterアカウントのフォロワー30万人、毎年の占いでは120万部を超えるベストセラーを出し続ける人気のいっぽうで、占星術家とは決して名乗らず、自分の写真も公開していません。 肩書は「ライター」。 そんな石井さんの占いに、惹かれている人が多いのは、なぜなのでしょうか。 どんな風に、言葉を選んでいるのでしょうか。 ご本人に話を聞いてみました。 最初に、「月は日中山羊座で、22時過ぎに水瓶座に移動する。 25日が新月なので、最後の月齢。 土星・冥王星の上を舐めていく。 大きな扉や門を、静かな光が照らしだしているような」と、星空のスケッチのような説明が入り、そのあとに12星座の占いが30字前後で続く。 筆者の星座を読むと、「獅子座は秘めた実力がサクレツするような日。 力を出すチャンス」。 そういわれるとなんとなく、ちょっとわくわくして1日を始められる気が。 毎日読んでいると、「クッキーモンスターみたいな日」「破天荒な調整役」「乾いたところに水を注いでもらえる日」等々、何だかその日が楽しみになるような言葉を読むのが、だんだんクセになってくる。 最新刊『月で読む あしたの星占い』の帯にも「簡単ではない日々を、なんとか受け止めて、乗り越えていくために」とある。 石井さんの著作に共通するのが、この、上から目線でもなければすぐ隣りで励ましてくれるわけでもない、絶妙な距離感だ。 あなたのせいじゃない。 っていいたいんです、私は 実はインタビューを申し込んだとき、石井さんが日々書いている占いと同じお話になってもと、「2020年、大事にしたい三つのことば(キーワード)」という形で、1年を楽しく生きていくためのお守りになる言葉を教えてほしいというお願いを添えた。 だが、石井さんから返ってきたメールには、こう書いてあったのだ。 アドバイスしない、星占い! どうしてですか? やっと会えた石井さんは、その理由をさらっと笑顔で言った。 「『こうすればよくなるよ』、というのは、『自分でコントロールできる』っていう前提の発想ですよね。 でも、人生には、自分ではコントロールできないことがたくさんあります。 なのに『全部、自分でなんとかできたはず』と思うのは、つらいんです。 2020年はこう過ごした方がいいですよ、って言っちゃうと、もうすでに、『自分』のせいになってしまいます」 「もちろん、そういう『アドバイス』を求めるニーズはあります。 『こうしたらいいよ』という占いを必要とする人はたくさんいて、それを否定するつもりはありません。 でも、数ある占い記事の中には、それ以外のものもあってもいいと思うんです。 私の占いでは少なくとも、それをしない。 『あなたのせいじゃない』って言いたいんです、私は」 なるほど。 それが一番、わかりやすいです。 したくなるかもしれないし、ならないかもしれない。 こうしたらいいよ、でも、こうなります、でもない。 あなたがそれをしたくなるかもしれないし、したくならないかもしれない、つまり、占いとしては、何も言っていない(笑)。 でも、そのぐらい無責任になったときに初めて、ああ、私のせいじゃなかったって思えるのかなぁと」 では、石井さんが星占いで見ているものは、何なのだろうか。 火星がさそり座にいると、赤くしたくなる そこでカバンから石井さんがさっと取り出したのが、クリアファイルにはさまれた紙だった。 よく見ると、本の校正刷りの裏紙。 そこに、来月の12星座の図「ホロスコープ」が書いてあり、月や火星や木星、金星など10個の星のマークが、いろんな色で囲まれている。 パソコンでももちろん作れるのだが、星座の配置を見るときに、こうして星に手で色をつけながら書いていくほうが、頭に入ってくるのだそうだ。 「なんでこの色かっていうのは、たぶん占いをやってる人が見れば、なんとなく、こういうイメージでこの色にしたんだろうなと想像してもらえると思います。 たとえば火星って火の星で、その火星がさそり座にいるとすごく元気なので、赤くしたくなるわけです」 じゃあ、火星が別の星座にいるときは、赤くはならないんですか? 「ちょっとゆるい赤とか、紫にしたいところもあります。 だからペンもいろんな微妙な色をそろえておいて、緑だけでも3種類とか(笑)、そういうので少し強弱をつけたりしますね」 それで星座ごとにイメージを思い浮かべて書くのかと思ったら、「こういう配置があったときにこういう言葉遣いとか、わりとロジカルに文章を書いている」そうだ。 「占星術は、すごくミステリアスなイメージを抱いている人もいると思うんですが、基本的には、人間のイマジネーションと根をひとつにしているものだと思います。 ごく平たく言えば『茶柱が立ったからいいことがある』みたいなのも『占い』です。 人間の心が自然現象をつかまえて、そこに意味を見いだす、というしくみがあるんですね。 星がこう動いたから今日、今年はこんな感じ、っていうのを人間の心がつかまえている。 たぶん、そこに『つかまえられるものがある』ということに、大事な意味があるんです」 と、石井さんは言う。 「意味があるというのは、スピリチュアルな意味ではなく、たとえば、たくさんの大人が、サンタさんがいないってわかってるのに、子どもに『サンタはいるよ』って言いますよね。 あのファンタジーのありかたと、『インチキだと思いつつ、星占いを読む』っていうメンタリティとは、あまり変わらないのではないかと。 そこに、大事な意味があるのではないか、と思うのです」 「すみれ組」の組という漢字が気になって仕方なかった 小さいときから、文字への興味が強かった。 原体験は、幼稚園時代に、げた箱で見た「すみれ組」の「組」という文字。 「あれ、たぶん組って読むんだ、すごい難しい字だなって思ってたのを覚えています。 あと、家で大人が新聞を読んでいるのを見て、『あれが全部字なんだ、意味があるんだ! 大人になったら全部読めるんだ。 本当かな』って、考え込んでましたね。 本当に自分もあれが読めるようになるのかな、って」 そのまま、大きくなったら本を書く人になるだろうと思っていた。 でも最初から、「占い」を書きたかったわけではない。 「星占いだったら、自分が書いたものを読んでもらえると思ったから」。 石井さんが占いを始めたのは学生時代、つきあっていた人に、ほかに好きな人ができたと別れを告げられてから。 そのお相手の女性が「占いが得意らしい」と聞いて、興味がわいた。 「単純にまず、占いってどうやるのかな、と自分のホロスコープを書いてみたら、いい配置という風に思えた。 誤解だったんですけど、よく見えた。 インターネット黎明期で、携帯電話のネット接続もなく、みんな会社のパソコンで見ていた頃。 「読者は女性が多いんですけど、そのころ会社でパソコンを使う女性ってどういう感じかっていうと、『占い好きの若い女性』のイメージではないんですね。 大人の女性です、現場というより管理職とか、私から見れば『すごく偉い人』も多かった。 だから、大人に向かって書いてる感じでしたし、教えていただくことも本当に多くて。 ウェブはインタラクティブなので、書くたびに、読み手から直接、メッセージや意見、感想が飛んできた。 「その中で、ああ、こういう書き方すると傷つくんだとか、怖いんだとか、こう言うと伝わるのかとか。 あいまいな書きかたをすると、悪いほうにとる方が多いんです。 文脈ではなくて、言葉にすごく敏感に反応される。 彼との仲が終わるんじゃないか、つらい恋だけど終わりたくない、とか。 「これはただアタリをやわらかくしようとか、オブラートにくるむみたいなことではなくて、むしろ、はっきり伝えたい、誤解されたくない、という思いがあるからです。 状態が風景で見えるように、動きとして感じられるように書ければ、と思います。 なかなかうまくいかないですが」 逆に、自分でよくわからない言葉……運勢とか、性格というような言葉は使わない。 そんな石井さんの本は、星座や年間の占いにはとどまらない。 』『愛する力。 『青い鳥の本』『金色の鳥の本』『黒い鳥の本』のような「ビブリオマンシー」とよばれる、開いたページの言葉をそのときのメッセージとして味わう本。 占いや夢などについて、より詳しく書かれた『月のとびら』『星の交差点』『夢を読む』……さらに『禅語』『親鸞』のような、仏教の言葉から生きる手掛かりを探し出すエッセー。 いずれも、一つの言葉やシンボルから、イメージが大きく羽ばたいていくような本ばかりだ。 実は今年は占星学上では、約20年に一度、木星と土星が重なる「グレートコンジャンクション」という大イベントがある年なんだそうだ。 「でも、グレートコンジャンクションが起こるのは、今年末の12月22日。 年内は、実は2017年終わりごろに始まったことが一番大きくなる年です。 「個人としての人間ではなくて、集団としての人間です。 これは一般論ですが、人間って、ひとりぼっちだとすごい弱いんですけど、集団になると強いですよね。 でも、タチが悪いんです。 一人でおとなしく飲んでいる飲んべえはかわいいけど、集団になると、仲間うちでもおそろしいことが起こったり、外に対しても傍若無人になったりしますね(笑)。 人間は、ひとりひとりは、弱くて優しい、イイ人なんです。 でも、それが集団になると、戦争みたいなとんでもないこともできるのです」 そんな風に集団が強い時期には、「自分がその集団で、どういう立ち位置に立つのか、というのがすごく重要になってくる」と、石井さんはいう。 「つまり会社の中にいて、この会社はどうなるんだろうなって思ってるのと、この会社をどうしようって思ってるのとでは、だいぶ動き方が変わります。 集団の力がクローズアップされたときに、自分がやられる側に回っちゃうと非常に弱くなるかもしれない。 だから、たとえば『世の中はどうなっちゃうんだろう』じゃなくて、『選挙に行こう』みたいに、この世の中にどうかされてるんじゃなくて、この世の中を私も作ってるっていう風に思っておいた方が、支配されつくさなくてすむんじゃないかと思うんです」 「でも何でしょうね、2020年はどんな年?っていう質問は、その年に何かカラーがあるはずだという、その思い方がすごく面白いと思います。 誰に教えられたわけでもないのに、昨年とは全然違う今年なんだ、って多くの人が思っている。 「私が『筋トレ』を始めた時は、インターネットを使っている人はごく一部だったんですけど、いまはみんなが使うようになって、ものすごくオープンな場になってしまいました」 占いってもともと、こそこそやるものなので、と石井さん。 「占いが恥ずかしいというより、隠しておくことで力を持つ部分があるんです。 隠れてやるのが醍醐味、みたいなもので(笑)、だから、こんなふうにぱーっと外に出ちゃうのは、占い自体の意味合いが変わってしまうというか、ちょっとこわいなと思う部分もあります」 最近は特に「生きづらさ」とか「自己肯定感」とかいう言葉が占いの場でも普通に使われるようになり、これってどういうことなんだろうな、と、よく考える。 「自分が単純に『ここにいていい』って思えること、ここにいる権利があるって自然に思えるっていうのが、自己肯定感なんだろうなと思います。 お店でラストオーダーを取りに来たとき、注文できる能力というのか(笑)」 それは自分が何かをよくできているとか、頑張っているという「自己評価」とは違う。 「頑張らなくてもここにいていい、という思いが自己肯定感なので。 そういう意味で、自己肯定感がない人が私の占いを読んで、あ、自分のせいばかりでもなかった、って思ってもらえたらいいなあと思います。 決して『自己肯定感を高める』みたいなことはできないけれど、『自分が悪い』『自分のせいだ』と思いすぎないでいられるために、かすかにでも、目先を変えられたらと」 言葉の裏側には、20年間、サイトでつながっている読者との連帯感、があるという。 「長く読んでくださっている方が多いので、みんなでいっしょに生きてるよね! というような感覚がでてきました。 いけないなと思いつつも、よく占いの中に『わたしたちは』っていう言葉を使ってしまいます。 べつに集まってなにかしたり、やりとりしたりするわけではないんです。 ただ、ほんとうにうっすらとした連帯感みたいなものを、読者の方との間に、勝手に感じています。 やっぱりみんなで同じ時代を生きているよね、っていう感じを」 だからみんな励まされちゃうんですね。 勝手に。 「いや、読者の方はどうかわからないですが、でもお互い、そうだったらいいですね(笑)」 愛の追い風 もう一つ、気になることを聞いてみた。 石井さんの大ファンである編集部員が特に好きな石井さんの占いフレーズ、「愛の追い風」について、だ。 インタビュー前、こう頼まれた。 「『愛の追い風』が吹く時期が誰にでも年に数回あるんですが、いざ来てもどう使えばいいかわからないんです。 「星の吉角、昔からいわれる120度というのがあるんですが、この角度の時に『追い風』と書くことが多いです。 『追い風』は少し離れた場所から、強い星に応援してもらっているようなイメージです」 じゃあその追い風がきたときは、どうしたらいいんでしょうか? 「好きにしろ、ですね(笑)。 そのときの気分で。 追い風っていう言い方が好きなのは、そこに乗って動けば意味があるけど、動きたくなければ、乗らなければただの風ですむ、というところです。 決して強制するものではなくて、使いたければ使えるよ、という『風』です。 私の占いは、基本的に、ぜんぶ『好きにしろ』なので。 言い方が悪いかもですが、『もっとやれ』か『好きにしろ』か、そのどっちかなんです」 乗っても乗らなくてもいい、風のような「希望」。 石井さんの言葉には、その軽やかさがある。 私も2020年、好きにしようっと。

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2020年を“怖い”と感じる人へ…石井ゆかりの助言とは?

占い 石井ゆかり

感情的な衝突が起こりやすい星回りです。 これは少しずつ形を変えながらしばらく続くので、みんな頭の端においておく必要があるかも。 よくあるのは「今まではこれで許されてきた、これが正しいという構図だった」というものに対し、「でも今はそうじゃない、少なくとも私は違う!」というような意見を表明したくなる感じかな。 それがあくまで自分の考えに過ぎなくても、正直でいようという気持ちの表れでしょう。 おそらく現状の多数派は、まだこれまでのほうに属していますが、それはまだ変化の必要性に十分気づいていないか、それを認められないでいるからでしょう。 その、表明した人を説得するとか、そういうことで解決できるものではないのです。 そこを理解していないと、本来責める必要のない人を責めたり、責められたり、何だかモヤモヤしたものを過度に抱えてしまうでしょう。 何か問題に直面したら、まず一人で自分の本音と向き合ってみるといいですね。 人に相談すると、どうしても多数派に流されがちなので。 また、そういう気持ちの揺れも多いせいか、今は「え、そんな言い方ある?」みたいな言動をしてしまいやすい面も。 ちょっと余裕を持てば、より伝わりやすく、ユーモアをまじえた伝え方だってできるはず。 昂りやすいときなので、まずは落ち着きましょう。

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